19日に開会した名古屋市議会4月臨時会では、河村たかし市長が提案した市議報酬の半減案を巡って激しい応酬が繰り広げられ、市長と議会との溝は深まるばかりとなった。

 本会議では質問に立った主要4会派8議員のうち、7人が報酬半減案についてただした。自民の桜井治幸団長は「自らの給与を800万円に下げたからと言って議員に強要するのはいかがか」とし、山本久樹議員(民主)は「公約で報酬半減は主張していなかった。市長は昨年4月に衆院議員を辞職したが、まさか4月分の歳費を満額受け取ってないだろう」などと追及。

 これに対し、河村市長は「(満額)受け取っていると思う。しかし議員時代には企業献金の拒否など、局面ごとに出来ることからやった」とかわした。

 傍聴していた緑区大高町の会社員佐橋亜子さん(42)は「市長は800万円の根拠を説明していないし、議員も本質とはかけ離れた質問を繰り返していた。何のために臨時議会を開いたのか分からない」と双方を批判していた。

 また、地元情報紙のインタビューで河村市長が「市議には1期ごとに退職金が支払われている」と事実に反する説明をしたとして、議員が抗議、総務環境委員会が関係者を呼んで事情を聞いた。

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