六所神社から歩くこと30分ちょっと。

近辺では目立つ高台の上にある白幡神社に到着です。

小さな神社の割に参道が長いこと。
手前に写っているのは一ノ鳥居、奥の赤いのが二ノ鳥居で、更にその向こうにもう一つ。
トータル100m以上あるのは、この近辺にしてはかなりの規模です。

源頼朝が安房国で挙兵した際、この地にも源氏の白旗を上げたとのこと。
頼朝はこの近辺も訪れたんでしょうね。

面白いのは、狛犬の片側が親子。
親の狛犬は、怖い顔付きのなかにも子を見守る優しさがあります。

無邪気に遠くを見る子供が可愛いのは、狛犬も人間も一緒かな。

白幡神社から歩いて3分ほど、目的地に到着。
正確には、高円寺ではなく高圓寺なんですね。

このお寺は初めて来ましたけど、藤の花で有名なんだとか。
近くに住んでいても、意外に知らないものです。

その藤の花、これが一番それっぽく撮れたかな。
近くで花房を強調するより、遠方からフワッと感を撮るのが藤に合っているのかなと。

亀戸天神なんかとは異なり、人が少ないので色々研究できるのもいいところです。

本来であれば、蔓が長くボリューミーな藤になるらしいんです。
まだ少し早過ぎるのか、今年はこんな花なのか。

藤はタイミングが難しいものです。

寺の裏手にある別の藤。
こちらはまだ小さい木ですけど、その若さのせいか紫の鮮やかさ、力強さを感じます。

何十年、何百年とかけて、いずれはこの木も大きくなって、高圓寺の名物になっていくんでしょうね。

そうそう、意図はよくわかりませんけど、七福神が一堂に会してこちらを見ています。
七福神というより、7人の小人みたいだと感じるのは、決して私だけじゃないと思うんですよね。

藤の高圓寺、また来たくなる藤の美しさでした。


高圓寺
市川市宮久保4-5-1
047-372-9588