2006-11-14 14:46:53

お久しぶりです。

テーマ:ブログ

今初めてこのブログへたどり着いた人、はじめまして。

昔から読んでくれていた人、お久しぶりです。



最後にブログを更新してから8ヶ月。

未だに毎日アクセスがあります。


「もう更新しないのですか?」

というお言葉もいただきます。


また更新しようと思います。


最終的には結ばれることはなかった恋愛ですが、また振り返って書き綴りたいと思います。

少しばかりお待ちください。

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2006-03-11 16:17:18

2003年4月23日(水)

テーマ:過去の日記

僕らは3年生になった。


最終学年。


もう全ての出来事に「最後の」という文字がついてしまう。

僕が今こうして感じていることも、全部「最後の」という言葉で修飾される。

それは、僕が高校3年生だからじゃなくて、今という時間は二度と訪れないからだ。



今日の昼休みの突如として訪れた幸せな時間も、もう二度とはやってこない。





お弁当を食べ終わり、友達としゃべっていた。

いつもと同じ光景。

しかしいつもとは少し違う。

昨日とは少しずつ変わって行くから、毎日変化があることに僕たちは気がつかないのだろう。



あの子は突然やってきた。

蛯ちゃんは何で僕のクラスにやってきたんだろうか。


そうか、ハルに会いにきたのか。



僕とハルは3年は同じクラスになった。

お弁当も一緒に食べていた。

そこへ、昼休みだからブラブラとしていた蛯ちゃんがハルに会いに寄ったのだ。



蛯ちゃんが教室の入り口から顔をのぞかせる。

ハルはそれに気がついて蛯ちゃんの元へ歩みよる。

蛯ちゃんも少しだけ教室に入る。


僕は二人から離れたところに座っていた。

蛯ちゃんが入ってきた瞬間からずっと彼を見ていた。



蛯ちゃんはハルと楽しそうに話をしている。

僕は離れたところから蛯ちゃんを見ている。


すると、目が合った。



目が合ったままハルと話をしている。


彼の意識は今、どちらにも向いている。


まだ目が合っている。


前までの僕なら目が合ったらすぐに逸らしていた。

でも、今は逸らしちゃいけない気がした。


今この瞬間がチャンスだったとしたら、今この瞬間はもう二度とは訪れないのだから。




彼は帰り際にハルにこう言った。


「目ぇ合ったってー」


彼が発したこの言葉は、僕の心臓の拍動を早く、そして強くさせた。




5時間目の数学の授業。

僕は一番前の席だ。

しかし先生の話は僕の脳には働きかけてはこない。

先生は黒板の前で相加相乗平均がどうとかこうとか言っているが、僕には関係ない。


今僕の頭の中では、さっき起きた光景が何度も繰り返し再生されている。

あの瞬間はもう二度とくるはずがないのだけれど、

僕の頭の中でだけ何度もあの瞬間はやってくる。



ふと窓の外に目をやると、ぱらぱらと雨が降っている。

この雨も、もう二度と降ることはない。






なんか、臭いね。 

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2006-03-07 05:46:04

2003年3月7日(金)

テーマ:過去の日記

朝起きると外は生憎の雨だった。

昨日からテレビの天気予報を見て覚悟はしていたが、やはり落胆の色は隠せなかった。





もういっその事、学校を休んでしまおうかとも思った。

前日まで期末テストだった。

テストから解放されたことで気分は浮かれ気味だった。





今日は球技大会だ。

うちの高校では2学期と3学期の2回、期末テストの後に球技大会を行う。

男子のサッカーと男女合同チームのバレーは屋外、女子のドッジボールは体育館で行われる。



2学期は前日に雨が降っていたためグラウンドの土はぬかるんでいて、

ところどころには水溜りができていた。

サッカーとバレーは中止だな、と思っていたらバレーだけ中止になり、男子は全員サッカーへ回された。

サッカーを行うグラウンドよりも、バレーコートの方が明らかに乾いていたのに。



僕はバレーがしたかったんだ。





今日は雨が降り続いているのでサッカーもバレーも中止だ。



教室に入るとみんな残念そうだった。

何も2回も続けて球技大会の日に雨が降らなくてもいいのに。



結局、体育館でクラス対抗のドッジボール大会になってしまった。



僕はドッジボールが得意ではない。

恥ずかしながら、仲の良い女の子に守ってもらった。

だってね、この子すごくうまいんだよ。

球取るのおれより全然上手い。





試合中よりも他のクラスを観戦してる時の方が楽しかった。

もちろん3組の試合。

正直、蛯ちゃんはどっからどう見てもドッジボールが上手そうには見えない。

案の定、隅っこの方でちょこちょこしていた。

もうかわいいったらありゃしない。

僕は変態か。



蛯ちゃんが当てられたら思わず「あ!」と声を出してしまった。



はっ!と我に返ってそーっと当たりを見回してみたが、誰もおれには気がついていなかった。

というよりも、蛯ちゃんが当てられた時に同じように「あ!」と声を上げた女の子が大勢いたからだ。



アイドル的存在の彼は、やはり注目の的だったようだ。





僕が女の子だったら、堂々としていられるのにな。

僕は蛯ちゃんを遠くから見ていることを回りにナイショにしとかないといけない。

友達と昨日のテストの出来はどうか、なんて話をしながら蛯ちゃんを目で追う。



「聞いてるの?」



と聞かれ、「あ、うん、そうだね」なんてわけもわからない相槌を打った。



バレーボールに自信はあってもドッジボールに自信はない。

だけど、僕が同じクラスだったら、今僕が女の子に守ってもらってるみたいに

蛯ちゃんの前に立ってボールを受け止めようとするんだろうな。





なんて妄想をしながら、友達の横にいる僕。

話題は昨日のテストの話から春休みの話になっていた。








がんばって書いたよ。 

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2006-03-06 16:00:23

2002年12月20日(金)

テーマ:過去の日記

今日は特別大清掃の日だ。

厚生委員である僕が、クラスの一員として活躍する1学期間の中での唯一の日だ。


僕が何故、厚生委員になったのか。

ほんとは委員会なんかに全く興味はない。

委員会の集まりがある日は部活に遅れることになるので、これまではずっと拒み続けていた。


蛯ちゃんはというと1年の前期・後期、2年の前期とずっと委員会に入っている。

しかも3期連続で厚生委員。

何故わざわざ地味な厚生委員なのだろうか。

その真意はまだ全然仲良くもない僕にわかるわけがないのだが、普通に考えると2年の後期も

蛯ちゃんは厚生委員になるだろう可能性が高い。


という安易な理由で僕は最後まで唯一決まらなかった男子の厚生委員に立候補したのだ。

「もう、誰もやらないんだったら仕様が無いから僕がやってあげるよ」といった雰囲気で。

しかし心の中では「わくわく」と「どきどき」の期待で一杯だった。



第一回の委員会。

前学年の厚生委員、計53人が集まった。

教室中を見回した。

しかし、そこにいるべきはずの彼はいなかった。

代わりに僕の大嫌いな男子がいた。


やましい理由で仕事に就いてはいけない、ということなのだろうか。




2年生が掃除する場所はグランドの端の溝だ。

前日に雨が降ったせいもあり、泥に加わり雨水も溜まっている。

厄介な仕事になりそうだ。


なのに僕のクラスの担当の掃除担当の先生は、とてもいい加減である。



先「はい、もうココはきれいになったね!」


拓「いやいや、まだ泥あるじゃないですか~」


先「あ~ないないっ!」


拓「いやいや、あるって!」


先「お前、几帳面やなぁ~」


先生、それでいいのですか?

僕は教師という職業に就く人間に疑いを持ってしまいます。



そんな適当だけどおもしろい先生の指示に従い掃除をしながら、横目で蛯ちゃんを見ていた。

僕ら9組の隣で掃除をしているのは蛯ちゃんがいる3組だった。


12月下旬の寒い日である、しかも前日には雨が降って一層気温は下がっている。

しかしジャージ姿で掃除をするために寒くでかなわない。

蛯ちゃんは長袖のジャージから手をちらりとのぞかせて寒そうにしている。



横目で寒そうにしている蛯ちゃんを見ながら、厚生委員としての仕事をまっとうした。


ほんとは楽しくもなんともない大掃除が、今年は楽しくて仕様が無かった。



片想いの力というのは実にすごい。

嫌なことでも楽しくなってしまうのだから。

一緒になら、嫌いなテスト勉強もはかどるんだろうな、なんてくだらないことを考えながら

掃除に使ったシャベルなどを倉庫へ運んで、厚生委員の仕事を終えた。



久しぶりですね。 

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2006-01-29 01:45:48

2002年9月14日(土)

テーマ:過去の日記

木曜日から続く文化祭の最終日、決して文化祭日和とはいえない天気だけど、

雨が降らなかっただけマシなのかもしれない。


去年までうちの高校は4日連続で文化祭をやっていた。

1日目は体育大会。

2~3日目が学校内だけでの文化祭。

そして最終日が一般公開日だ。


しかし今年から週休二日制になった影響で文化祭が3日間になってしまった。



周りの高校は、受験のためか6月頃に文化祭を行う。

唯一、うちの高校だけが9月に文化祭を行う。

そのためか、毎年最終日の一般公開には1000人以上のお客さんたちがやってくる。



各クラスが食べ物屋を出してる中庭、文化部が発表をしている体育館は

ともに生徒と外部の人たちで溢れ返っていた。

ただでさえどんよりとした天気で蒸し暑いのに、そんな人ごみの中にはいれない。



僕は同じクラスの友達と一緒に行動していたのだが、

人ごみを避けるために友達を無理矢理引っ張って校舎の中へと逃げた。

校舎の中は冷房が効いていてとても居心地が良い。

ムッとした息苦しい外とは大違いだ。



職員室の前を通って、2階の文化部の展示を見に行こうとした。

別に生物部や漫画研究部の展示などに興味はない。

ただ、校舎の中では他にすることがないので暇つぶしに行こうと思ったのだ。




すると前から見覚えのある顔が歩いてきた。

ハルだ。

だとすると、その後ろにいるのは・・・


蛯ちゃんも一緒だった。

ハルと蛯ちゃんはいつも二人で行動していた。

蛯ちゃんを見かけると必ずハルがいる。


特にハルが憎いとは思わない。

というよりもうらやましくて仕様が無い。



蛯ちゃんはハルの斜め後ろに「ちょこん」という感じで立っている。

夏用の半そでカッターシャツの上からクラスのハッピを着ている。


うちの高校では、文化祭の時期になるとクラスごとにハッピを自分たちで作る。

それを文化祭の時に着るのだ。

僕は未だかつて着たことはないが。



僕とハルが普通に話しをしているのに、蛯ちゃんはあまり、というか全然しゃべらない。

たまにハルが蛯ちゃんに振るのだが、持っているうちわを口元に当てて恥ずかしそうにしている。


きっと人見知りするんだろう。

そうに違いない。

と、勝手に自分に言い聞かせてみる。




最初に書かなかったのだが、ハルと蛯ちゃんに会った時に一番最初に気がついたことがあった。

蛯ちゃんが髪をいじってる。

ワックスでもつけたのだろう。

多分、髪を切るところも変えたのだろう。

髪型がオシャレになっていた。


2学期に入って2週間以上経つのに、この時初めて気がついた。

まぁ、クラスは違うし、文化祭の準備などで忙しかったから

昼休みにハルに会いに行くというのを口実に、蛯ちゃんを見に行くこともしていなかったから。


自分がただのストーカーに思えてきた。笑



何で髪の毛に気を遣い始めたのだろう。

この夏、蛯ちゃんは何かあったのか。


なんて考えても無駄なことをずっと頭の中で考えていた。




ハルと蛯ちゃんに「じゃあね」と別れを告げた後、2階へ向かおうとしていた僕らはまた校舎の外に出た。

涼しくて、静かな校舎の中にはいてられない気分だった。

居心地がいいので思考が思いのほか働いてしまう。


自分の中で蛯ちゃんに無駄な詮索を入れる思考を一刻も早く鈍らすために、

僕は友達を連れて校舎の外へと出た。


外はやっぱりどんよりとしていて、蒸し暑かった。


友「自分が中入ろうって言ったんやんかー」


拓「まぁええやん、やっぱ外で何か食べよう。おなか減ったし!」



特にお腹が減っていたわけではないが、蛯ちゃんと仲良くしたいという欲を

無理矢理頭の中で、食欲に強制変換した。




来年の文化祭、僕は蛯ちゃんから人見知りされることなく、普通に話すことができているのだろうか。






クリックしてねーん。 

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2006-01-22 15:40:52

2006年1月21日(土) 晴れ

テーマ:現在の日記

過ぎ去ったと一安心していたら、また新しい寒波がやってきた。

こんな寒さも蛯ちゃんと一緒にいれたら、何の問題もないのに。



蛯ちゃんは一週間くらい休みを取った。

何でも卒業旅行でハワイに行くらしい。


僕はというと海外になんて行ったこともなく、旅行といえば専ら温泉だ。

若いくせに温泉が大好きなのだ。

去年の夏は蛯ちゃんと一緒に温泉旅行に出かけた。



その話は置いといて、蛯ちゃんがいないバイトなんて退屈極まりない。

こんな日は社員のちょっとした一言にも頭にくる。


まるでヘビースモーカーの人が禁煙してる時みたいにずっとイライラしてる。

仕事中、ボーっとしてる時間が多かった。

ずっと蛯ちゃんのことを考えてた。



蛯ちゃんは今頃、ハワイの海で友達と楽しく遊んでいるのかな。



そんなことを考えてるとすごくイライラしてしまう。




去年の春くらいから蛯ちゃんの格好が「お兄系」になってきた。

聞いた話によると、何でも、学校の仲良しの友達がそんな格好をしているから、だと。


僕は蛯ちゃんが学校ではどんなのなのか、そんなこと全く知らない。

どんな友達と一緒にいるのか、常に明るく振舞ってるのか、何も知らない。


知らないことが多すぎて、自分に腹が立つ。


僕はすごく仲良くなったのだと思ってた。

でもよく考えてみると、圧倒的に知らないことの方が多い。




僕が最後に蛯ちゃんと会ったのは月曜日。

その日は蛯ちゃんとラストが一緒だった。


仕事が終わってから前みたいに楽しくしゃべろうと思っていた。

でも蛯ちゃんはモッチーとばかりしゃべっている。


モッチーは去年の夏にバイトに入ってきた、僕らの一つ下の子だ。

僕はモッチーと同じ幼稚園に通っていたので、初めて見た時に

「あ、この子知ってる。」

と思った。


昔からの知り合いだから、バイトでは他の後輩より優しくしてあげたいと思っている(つもりだ)。


モッチーは最近、蛯ちゃんと仲が良い。

というよいも蛯ちゃんからモッチーの方へ行ってる。

僕は敢えて彼らの会話には入って行かないようにしている。



この日もそうだった。

二人で楽しそうに話をしている。

僕は倉庫で店長と一緒にいた。

別に店長と一緒にいたいわけじゃない。

二人の中に入っていけないから。




しばらくするとモッチーが先に帰った。

蛯ちゃんも帰ろうとしていた。


蛯「拓ちゃんは帰らないの?」


拓「あ、帰るよ。」



「ちょっと待って」とは言わない。

そんなこと言わなくても待っていて欲しいから。


蛯ちゃんはちゃんと待っていてくれる。

さすがだ。


二人で店を出た。



蛯「拓ちゃん、次はいつ入ってる?」


拓「金曜日やで。」


蛯「じゃあ会えないね。」


拓「何で?あ、そっか。蛯ちゃん旅行行くねんな。」


蛯「残念!」



さっきまでイライラしてたけど、何だか清清しい気持ちになった。

たったこれだけの事で、今までのイライラが無かったことのようになる。

僕って単純かな。



相手が蛯ちゃんだからだよ。





去年、蛯ちゃんは学校の海外研修へ行った。

その時の蛯ちゃんのお土産、僕はシフトの関係で食べることができなかった。


今回はまたお土産買ってきてくれるかな。

絶対買ってきてくれるよ。


もし僕がバイトに入ってなくても、僕の分、残しといてくれるかな。




僕は寒い日本から、暖かいハワイにいる蛯ちゃんの事をそっと想っている。






クリックしてくださいね。 

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2006-01-13 13:52:00

2006年1月9日(月)

テーマ:現在の日記

昨晩は楽しみで眠れなかった。

今日は成人式。

僕は晴れて成人を迎えたのだ。


ここ数日の中では暖かい方だと天気予報では言っていたが、それでもやっぱり寒かった。

スーツの上にコートを羽織って、成人式の会場へ向かった。


駅で中学生の時からの付き合いの友達、I君とおちあう。

お互い初めて見るスーツ姿。

何故か恥ずかしい気持ちが湧いてくる。



駅から会場へ向かうと新成人たちがちらほらと目立ち始める。

中には知り合いも居たりして、「久しぶり!」なんて声を掛けられたりもした。


会場へ着くと溢れんばかりのスーツ、振袖、袴姿。


たくさんの新成人の中からI君の彼女のGさんとその友達を見つけ出して合流した。

実は僕とGさんは昔付き合っていたのだ。

まぁそのことは後日書くことにする。


懐かしい顔がたくさんいる。

しかし、久しぶりの挨拶もそこそこに僕らは会場へ入った。

だって寒いんだもん。

懐かしい友達と話すのは式が終わってからでもいいしね。



外にあれだけ人がいたのが嘘のように、中はそれほど人がいるわけではなかった。

席も5割も埋まっていない。


僕らは真ん中の列の真ん中を陣取った。

前からも横からも真ん中。

1500人近くもいる新成人の中で僕らは真ん中に座っている。

それだけで気分が高まってきた。


式が始まり、気がつけばほとんどの席が埋まっていた。

壇上では、初めて顔を見る市長や、名前だけ聞いたことある市議会議員の人がお話をしている。

しかし誰も聞いちゃいない。

みんな久しぶりの友人を見つけては記念写真を撮ったり、昔話に花を咲かせていたりしている。


僕も知らない人の話なんかに全く耳を傾けないで、蛯ちゃん来てないかなー、

なんて思いながら自分の周りをきょろきょろ見回していた。


自分で見つけるのは無理だ、と思い「成人式きてる?」とメールしてみた。


しかしすぐには返事がこない。

蛯ちゃんも外で昔の友達と楽しく過ごしているのだろうか。


僕は蛯ちゃんの昔の友達をほとんど知らない、と言っても過言ではない。

小中は違うし、高校は同じだったけど、仲良くなったのは卒業してから。

共通の友達と言えばハルくらいだ。

だから僕は蛯ちゃんの昔をほとんど知らない。

蛯ちゃんと思い出を共有することもほとんどできない。


でも、僕は蛯ちゃんと「今」を共有できている。

蛯ちゃんはどう思ってるかわからないけど、少なくとも僕はそう思っている。



30分くらいして蛯ちゃんから返事がきた。


「来てるよ(’-’*)前から5列目くらいにいるでしょ☆」


「そんな前におんの!笑 会ったら写真とろうね!」



「後で写真とろう!」ではなく、「会ったら写真とろう」と控えめにしておいた。

でも絶対一緒に写真は撮りたい。

だって蛯ちゃんと写真を撮る機会なんて滅多にない。

いつでも顔をあわせてるけど、何もないのにいきなり「写真とろう」なんて言うのは変だ。


僕は前から5列目を右端から左端へと一人一人丁寧に見てやった。

しかし、蛯ちゃんらしい人物は見当たらない。

僕は何度も見返してみるが、やっぱり蛯ちゃんはいない。

おかしいなー。



式が終わり、みんなぞくぞくと退席していく。

僕らもその流れに飲まれ、出口へと向かう。


途中、エレベーターの前で高校時代の友達と会った。

一緒に写真を撮った。

「また飲みに行こうな!」と話をそこそこに別れ、出口へ向かおうとした。




出口を方へ振り返ったその時、僕は蛯ちゃんを見つけた。

蛯ちゃんもすぐに僕に気がついた。


「拓ちゃーん!」

と言いながら蛯ちゃんは僕の方へ駆け足で近づいてくる。


僕はそんな蛯ちゃんを受け止めたかった。

でも周りにはたくさん人がいるし、蛯ちゃんも恥ずかしがるだろうからやめとこう。


蛯ちゃんはスーツ姿だった。

周りはみんなスーツだから別に珍しくないんだけど、蛯ちゃんのスーツ姿は特別だ。

僕は初めて蛯ちゃんのスーツ姿を見る。

すごくかっこいい。

「かわいい」なんて言ったら失礼だ。


拓「蛯ちゃん、会社員みたい!」

蛯「そう?やったー!」


見た目はいつもと違うけど、中身は僕のよく知ってるいつもの蛯ちゃんだった。


拓「写真撮ろう!」

蛯「うん!撮ろう撮ろう!」


僕は隣にいたI君にカメラマンをお願いした。

「キレイに撮れよ!」と心の中で注文をつけた。


僕は絶対、にやけていると思う。

だってかっこいいスーツの蛯ちゃんの横だから。


拓「ありがとうね!」

蛯「うん!」


蛯は友達の元へと戻っていった。

僕の知らない友達のところへ。



さっきよりも会場の中が暑くなった気がする。

それとも、僕の身体が熱くなったのか。

早く外の冷たい風に当たりたい。

僕らは人ごみを掻き分けて出口へ向かった。
















    

くりっくぷりーず! 



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2006-01-04 18:43:11

あいさつ。

テーマ:ブログ

どうも、こんにちは。


「僕から『僕』への片想い。」を書いているポカリです。


今まで11回更新してきましたが、なんか「恋愛小説っぽい」って言われます。

決して小説ではありません。

何の文章構成もしてないですし。笑


大変お粗末な文章で恥ずかしくもありますが、読んでいただいて非常に嬉しく思います。




ずっと遠くから蛯ちゃんを眺めていた僕が、どうして仲良くなれたのか。

「過去日記」と「現在日記」ではあまりにも違う蛯ちゃんとのかかわり方なので

疑問に思ってる方もいらっしゃるのではないでしょうか。



え?何も思わない?

思ってくださいよ。



まぁそれは後々のお楽しみってことで。


「過去日記」が「現在日記」に追いつくのもすぐだと思うんで。



遅くなりましたが、どうぞ今年もよろしくおねがいします。



ポカリ



クリックしていただけると幸いです ⇒ 


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2006-01-02 22:42:30

2002年4月26日(金)

テーマ:過去の日記

晴れ渡った空。

春分の日も過ぎ、もう昼間の時間の方が長くなっている。


絶好の遠足日和。

絶好の京都日和だ。




普段は自転車通学なので、朝の通勤電車の恐ろしさを味わうことになった。


僕の弟は私立の高校に通っている。

毎朝電車通学だ。

この時ばかりは普段嫌いな弟のことを少しだけ尊敬してしまった。



僕は京都があまり好きではない。

京都の街自体が嫌いなのではなく、京都へ行くまでの道のりが嫌いなのだ。

JRにしろ、阪急にしろ、「京都線」の電車がどうにも好きになれないのだ。



でも蛯ちゃんの隣なら、嫌いな電車も全然苦痛に感じない。

満員電車もむしろ苦痛とは逆の感覚になるんだろうな。



そんなことを妄想しながら、友達に中途半端な相槌を打っている。

もちろん電車の中では立ちっぱなしだ。







京都に着き、集合場所まで早足で向かった。


京都の街は古いのにどこか新しい感じがする。

なんともいえない違和感。

この違和感もあまり好きじゃない要因だ。


あ、さっきは京都の街自体は嫌いじゃないとか言ったっけ。

でも好きではないな。




集合場所では僕たちより早く着いてた人達が楽しそうに喋っていた。


僕の高校は制服はあるのだが、別に服装に決まりはない。

私服で行ってもいいし、ジャージでもいいし、制服でもいい。

なのに普段は大半の人が制服を着ている。

僕も制服だったり、ジャージだったり。


しかし遠足の今日は半分くらいの人が私服できていた。

僕は制服で行ったのだが。

僕は制服が好きだ。

ブレザーなのだが、中学生の時の学ランは似合わなかったが、

ブレザーは自分で言うのもなんだが、そこそこ似合っていると思う。




みんなが整列し始めた。

自分のクラスの列へと並びだす。


去年なら蛯ちゃんは隣のクラスだったので、全体で集合しても見える位置だった。

しかし3組と9組。

見えるはずがない。


遠くの方を探してみるが、僕は目があんまりよくないので見つかるわけもなく、

学年主任の(僕にとっては)どうでもいい話を聞き流していた。





学年主任の話を終わり、いよいよ遠足のスタートだ。

今回の遠足は班ごとに別れ、事前に回るコースを決めておいて、

そのコースを班のみんなで回るという自由行動だ。(自由なのか?)


正直僕の班は(僕にとっては)つまんないメンバーだった。

僕は自由行動が始まってすぐに、トイレに行く、と行って班のみんなから離れた。




近くにあったトイレに入ろうとすると、蛯ちゃんがトイレから出てきた。

すれ違う時に少しだけ目があった。

ほんとに少しだけ。

時間にして1秒もなかったと思う。


蛯ちゃんは私服だった。

キレイめの服装が蛯ちゃんの細い身体の線をより強調させた。


この時の僕はあまりオシャレには興味がなかった。

しかし、蛯ちゃんを見た時に「あ、オシャレだな」って思わされた。

そして、何故か自分が恥ずかしくなってきた。


もし仲良くなったとしても、釣り合ってないよな。

一緒に遊びに行ったとしても、隣を歩くのが恥ずかしいな。

自信がないから。

何で自信がないのか。

隣にオシャレな蛯ちゃんが歩いていて、僕はオシャレにあまり興味がない。



そんなつまらないことを考える前に、まずは仲良くならないと意味がないんだった。



でも、初めて蛯ちゃんの私服を見ることができて、

また一つ蛯ちゃんの事を知ることができた。

こうやって少しずつ、蛯ちゃんのことを知っていければいいな。

だってもう片想いを始めて1年。

まだしゃべったこともないんだからさ。





ブレザーを着ていると少し汗ばむような日差し。

もうすぐ初夏だなー、なんて柄にも無いことを考えながら、

僕はトイレを済ませ、班のみんなの元へ早足で向かった。





今はオシャレかもね。 ⇒ 

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2006-01-02 00:52:54

2006年1月1日(日) 晴れ

テーマ:現在の日記

あけました。おめでとう。


特に新しい年を迎えたという実感もわかない。

1日中バイトしていたからだろうか。



新しい年になった時、もしかしたら蛯ちゃんからメールがくるかもしれない、

なんて淡い期待を抱いてしまった。


何度も何度も「新着メール問い合わせ」をしてみる。


が、僕の期待は空回りするばかり。


「新着メールはありません」




朝起きたらメールがきてるかもしれない。




やはり来てなかった。



今日は朝からバイトだった。

蛯ちゃんは休み。


朝11時から夜の9時前まで働いた。

蛯ちゃんには会えないけど。




昨晩、高校時代の友達と初詣に行った。

そこの神社で友達がおみくじひきたい、って言ったので僕もついでにひいてみた。


僕はあまり占いとかそれらの類を信じない。

でもおみくじをひいてみた。



中吉だった。


「古きをすてゝ新しきにつくがよい

あまり一つの物にこげついて役にも立たぬことを思ってはだめです

元気を出して捨てるべきはすて進む所へ進め」




今の僕に適切なアドバイスをしてくれているようにしか思えない文面。

おみくじもバカにできないな、なんて思った。


でも捨てる勇気がない。

勇気がなかった2005年。

2006年はその勇気を持たなければならないのか。


でも蛯ちゃんを捨てなければならない勇気なんか、僕は欲しくない。

おみくじにそう書いてようが、僕は蛯ちゃんを捨てることなんてできない。





バイトから帰ってきて、我慢できなくて自分からメールを送った。

どんなメールを送ったかは今回は書かない。

だって恥ずかしいからね。



○待ち人(からの返事):未だ来ず






おみくじなんて・・・  ⇒   

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