2010-09-25 15:30:36

ワタリドリ

テーマ:むかし
■タクシーの運ちゃんだったんですけどね。ある時新宿駅でキレイな女の人乗っけて、どーゆー風にキレイかっちゅうと、当時お世話になってたAV嬢にそっくり。意味も無くドキドキしながら妄想しながら世間話してたら、下りるときにそのお姉さんが「私、父がやってる会社にいるんだけど、アナタ、今度ちょっと来てみない」って。エーーーッ!!どんな展開が!?んで、後日アポ取って、公園にタクシー停めて、タクシーサンダルを革靴に履き替えて、西新宿の結構こぎれいなビルにあるオフィスにいったんですよ。件のお姉さんに迎えられて、奥に通されて出てきた父は、メガネかけた技術屋社長って風情で、ちょっとおっかないけど、ウサン臭い風ではなかった。

「まずキミにはねえ、ワタシが開発した、超小型ジェットエンジンの歴史を見てもらうよ!!!」

で、いきなり、社長がゴォーって火噴いてるロケットエンジンの前で難しい顔してる映像が流された。絵面はそのままで、画面のテロップだけが、「1000℃突破。。。2000℃突破。。。3000℃突破」って淡々と流れる。そんで「エンジンはついに一万℃を越えた」って流れた瞬間、社長が、

「これ、この火が爆ぜたらねえ、イチコロなんだよ!!ワタシもこれ浴びて、アタマに穴開いたんだから!!!」

とまくしたて、コメカミのキズを見せた。確かにコメカミがざっくりえぐれてた。と、まあ何かスゲーのは分かったけど、いったい俺にどうしろというんだろうと、段々不安になってきた。

「ところでキミ、渡り鳥がなんであんなに長時間飛んでいられるか知ってるか?」

まあ、そんなん知りませんわな。曖昧な顔で、ハア、イヤとか相槌打ってたら、

「ハッハッハッ、そーだろ、分からないだろ。実はな、渡り鳥は驚異的なパワーを生み出す水を飲んでいるから、あんなに長く飛んでいられるんだよ。で、ワタシはだな、その渡り鳥が飲む水がある場所を発見したんだ!!!」

「えっ、どうやって見つけたんですか?」

「渡り鳥を追っかけたに決まってるだろうが」

「それは例の小型ジェットを使って?」

「??あーあれは関係ない。網持って追っかけて見つけた」


って、マンガだったらズコーってコケるよそれ。なんなんだよ。で結局のところ、その渡り鳥の水をですね、「渡り鳥の青い水」だかそんな商品名で、ガン、ボケ、アトピー、インポ、何にでも効くっつー触れ込みで売ってるっつう、まあよくあるアレだった。いやあ、トんでもねーとこ来ちまったなあ、早く仕事戻らなきゃって呆けてる俺に、お姉さんがデキる女口調でいうんですよ。

「アナタ、就職できなかったっていってたわよね?ウチに来れば、逆にそいつらを使う立場になれるのよ」

社長もなんでか上機嫌で、

「ワハハハハ、そーだそーだ、その通りだよキミ!!まあ、今すぐここで採用でもいいんだがね、一応、志望動機を原稿用紙一枚くらい書いてきなさい!!」


志望動機って、ぼくも網持って鳥追っかけたいですって?ムリ!!!まあムニャムニャ適当なこといってその場を退散して、当然それっきりにしたけど。帰り際に社長がくれた「渡り鳥の青い水」を試しになめてみたら何だか苦しょっぱかった。何でそんなもんなめるの?っていわれりゃあ、そりゃあ、もしやあの美人の何かが?とかさあ、ちょっとは思うでしょ。で、結局ジジイのションベンだったりすんだけど。で、結局父じゃなくてパパだったりすんだろうし。おしまい。


■というわけで、渡り鳥を追っかける旅に出るので、9/30~10/9までお店休みます。よろしくでーす!!!



2010-07-27 11:24:56

テーマ:むかし
■山ごもりの土方仕事やってたことあって、コンビニ行くのも山一個降りてかなきゃなんないようなとこにムクツケキ野郎どもの集団で、タコ部屋ってほど悪環境でもなかったが、こもるんですよ。休みったって東京に帰れるわけじゃないし、しょーがねーからバス乗って街に出てぶらぶら過ごして。あーもーこんなんやってらんねーなーって、たまたま駅ビルの本屋で買った本が村崎百郎の「電波系」で、ドトールかなんかでだらだら読んでたら、ホントどーでもよくなっちゃって、その場で公衆電話から社長に電話かけて辞めさせてもらった。でまあ、俺が辞めるとなると交代要員がいっから、至急東京から来たんだけど、そのジジイがビックリするくらい吉田佐吉ソックリでさあ。さかなクンみたいな子分に運転させた軽自動車の後部座席でふんぞり返ってブババッバーンって現場に乗り付けて、「えぁ、昨日寝ねえでコイツに運転させてよぉ、駆けつけたってワケよぉ」みたいな感じで、言動もリアル佐吉で。なんだか、どーでもいい因果を感じたんだった。そんで俺は、帰る前の晩、若い衆で酒盛りやってたら酒切れちゃって、買いにも行けないし、しょーがねーから監督が後生大事にチビチビ飲んでた山崎かなんか、ぜーんぶ空けちゃって、次の日激怒した監督に、「オメーみてーな野郎、辞めてスッキリすらぁ!!!とっとと消えろ!!」って怒鳴られて、そのまんま消えたかったんだけど、まだ一日仕事があったから気まず~い感じで夕方までやり過ごして、とぼとぼ鈍行で帰った。そーいえば、そんときの親方の名前が銭袋さんで、銭袋なんて苗字つけたご先祖さん、なんかスゲーと思った。ゼニさんは仕事がヒマなとき、サンダーで鉄片削ってドス作ってた。おしまい。



カシラ日記-電波系



2010-03-17 16:02:09

アバター

テーマ:むかし
■ここんとこ毎日CSで、ふぞろいの林檎たちⅢ観てて、柄本明演じる石原真理絵旦那の、スカっと邪悪な感じ、誰かに似てんなーと喉に小骨が刺さっていたが、ダメリーマンのヤンDくんに似てる!と気づいた週末、本人がヌラっと店に来て、やっぱこの、邪悪な感じ似てるわーと再確認した。ヤンDとはむかし、多摩の山奥まで謎の花粉注射打ちに行った花粉仲間だったが、今はお互い卒業してっから、

「今さら花粉とかマスクとか流行んないよなー、俺らとっくに花粉通り過ぎてんもんなー」  「そーそー」

という会話をしていたが、

「アバターもよー、今さら3Dとかいったって流行んないよなー、俺らとっくに3D通り過ぎてんもんなー」

といい出したから、何の話?アバター最近じゃんと問いただすと、

「ほら、キンタマ3Dにしたじゃんよー」

って思い出した。ヤンDがバイトしてたビデオ屋でよくみんなで酒飲んで溜まってたけど、あるとき赤青3Dメガネのビデオ貸し出してて、俺が突然ひらめいて、キンタマをペイントマーカーで赤青に塗り分けて、「スゲー!!3Dチンポ!!」ってメガネかけて見たらホントに3Dで、感動のあまり、ビデオ屋に来たお客さんに次々と、「これ、マジ3Dなんす、見て下さい!!」って赤青生キン見せてたんだった。でも、男女問わず例外なく感心してた。ホントだよ。ただ、確かに3Dは先取りしてたけど、アバターの3Dはそーゆーことじゃないらしいよ。


■タクシーの運ちゃんやってたとき、勤務中朝6過ぎから夜中3時の放送終了まで20時間くらい、ずーーっとJWAVE聞いてた。多分、当時日本で三本指に入るくらい聞いてたんじゃないか。だからつって、今は何聞いてたかほとんどなんも覚えてないんだけど。ピストン西沢がまだ駆け出しで、MCATのボンバヘミックスコーナーやってて、あーもー飽きたこれーって思ってたのは覚えてる。いま運ちゃんやったらTBSラジオ一日中聞いてっかねー。しかしラジコ 便利。ウチの店AM入り悪いから、今までポッドキャストでしか聞けなかったけど、これからキラキラ毎日聞けるわー。






2009-10-19 15:39:25

クディクディドーン!!

テーマ:むかし
■若い頃タクシーの運ちゃんやってたんだけど、思ったほど、イヤな客とか困った客はいなかったが、変な客は結構いた。新宿あたりで乗せた親子連れ。手をブッチャーみたいに包帯でグルグル巻きにしたうつろな巨漢の子どもと影のある母親。走り出したら突然、ブッチャーが叫びはじめた。「クディクディドーン!!クディクディドーン!!」アチャーとは思ったが、放っとくしかないからスルーしてたらお母さんが申し訳なさそうに、「すいません、本当にすいませんねえ」というので、俺もそのままスルーで走り続けた。そーすっと、坊やの叫び声がどんどんでかくなる。
「クディクディドーン!!クディクディドーン!!クディクディドーン!!クディクディドーン!!ドンドンドンドンドンドンドーン!!」

でかいだけでなくて、BPMもどんどん上がってって、タクシーがラブパレードの山車みたいになっちゃって。どーすんべーこれと呆れてたら、お母さんがぼそぼそささやいていた。

「だめ、やつらに操作されちゃだめよ。宇宙に勝たなきゃダメ!!」

あんたもかっつー話。あと、六本木で乗せた、黒人ガイと、日本人ビッチ二人組っつう、いかにもな客。お互い言葉は通じない同士なんだけど、ガイはしきりに「ワタシは、アナタタチに、セキニンがアリマース!!」っちゅうことを訴えてるわけよ。訴えてると思ったらいつの間にか静かになったと思ったら、後部席から淫靡な音が聞こえてきて車内には淫臭が。。。。責任ってそーゆーことですか!!そんな責任果たしながらも、「中杉通り、ミギにイカナキャダメデショ!!」って俺にダメ出しまでして、デキる男であった。それとビローついでに、客じゃなくて俺の話だけど、座りっぱなしのせいか、屁が止まんなくなんだよ。それも、ガス漏れみたいに、いつの間にか漏れてんの。「ウワッ!!クセー誰だ!!」って俺しか乗ってないことしばしば。お客さん乗っけて真冬の高速走ってたら、ガス漏れしたときあって、グーグー寝てたお客さんがガバって起きて、窓全開にして、鬼のような目でルームミラー越しに俺を睨んでいた。とまあ、ビローな話が続いたのでこれで失礼。



2009-04-21 11:27:57

ブー

テーマ:むかし
■出勤途中の道ばたでへたり込んでるじじいが、何か見たことあんなー誰だっけなあと思っていたら、向こうもそんな顔でこっちを見ている。そのまんま誰だっけなー誰だっけなーと通り過ぎ、しばらくして思い出した。むかし住んでたアパートにいた、ドス黒い高木ブーみたいなじじいだ。働いてんだか働いてないんだか、いつも何となくブーブーしてた、ダウナーなじじい。俺が旅行に行って一週間くらい留守にした後、帰ってきたら階段とこで奥のおばちゃんに会って、どーもどーもなんて挨拶しようとしたらおばちゃんがまくしたてた。

「お兄ちゃん!!ンモー大変だったのよ!!下に住んでるじじいいるでしょ?あいつ、ケンカしてここで包丁振り回して捕まったんだよ!!昨日も腰に縄つけて現場検証してたんだから!!」

へーあの大人しそうなじじいがねえ、と意外だったが、まあ、これでもう戻って来ないんだろうなあ思っていたら、ちょっとしたらまた何食わぬ顔で戻ってきてブーブーしてた。そのアパートは取り壊されてもう無いし、じじいもいつの間にか消えていたけど。こないだへたり込んでたじじいは、包丁を持っていなかったが、横に愛人みたいな熟女を従えて、「ンモー、アンタ早く立ちなよー」みたいに促されていた。



2009-02-27 13:10:14

ハードディスク

テーマ:むかし
■データのバックアップ取るんでハードディスクの底無し沼漁ってたら、懐かしい画像が色々出てきた。



カシラ日記-野焼き


これは中国の国内線の広報誌かなんかに出てた、麻薬撲滅キャンペーンの記事なんだけど、押収したヘロインの焼却処分っつーことで、巨大な中華鍋で燃してる。ヘロイン炒めかよっつう。大陸の人はやることがいちーちワイルドだ。



カシラ日記-大麻市


土曜大麻市。国内某所であった若麒麟フェスティバルの写真。。。だったっけ?横の処方せん受付も気になる。




カシラ日記-書初め


俺ん家で新年会やって、みんなで今年の抱負を書初めたんだけど、切実なオトコが一人。無事勝ち取って、今は立派な社会人です。「なんで田代が二年で俺が三年なんだよ!!」って逆ギレしてたような気も。



カシラ日記-パレード


魁皇優勝記念パレードを、一人でシモキタ一番街でやったときの記念スナップ。この頃は俺も現役退いたばっかだったから、ガチムチだった。身長も2m近くあったんじゃないか。


とまあ、自分でもあやふやな画像がたくさん出てくっから、たまにドブさらいしてみっと面白いかも。



2009-02-10 13:33:40

曼陀羅

テーマ:むかし
■昔住んでたアパートの隣の部屋が高エネルギー研究所だった。っても、ドアに「高エネルギー研究所」って貼ってあるだけの、ただのボロ部屋なんだけど、ほとんど使ってる風がなく、空き部屋みたいなもんで、音とかじゃんじゃん出しても平気だから便利でよかった。一階に住んでる着流しで文豪風な背の高いじいさんが、高エネルギー研究所長。「ワタシはね、高エネルギーの方をやってましてね」つってた。所長は毎朝中庭で、「みんなーオラに元気をくれー!!」みたいな感じで、ニャムニャムニャムーってオリジナルの呪文を唱えながら太陽に両手をかざしてた。宇宙パワーをもらってたんだろか。ニャムニャムニャムーっていう呪文の内容を研究するのが高エネルギー研究所の主な活動だったのかもしれない。そんなんで、何年も隣は高エネルギー研究所だったから、使い勝手が良かったんだけど、ある日閉鎖されることに。隣でガタガタ片付けが数日続いて、ああ全部片付いたんだなーって頃、ウチのドアに小さい曼陀羅がぶら下がってた。もしや所長?と思って、下の所長の部屋へ行くと、宇宙パワーが切れたんだろうか、一気に弱ってベッドで寝たきりの所長が、クワッ!って最後の力を振り絞る感じで、「それはアンタに託す」って。そんな託されても。。。しばらくして、全く所長の姿を見かけなくなったから、所長の奥さんと仲がいい、ウチの奥に住んでるおばちゃんに聞いたら、「ああ、死んじゃったよ」ってあっさり。というわけで、捨てるに捨てれない曼陀羅は、今も店の奥に飾ってある。高エネルギーが出てるかどうかは知らん。


カシラ日記-曼陀羅




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