2008年03月19日 10時41分47秒

心霊現象に取り憑かれたドイル

テーマ:ブログ
When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth.
「不可能を除去して残ったどんなものでも、たとえありえないことと思えても、それが真実にちがいない」

これはシャーロック=ホームズの有名な言葉で、「名探偵コナン」で工藤新一が好んで引用します。違った訳し方をしているかもしれませんが。

こうした科学的な態度を貫いたホームズの産みの親、コナン=ドイルが、なぜ晩年、心霊現象に取り憑かれたのか、昔は不思議でしかたなかったものです。

でも考えてみれば、この言葉にはドイルを心霊現象に導く伏線が張られていることに気が付きました。

つまりimpossibleとimprobableに厳密な違いがあるのか、この言葉に検証の跡は見られません。

最初に除去してしまったimposssibleの中に、実は不可能ではなかったことが含まれていれば、残されたimprobableが本当にありえないことだ、ということもありうるわけで、ドイルは不可能でなかったことを「不可能」として除去してしまい、残されたものは心霊現象としてしか説明できないと思ってしまったのではないか、と思います。

「不可能」として除去しようとしている現象が、本当に不可能なことなのか、もう一度考え直すことが大切なのでしょう。困難が伴う場合もあると思います。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2008年03月09日 00時47分56秒

記憶の曖昧さについて

テーマ:ブログ
先日のパソコン要約筆記サークルで、卒業式に向けての情報保障の練習をしてみました。

ろう学校の校歌といっても曲を知らないし、ちょうどNHKの「SONGS」でさだまさしの「無縁坂」を放送していたので、それを使うとにしました。

うたまっぷ で検索したら載っていました。

でも、ここに載っているファイルはテキストファイルではなく、保存してもオフラインの状態では歌詞を表示してくれませんので、見ながら入力しなければなりません。

30年以上聞いていながら、入力してみて初めて気がついたのは「忍ぶ 不忍 無縁坂」のところ。

「しのぶ しのばない」という意味なのかと思っていたのが「忍ばず」ではなく「不忍」だったのです。

つまり東京の上野、不忍池のほとりにある無縁坂を忍ぶ、という意味で、「母」が登った坂は無縁坂ではなかったのです。

1981年だったか82年だったか、さだまさしがこの歌の解説をしている文を読んで、無縁坂というのが不忍池のほとりにあって、森鴎外が『雁』の舞台にしていることを知り、岩波文庫で『雁』を読んでみました。

今回、もう一度『雁』を読んでみたくなって、青空文庫 で拾い読みしてみました。

30年近く前にこの小説を読んで、最も印象に残ったのが本郷にある「藤村」という和菓子店で、これを読んでいる最中だったか読んだ直後だったかに、実際に藤村に行って羊羹を買ってきたこともあるのですが、『雁』に藤村の羊羹が出てきたものだとばかり思い込んでいました。

ところが、「藤村」で検索したら、2か所だけヒットして、どちらも「田舎饅頭」ではありませんか。1つの小説を読むにしても、これほどまでに記憶が曖昧なものかと思い知らされました。

それにしても、「無縁坂」を作った頃のさだまさしは23歳になる頃だったわけで、『雁』のお玉さんと「母」をさりげなくダブらせ、それでいながらこの歌を聞いている人の多くがぞんなことは想像さえしないだろうと、多分ほくそ笑んでいたのだろうな、と思うと、恐ろしい23歳だな、とつくづく感じてしまいました。

ところで、サークルで「無縁坂」を使って歌詞の色変えをする練習をしてみたのですが、どうしてもうまく変わらずに終わりました。
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。