2010-02-06 06:56:47

期待するから裏切られるパラノーマル・アクティビティ

テーマ:映画

【ネタバレなしの感想】

まんまと釣られた!やってくれる…
俺の負けだよ宣伝会社!あんた達は凄い。

あんな予告映像を見せられたら
劇場に行くしかないもんね。
予告の「ギャァァアァ!
もうヤダーーおしっこ漏れたぁああ~~!!」
とかいって泣き叫んでるお嬢さんがたも凄い。


一体どこにそんな絶叫してしまうシーンがあったか
知らないけれど
あの過剰リアクションが
映画への期待を高めたのは確かだ。
(もちろん実際は超満員の劇場で
あのリアクションを取っている観客などは
一人もおらず、上映後は失笑の嵐であった)


もうずいぶん前からこの映画の噂は聞いていた。
アメリカでとんでもない映画か公開されていると。
当初はわずか12館での公開だったにも関わらず
5週目には劇場数も増え全米1位を獲得し社会現象化。

たった130万程度の制作費で約100億近くも
興行収入を稼ぎ、あのスピルバーグから
これ以上の映画を作ることは不可能と
リメイクを断念させた伝説を残したというのだから
日に日に期待は高まっていった。


しかしフタを開けてみれば
パラアクは期待して見るような映画ではなかった。

自分が日本のドキュメンタリー風ホラーも含めて
わりと多くの作品を見てきてしまっている
というのもあるかもしれないが
期待せず偶然見てしまったような
そんなシチュエーションこそが
この映画にはもっとも相応しい。


例えば劇的なことが起こるわけでもなく
最後まで淡々と日常が描かれる
日本のフェイクドキュメンタリー
「放送禁止」のような感覚で見るべき作品なのだ。

特にまだ放送禁止が有名でなかった頃の
初期シリーズ1~3あたりのテレビ放送を
リアルタイムで見ていた方ならわかるとおもうが
深夜に一人なにげなくつけてしまったテレビで
放映されているなにか得体の知れない映像体験。


放送禁止自体はべつに怖くもおもしろくも
なんともない作品だとは思うが
予備知識なしの一体これはなんなんだ
というシチュエーションこそが
その作品観賞を最後まで持続させる原動力となった。

つまりパラノーマル・アクティビティも
深夜にひっそりとなんの説明もなく放映されていたら
多少は楽しめたのかもしれないが
あらかじめ「これはとんでもない映画だ!」と
聞かされてしまってはホラーファンの人は特に
肩透かしをくらうことになるだろう。


僕は今作をオススメはしないが、
「外国人はこれでそんなに怖がるのか!」
「これで100億近くも儲けたのか!」
という視点で見るのであればいいのかもしれない。







【以下ネタバレあり】









この映画の邦題は
「透明人間 ~寝取られ夫の悲劇~」に変えるべきだ。

つまりポールヴァーホーヴェン「インビジブル」
の被害者が奥さんに恋をして影から見守っていたのに
夫婦は毎日セックスばかりしているので
嫌がらせをしたくなったのだと思う。

実際付けた電気はちゃんと消すので
経済的状況をちゃんと考えることのできるイイヤツなのだ。

おそらく当初は迷惑をかけるつもりなんてなかったのに
アホすぎるウザ旦那が
透明人間を挑発するのがいけなかった。


透明人間は奥さんが愛する人ならば我慢しようと
幾度となく葛藤したが旦那が
あまりにどうしようもない人間だったので
「なぜだ!あの男の一体どこがいいんだ!」
という気持ちが芽生えてしまった。


屋根裏にあった写真も説明が付く。
あれは透明人間のオナネタだったんだろう。
性欲を押さえるために毎日、
屋根裏でオナニーしていたのだ。
つまりそのオナニーの時の僅かな振動が
ラップ現象に繋がり夫婦は脅えていたわけである。


挑発を繰り返す旦那の件もあり
オナニーで我慢できなくなった透明人間は
奥さんにセクハラをするようになる。

だがそれも拒絶されてしまった透明人間は
暴走してしまい寝室から連れ出し奥さんをレイプ。

きっとその時のセックスの光景は
相手のいないエアーセックス状態を鮮明に描いていた
キムギドクの映画「弓」を想像してもらうといいだろう。

そして透明人間はそのまま奥さんの
オマンコに侵入しついには同一化を果たした。

そしてアホな夫をブチ殺し
彼女を手に入れた透明人間は幸せの笑みを
カメラに向けて終了という
透明人間にとってのハッピーエンドなのだ。


最初から3人仲良く3Pをしていれば
あんな悲劇は起こらなかった、、
というだけの映画であり
パラアクはホラーでもなんでもない
透明人間の欲求不満を描いただけの作品なのである。

2010-02-06 06:55:02

2009年本当におもしろかった映画ベスト77【1位~20位】

テーマ:映画
個人的に2009年は「オカルト」「グロテスク」
「テケテケ」「テケテケ2」と白石監督イヤーでした。
あまり知られていないだろうけれど
「オカルト」が僕は大好きだ。

あとは「チェイサー」と「映画は映画だ」も
案外見逃されてそうなので要チェック。




【第1位】
愛のむきだし

★良質韓国映画が蔓延る中、園子温は最後の砦。


【第2位】
チェイサー


★岩井俊二、石井克人、大林宣彦、黒沢清、
西川美和、松尾スズキ、若松孝二などなど
日本を代表する監督達に絶賛されたことで
注目を集めた戦慄の実話サイコサスペンス。

オールドボーイ、殺人の追憶、そしてチェイサー。
とその2作品と同列に扱うという所までは
さすがにいかないかもしれないが
それでもこのチェイサーは文句なしにおもしろい。

僕が、私が、なぜ、どうして、こんな目に!
真実を内に秘めていくら正義の名の下に
祈りを捧げたとしてもそんなことは無意味、
僕らの世界は時として恐ろしいほどに非情、
そして泣き叫びたくなるほどに
理不尽な現実を唐突に叩きつけてくる。
それは誰の身にも起こりうる事態。

映し出される夜景は我々の生きる日常において
いつ自分の身に降りかかるかわからない予測不能な死と
狂気に満ちた人間の徘徊を予感させる。

今、デリバリーヘルス嬢達がもっとも
見なければならない映画でもある。

ナ・ホンジンという男、これが初監督作とかやばすぎ。

手に汗握るほど見る者を夢中にさせる演出、
これぞ映画、エンターテインメント!


【第3位】
空気人形

★ペドゥナは09年のベスト女優。


【第4位】
映画は映画だ

★09年は新人監督としては
チェイサーのナホンジンばかりが騒がれていたが
このチャンフンという監督も相当ヤバイ。

アウトローの世界に身を沈めた男の
覚悟がひしひしと伝わってくる稀有な映画。

対照的な二人の男が
終盤本気でぶつかり合うバトルの圧倒的な迫力と
それによって起こる融合。

2009年度ナンバー1といってもいいあの
素晴らしいラストカットを見れば
タイトル通り「映画は映画なんだよ!!」
と叫びたくなるに違いない。


【第5位】
レスラー

★究極の男の映画。
男のすべてがこの映画にあると行っても過言ではない。
この映画の良さは女にはわからないだろう。
男だけが見ればいい。

家族に愛想をつかされ、女に見放されたとしても、
男にはなんとしてでも辿りつかなければならない場所がある。
女にひれ伏すだけの人生は送りたくない。

ボロボロになりながらもミッキロークが叫ぶ
「俺に"辞めろ"と言えるのはファンだけだ」
という名言に震えながら泣いた。

ベネチア金獅子賞納得の超名作。



【第6位】
イングロリアスバスターズ

★たしかにデスプルーフの後半は素晴らしい。
だがそれでも今作の最初から最後まで続く緊迫感と
ハリウッド的カタルシス展開を
斜め上に突き進む物語は一瞬たりとも
目が離せないしこの映画こそが
タランティーノの最高傑作だと叫ばずにはいられない。


【第7位】
スペル

★こんなにも楽しい気持ちにしてくれる
映画はなかなかない。
上司に向かって鼻血噴射シーンは09年における名シーンの一つ。
他にもゲロにウジ虫、老婆の噛み付き、
眼球飛び出しなどの衝撃描写には興奮を抑えきれない。

あまり有名ではないかもしれないが
ライミの1、2でなく
「死霊のはらわた3キャプテンスーパーマーケット」は
名作なので絶対見ておくように。


【第8位】
新世紀ヱヴァンゲリヲン破

★旧劇場版もとてつもなく好き。
でもあの破滅的な感情を
そのまま現在まで引きずってちゃダメなのだと思う。
傷つくことはあるだろうけれど
それでも人と向き合うことに関して
背中を押してくれる希望の映画。


【第9位】
オカルト

★「クローバーフィールド」よりも「REC」よりも
「放送禁止」よりも「パラノーマルアクティビティ」よりも
日本人なら断然「オカルト」だ!!

最高のPOV映画の誕生。
一つの概念に関して妄信的になってしまった
派遣男の暴走は現代のテロリストや
カルト宗教団体の思想を彷彿とさせとても恐ろしい。

それでいてインドカレーを食べて
インディージョーンズを観に行く流れが神。
居酒屋での説教シーンもおもしろすぎ。





【第10位】
ライブテープ

★74分1カット、至高の音楽体験。
松江監督と前野健太は
10年代を引っ張っていく存在。


【第11位】
母なる証明

★母は時としてモンスターになる。


【第12位】
エスター

★地味なけど良質ホラー。


【第13位】
めちゃ怖3

★このシリーズは3が断然おもしろい。
霊能者と女優の禁断の恋を
ぜひとも目撃してほしい。
オススメ。

【第14位】
グラントリノ

【第15位】
ウォッチメン

【第16位】
ちゃんと伝える

【第17位】
チェンジリング

【第18位】
マーターズ

★前半「ファニーゲーム」、後半「ホステル」ながらも
「ホステル」や「SAW」のような
若干笑いの要素が漂う過剰な残虐描写は一切排除して
少女を徹底的に痛めつけるネガティブな演出が永遠に続く。

しかしこの映画が他の拷問映画と一味違うのは
人間を傷つける側の人間がたんなる性的嗜好で
暴力を楽しんでいるわけではないところにある。

その拷問には一体どんな意味があるのか。
なぜ執拗にまで少女を痛めつけるのか。
すべては最後に明らかになる。
そのオチこそが昨年もっとも騒がれたホラーが
マーターズとなる原因であった。




【第19位】
グロテスク

★全編、変なおじさんが
長澤つぐみちゃんの乳首を切ったり
手マンしたり、腕や足を切断したりしてるだけなのに
エンターテイメントしてるから良い。
イギリスでは発禁に…

本編はグロいだけじゃなく感動的です!



【第20位】
フロスト×ニクソン

★ニクソンのしゃべりに圧倒された。
2010-02-06 06:54:15

2009年本当におもしろかった映画ベスト77【21位~77位】

テーマ:映画


2009年に公開された映画の中から個人的に
よかったと思うランキングベスト77&ワースト!

なぜ77なのかは幽遊白書の
ムクロの直属戦士が77人だからです!



【21位~77位】

@21
ザバンク

★「ランローララン」のトムティクヴァ演出による
美術館での銃撃戦が必見!!


@22
誰も守ってくれない

★劇中のニコニコ生放送による
志田未来レイプ寸前生中継はドキドキした。
けれどまだまだヌルイ。
もう少し悲惨なシーンがあればよかった。


@23
ハルフウェイ

★観終わった直後はこんなクソどーでもいい話を
見せんなぁぁぁ!と思ったけれど
そういったなにげない日常こそが数年立つと
もう二度と体験できない貴重な瞬間として
いつまでも心に残るのでしょうかね。


@24
トワイライト

★スイーツ向けだろうと期待せずに見たが
そこそこおもしろかった。
やっぱキャサリン監督は凄い。
続編は監督が降板したのでスルー。


@25
チョコレートファイター

★新たなるアクションスター誕生。
アクションのできる女性は美しい!


@26
2012

★エメリッヒ作品としては珍しく
最初から最後までちゃんと見れた。


@27
アバター

★3Dメガネ装着必須。
ストーリーはベタ。


@28
劔岳 点の記

★観てるだけで寒くなるほど
CGなしの登山シーンは凄すぎる。
よく撮ったなあと。


@29
色即ぜねれいしょん

★セックスより友情を取った主人公が
エラいと思ったので。


@30
ディアドクター

★釣瓶ストーカー物語。


@31
新耳袋殴りこみ2

★ガチ心霊モノなのでオススメ。
心霊版ジャッカス。


@32
ミルク


@33
フォースカインド

★パラノーマルアクティビティより
こっちのほうがまだおもしろい。


@34
スタートレック

@35
ドゥームズデイ

★カーペンターオマージュ映画


@36
チェ 39歳 別れの手紙

@37
あんにょん由美香

@38
クローズZERO2

@39
ディセント2

@40
ロルナの祈り

@41
バッドバイオロジー

@42
スラムドッグ$ミリオネア

@43
ベンジャミン・バトン 数奇な人生

@44
ザスピリット

@45
フィースト2

@46
ウルトラミラクルラブストーリー

@47
リリィ、はちみつ色の秘密

@48
ノウイング

@49
めちゃ怖2

@50
チェ 28歳の革命

@51
サスペリアテルザ

@52
プライド

@53
インスタント沼

@54
テケテケ2

★仲村みうはよかった。


@55
天使と悪魔

@56
めちゃ怖1

@57
ウルヴァリン

@58
新宿インシデント

@59
30デイズナイト

@60
20世紀少年〈第2章〉最後の希望

@61
上島ジェーン

@62
ラーメンガール

★ブリタニーが亡くなったと思うと
なんだか悲しくなる。
今作の笑顔はとても素敵だった。


@63
イエスマン

★ズーイーちゃん可愛い。


@64
テケテケ

★AKB大島はがんばっていた。

@65
悲夢

★ギドク作品の中で一番微妙だった。

@66
007慰めの報酬

@67
ワルキューレ

@68
少年メリケンサック

@69
ターミネーター4

★マックGはマックGでしか
なかったということか。

@70
フィースト3

@71
バタフライ・エフェクト3

@72
ドロップ

★観客を泣かせたいだけの死亡演出が
あからさますぎて萎える。

@73
アイカムウィズザレイン

★キムタク版パッション


@74
プラスティックシティ

@75
交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

★テレビ時代のサブカル設定を捨てたのが
個人的にダメだった。

@76
ラストブラッド

@77
そんな彼なら捨てちゃえば?

★原題は「彼はあなたに興味がない」なのに
邦題はこのタイトルなのが許せない。



【ワースト映画】
①感染列島

★日本メジャー映画はやはり中途半端な終末を描いて
お涙頂戴をやる映画しか撮れないというのか…
病人の前でのろけるなら
テレフォンセックスまでしろ!


②ドラゴンボール

★女の子とうまく話せないよ~とか
おじいちゃんに相談してるゴクウなんて見たくない。


③サムライプリンセス

★希志あいの好きなのに
ジャケットの生足衣装が
ないなんて詐欺だと思った。
2010-02-06 06:52:15

ゼロ年代映画ベストテン

テーマ:映画
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2010-02-06 06:51:10

00年代における映画祭受賞作品ベスト

テーマ:映画


【00年代アカデミー受賞作品ベスト9】

受賞作品のみで自分が好きな映画順。


①2004年(第77回) - ミリオンダラー・ベイビー

②2000年(第73回) - グラディエーター

③2003年(第76回) - ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

④2007年(第80回) - ノーカントリー

⑤2005年(第78回) - クラッシュ

⑥2001年(第74回) - ビューティフル・マインド

⑦2006年(第79回) - ディパーテッド

⑧2002年(第75回) - シカゴ

⑨2008年(第81回) - スラムドッグ$ミリオネア


■世間のみんなは
ミリオネアみたいな映画が好きってことは
理解はできるんだけど
自分はどうしても支持することはできないですね。

いくらひねくれた野郎だと罵倒されようとも
あんな都合のいい内容を見せ付けられたら
ラストショットは劇中に出てきたボットン便所の中で
スカトロマニアの主人公が恍惚の表情を見せ、
ウンコにまみれながらしているオナニーからの
妄想夢物語だったという
未来世紀ブラジル的な終わりにしてもらわなきゃ
困るよね常識的に考えて!!

あれだけウンコをフューチャーしといて
あの甘ったるい終わり方はないよ。
ウンコを空へ掲げて希望とウンコを
同等のものとして描いたカットなんて
観客側をウンコ思想へと
巻き込むためのものでしかないんだよ。
映像によるサブリミナル的スカトロ洗脳だよね。
恐ろしいよ。

この映画を見たら希望=ウンコという
概念が生まれてしまうようになってる。

別に僕はウンコ単体や
スカトロマニアの人たちを否定してるんじゃないんだよ。
ただダニーボイルはトレインスポッティングで
トイレに突っ込む描写などなど
ウンコが好きすぎてそれをそのまま
我々観客へ押し付けてくるのが苦手なんだ。
ダニーボイルにはわが国の「片腕マシンガール」で有名な
井口昇監督を見習ってほしいよ。

あの人はちゃんとウンチ大好きと認めてて
ウンチまみれのミミズをうれしそうに
スパゲティとして食べているんだからさ。

とにかくダニーボイルは確実にスカトロ嗜好がある。
間違いない、これは揺ぎ無き真実だ!
あの映画を見ても「みんなウンコをもりもり食べよう」っていう
メッセージしか伝わってこない!

権力を手に入れる位置にいる人って
異常な性癖を持ってる人が多いっていうけど
アカデミー会員の大半も
きっとスカトロマニアなんだろうな…。

ミリオネアのことを話しすぎてしまった…。
1位のミリオンダラーベイビーは
イーストウッド作品の中で僕は一番好きです。




【カンヌ国際映画祭受賞作品ベスト8】

基本的にアカデミー受賞作よりも
カンヌで賞を取る映画の方が好き。

08年と09年受賞作はまだ日本で公開されていないのが残念だ。
特に09年受賞のミヒャエルハネケ「白いリボン」を
一刻も早く公開してほしい!
ハネケファンの峯田和伸君もきっと心待ちにしているはず!



①2005年(第58回) ある子供

②2007年(第60回) 4カ月、3週間と2日

③2000年(第53回) ダンサー・イン・ザ・ダーク

④2001年(第54回) 息子の部屋

⑤2003年(第56回) エレファント

⑥2002年(第55回) 戦場のピアニスト

⑦2004年(第57回) 華氏911

⑧2006年(第59回) 麦の穂をゆらす風



①「ある子供」はひったくりシーン以降の
リアリズムを徹底的に追求したダルデンヌ演出は
映画の中にとてつもない緊迫感を生み出していて
金をかけた大作アクション映画でさえも到達できない域。
赤ん坊をモノのようになんの迷いもなく売り払う彼氏は
痛みという感情を忘れたゆとり世代代表か。


②「4カ月、3週間と2日」は
新世代ラースフォントリアーの誕生を
予感させる大傑作。

中絶できない状態にまで成長した胎児を
無理矢理引っこ抜く描写は
どんなスプラッター映画でも体験できないほどの
ゾクゾクする緊張感を生む。

死んだ胎児を捨てに行くヒロインを
リアルに追い続ける手持ちカメラは
何が起こるかわからない不安と臨場感で
観客の意識は画面に集中し映画から目が離せない。



③「ダンサー…」は悲惨な物語だからこそ
ミュージカル妄想世界の対比が際立つ。
おもしろい映画を作りたければ女をどこまでも叩き落とすという
映画界のセオリーを人間不信としか思えない
ラースフォントリアーが映画化したことに意味がある。


④「息子の部屋」は感動の押し売りがないのになぜか泣ける。
それはブライアンイーノの心揺さぶる音楽と
客観的な視線を海辺で歩き出す家族に向ける
ラストのカメラワークにあり。

⑤「エレファント」のガスヴァンサントは「ラストデイズ」
だったりこういう演出法のが好き。


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ところでラースフォントリアーの新作「アンチクライスト」と
ギャスパーノエの新作は
一体いつになったら公開されるんだろう。

「アンチクライスト」は日本じゃ
絶対公開できないような描写があるとか、
権利費が異常に高いとか言われている。
ギャスパーノエのはポケモンショック的演出が
永遠に続くため公開不可みたいな
噂を聞いたことがあるけれども
どちらも早くみたくて仕方がない。

あと今年アカデミー最有力と
向こうでありえないぐらい絶賛されてる爆弾処理映画
ハートロッカーは3月公開なので見たい。


今年は「アバター」のキャメロンや
その元嫁である「ハートロッカー」のビグローが大活躍だ。

たまにしか作品を発表しない二人が
なぜ同じ年に揃って飛躍できたのか、
それはやっぱり過去にセックスしたことで
二人の念が交わり気の流れが直結したからだと思う。

ビグローは今までパッとしなかったけど
性行為から伝わったキャメロンの念が開花したんだね。
才能のある人とセックスすると念パワーが
相手のオマンコを通じて注入されるようになってるんだよ。
ビグローは今にも爆発しそうな性への欲望と
その念を作品に込めて
ハートロッカーを作ったんだ。だからとても楽しみだね!

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