米アップルは、8月24日(現地時間)に
スティーブ・ジョブズCEOの辞任を発表。
ジョブズ氏は今後、取締役会会長となり、
後任はティム・クック最高執行責任者
(COO)が務める。

アップルの創業者スティーブ・ジョブス氏が30年以上
日課として毎朝鏡を見て、自分に問いかけている
質問
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、
今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」

そして、もし答えが「NO」の日が何日も続くと、
「そろそろ何かを変える必要があるな」と考えるそうです。

彼は、人生や会社の命運を決める重大な決断に迫られたとき、
この言葉を手がかりとして、決断を下してきたそうです。
その結果が今のアップルなのです。

スティーブジョブス氏は、スティーブ・ウォズニアック氏と
1976年にアップルコンピュータを創業し、次々にヒット商品を
生み出した。

・「Macintosh」を開発して大ヒット!
・1985年に退社したものの1997年に復帰。
・HDDを内蔵した携帯音楽プレーヤー「iPod」を開発
・スマートフォン「iPhone」を開発
・タブレット端末「iPad」を開発

書籍『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―
人生・仕事・世界を変える7つの法則』には
ジョブズ氏が、過去30年にわたり人生や仕事で活用してきた
「7つの法則」が掲載されている。

■法則1.「大好きなことをする」
ジョブズは、心の声に従ってきたし
それがよかったのだと言う。

■法則2.「宇宙に衝撃を与える」
ジョブズは、自分と考え方が似ていて、
自分のビジョンに賛同する人々、世界を変える
イノベーションへと自分のアイデアを変えてくれる
人々を惹きつける。
アップルのロケットは「情熱」が「燃料」、
「ジョブズのビジョン」が「目的地」なのだ。

■法則3.「頭に活を入れる」
創造性がなければイノベーションは生まれないが、
ジョブズにとって創造性とは、さまざまな物事を
つなぐことを意味する。
幅広く体験すれば人間の体験を深く理解
できるようになると信じているのだ。

■法則4.「製品を売るな。夢を売れ。」
アップル製品を買う人々をジョブズは「顧客」だと見ない。
夢や希望を持つ人々だと見る。
そして、その夢の実現を助ける製品をつくるのだ。

■法則5.「1000ものことにノーと言う」
洗練を突きつめると簡潔になるとジョブズは言う。
iPodからiPhoneのデザインまで、製品のパッケージから
ウェブサイトの機能まで、そのイノベーションは、
不要なものを取り除き、必要なものの声が聞こえる
ようにすることである。

■法則6.「めちゃくちゃすごい体験をつくる」
アップルストアは顧客サービスとはこういうものだ
という基準になった。
アップルストアを世界最高の小売店としたシンプルな
イノベーションは他の分野にも応用可能で、
どのような事業でも顧客と心からのつながりを長期的に
結ぶことができる。

■法則7.「メッセージの名人になる」
ジョブズは傑出した語り部で、企業の製品発表を
芸術の域にまで高めた人物だ。
世界一のイノベーションを思いついても
まわりの人を巻き込めなければ意味がない。

◆あるとき、ジョブズ氏が大学で講演をした時、
一人の女性と出会いました。
彼には次の予定が入っていたため、彼女と連絡先を交換し、
一度はその場を去りました。

しかし、校門を出ようとするとき、自問します。
「今日が自分にとって最後の夜だったら…?」
そして引き返して、彼女と話をしたのです。
その彼女が、今のジョブズ氏の奥さんとなったのです。

『もし今日が人生最後の日だとしたら、
あなたは何をしますか?』

以上、愛読メルマガ<卓越のレシピ>より