■まっとうな社会人様から見れば、仕事なんてしてないに等しい、「仕事?あーあー、来世でね」って俺ですが、物理的な休みは全然ないというか取らないというか、だって息って止めないでしょ?なありさまで、丸々の休みは二ヶ月に一度取るかどうか。昨日は三ヶ月ぶりの、休みらしい休みだった。で、たまに休むとどうしたもんだか途方に暮れて、休むぞ、休むぞ、全力で休むぞ、ってやけに力んでしまいへとへとになる。だから休まないという悪循環スパイラルは承知しているのだけれど。
■昨日もリキ入りまくりで、朝五時に起きて築地に寿司食い行って、銀座、谷中散歩して、千住で飲んで、さらに御徒町で飲んでって青筋立てまくりの一日。
■築地場内の寿司屋は、朝七時だのにもう行列ができてた。どうせどこでもうまいだろ、と前にガラガラんとこ入ったら、微妙に調子悪かったので、仕方なく並ぶ。しかし、食いもの屋で並ぶということは、平塚の激安ピンサロ開店待ちで並んだり、うんこ漏れそうで駅の便所に並んだりするのと同じくらいいたたまれない。恥を知れ!!すいません。と思うので、微妙に前かがみで口を肛門の形にして、ううっ漏れる、どーもすいません、という風情で並び、自分に折り合いをつけた。そして並んで入ったはいいが、とにかくせわしない。うまい、とてもうまいんだけど落ち着かない。板さんはわんこそばのように、ダンダンダンダンッっと寿司出して、出されりゃ食うからまた出てきて、ビールをゆっくり飲む間もなくおまかせ1セット終了。もう戦争、寿司戦争ってありさまで、隣のガイジンはツケ台に寿司があふれて泡食ってた。ゴング鳴って第一ラウンド終了というへとへとな体で店を出る。
■店出てもまだ九時前。場外ふらふらして砥石買って、開店前の銀座ぶらぶらして、ああお金持ちだなあとか、そのままふらふら千代田線で谷中まで行って、空気がいいなあ、いいとこだなあ、とか、心は和んでいるのだけど、歩き続けて気がつけば夕方で、六、七時間は歩いている。足がガクガクで体はもうへとへと。それでも、夕方なんだから酒を飲まねばならず、前から一度行きたかった千住の飲み屋へ行くことにする。
■オタク情報によれば、東京三大煮込みだか五大煮込みだかっつうのがあり、その一つが千住にある。場所うろ覚えで相当探し、わかんないからピンサロの呼び込みのおじさんに聞いたら、「おれ酒飲まねえからわかんね」っていわれるし、ああ辿りつけないのかとがっかりした頃、ようやく見つけて駆け込んだ。なかなか広くて清潔な店内でいい感じ、なのだがここでもまた戦争で、「はい、飲み物は?」「ナマくださ。。」のナをいい終わるか終わんないかくらいで「はいナマ一丁!!」って叫ぶとおじさんはピューってサイボーグ009ばりの加速でまた別んとこ注文取りいって、「すいませんにこ。。。」のにをいい終わらないくらいで「はいニッコミ一丁!!」って叫んでまた消えて、とにかくコの字カウンターの中を電子のスピードでヒュンヒュン回っている。注文するんでおじさん捕まえるのに一苦労。煮込みはうまい、うまいんだけどまたしても落ち着かない。戦争戦争、煮込み戦争!!に討ち死に、さらにへとへとで店を出る。
■なんだか飲み足りないし落ち着かない。いくらなんでも和みたい。アタマに涼風吹かせたい、どうしたもんかと考えて、御徒町のガード下に和む店あるの思い出し、そこで今度こそ、休んでやろうと思った。
■でもね、AV借りたら、流行るジュニアを抑えつつ、無意味にコンビニで週刊新潮読んだりするでしょ。おらー、じれろ、じれろオレ!!って焦らしプレイで。まずそこ行く前に、もう一軒どっか行こうと思った。まだモツ焼き食ってないし。で、適当なとこ入ったら大失敗で。そこ、ばったばたが戦争どこじゃなく、テロ、テロだよテロだよ、爆発するよ!!肉なんて焼いてらんないよ、ほれナマ焼けでとっとと食え!!ってありさまで。めったにないことだけど食い残し、ビール一杯だけ飲み、速攻で逃げ出した。勘定は700円だった。さっと飲んで食ってさっと去る、一時間ハーッピャクエン!!という俺の理想を図らずも達成してしまったが、こんなんで達成してもぜんぜん気持ちよくない。なかったことにしよう。
■もうぼろぼろで、ああ、今度こそ助けてーとすがる思いで、御徒町ガード下の「佐原屋」へ。いつもシャッターが半分閉まっているようで、入り口も小さいから一瞬躊躇してしまうけど、中へ入るとすごくいい。汚いけど不潔じゃなく、古いけど陰じゃなく。ようやく、あふーっとぬるま湯の気分になる。佐原屋さんは、ポテトサラダとか、煮凝りとか、ニラ玉とかハゼ天とか、普通のメニューの居酒屋なんだけど、全部安くてうまい。普通で安くてうまい店っつーのは当たり前のようで、なかなか無いから、とてもうれしく気持ちいい。店の造りが独特で、逆コの字の10mくらいある細ながーいカウンターの中を、東陽片岡
の漫画に出てくるような、お姉さんお母さんが受け持ち、色々こまごま世話焼いてくれる。ホッピー注いでくれたりね。チーズ手づかみで食ってたらティッシュくれたりね。勝手に自分戦争まみれの一日だから、戦場の天使だよまったく。ほんとに、ほんっとに和んだ。行ってよかった。いまこうして思い出すだけでも、陽だまりに咲くタンポポを見つめるおさな子とバンビのような、おだやかーな気持ちになるものであります。
■そして今日は、歩き過ぎの筋肉痛と、ホッピーの二日酔いでまたずぶずぶ。休み方を思い出したい。
■お仕事はしております。新商品、ちょろちょろと継続的に入荷中
でございます。