セラピストとして、お客様をお迎えしたら、多分、個室か、仕切られた空間で、二人きりの時間を過ごし、お客様はほとんど寝たきり、こちらは、ベッドの周りでひたすら、お体と気持ちが緩んで快適な状態になることを願い、自身の持ち技や、知識を駆使し、普段とは違った時間を演出しようと努力いたします。
お客様は、接客、サロンの雰囲気、そしてセラピストの実力等々を、気持ちとお体、両方で観察しながら、施術を受け、会話に乗ってきてくださいます。
この濃い、言わば、二人きりの時間を過ごした後に、お客様は、こちらの労力をねぎらうことも含めて、かなりな確率でお褒めの言葉をくださいます。
本日のテーマ ~お客様の思うこと~ 20年以上、この仕事でお客様と接しているナカモトの個人的な意見ですが、こちらから感想をうかがうことは、お客様に少々負担である・・・と推測します。
長い時間を共に過ごしたセラピストに対して、苦情や注文を付けたいと思っても、それはかなりな労力、気合いは必要で、お金を払って作ったリラックスする為の時間が、そんな率直な意見を言ってしまえば台無しになりかねません。そして、たとえ、いい内容の施術を提供できたとしても、いい感想を求めるような流れを作ることは、お客様には重く、面倒くさい時間である可能性もあります。感の良い方なら、この感想は、ブログに掲載されるだろうな~、みたいな。
私は、そんな空気が全く嫌いなので、絶対に単純に、私を褒める流れを作らないようにしています。施術内容に関して、更に分かりやすい説明や、日常生活のアドバイスなどを足す、施術中の会話の中で盛り上がった、面白かったネタにダメ押し?をして、また笑う・・・そんな会話や空気に、まあまあ本気で乗ってきてくだされば、この時間を気に入ってくださったかな~、説明を理解して、興味を持ってくださったかな~、といったところを、手ごたえ、満足感として、お客様をお送りします。これは、ブログやFB、SNS上でも、一切、単純に、こちらを褒めたり、あがめたりする展開にはならないように、ネタには、オチを付けて、読み物のような構成にしています。
長年、この仕事をしていると、気持ちよかったです、軽くなりました、といったザックリし過ぎる誉め言葉は、このセラピストはすごい!といった特別視するほどのものでは全くないことを感じますので、そんな感想は絶対に聞きたくないかな~。
本日の結論。お客様からの褒め言葉は、ほとんど、労力をねぎらうための社交辞令で、本当のお客様の感想、思いは、ザックリした褒め言葉ではない部分から探すべきです。施術後の、リラックスタイムに、セラピストを褒める労力とは、どんなものか、他にもっと面白い会話は出来ないものか・・・そんなところを、考えられるセラピストが、ずっと新鮮な研究心で向上していけると、私は思います。
★オトナ女子ハッピーコラムブログもやっています~!
http://ameblo.jp/happy-naturaltime
★カラダとココロを解剖生理学的にのぞいてみました。カラダのこと…ココロのこと…コラムブログはこちら⇒
http://ameblo.jp/karada-and-kokoro
トータルボディワークスペース