妊娠、出産の経験がない、もしくは少ないと
更年期に早くなりやすく、そしてひどくなりやすい?
閉経も早い?
閉経は、排卵がなくなり、生理がなくなってきた状態を示しています。
卵子というのは、その人によって
いずれ卵子になる細胞の数は決まっています。
その細胞の数は個人差はありますが、
どの人にとっても、生まれてきた瞬間が最高数で
あとは減少していくだけです。
特になにもなくても細胞は減少していくと言われてはいますが、
毎回の生理周期のたびに、
10個~30個減少していく、と言われています。
妊娠しますと、一時的に排卵がとまります。
出産しても、すぐに生理が再開するわけではありません。
産後の生理の再開は、平均8か月~1年半までの期間を要すると言われています。
ですので、1回の妊娠と出産にあたって
平均して、2年ほど、排卵、月経がとまった状態にあります。
その期間は、卵子になる細胞の数の減少も少ないというわけです。
なにせ、排卵も、生理もないので^^
・・・となると。
妊娠出産経験のない方は
経験のある方よりも、卵子になる細胞の数の減少が早いということ。
また、妊娠出産回数の少ない人は
回数の多い人よりも、卵子になる細胞の減少が早いということ。
妊娠、出産経験のない方は
更年期症状が強くでやすい、閉経が早い傾向がある、
というのは、こういった観点からの考え方です。
ですが、最初にも書きましたように。
細胞の数には個人差があります。
多産の方でも、細胞の数が少なければ
閉経は早いでしょうし。
出産経験のない方でも、細胞の数が多ければ
閉経は平均並み、もしくは遅いかもしれません。
ですので、必ずそうなる、というのではなくて
そういう傾向がある、という程度で
とらえておかれるといいかな、と思います^^
以前よりも、更年期障害という言葉が多く聞かれるようになったのは
出産回数の減少が理由だ、とする見方もあります。
女性が7人、8人と出産した時代には
ザラに10年ほど、まともに排卵、生理がない状態だったでしょうから。
それとはまた別に、女性の平均寿命が延びていることも
更年期障害という言葉が生まれ、
注目されてきた理由の1つでもあるんじゃないかな~、と思っています^^
今日は骨盤を離れて、
女性のからだのお話でした^^