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長崎県西海市雪浦にてインド民芸品の販売、木版染め、草木染めをやっています。
http://skoworks.net/


テーマ:
わたしがブジに滞在して、いろんな工芸品をつくる工房を廻っていたときに
なんとなく一番本命だと予感していた場所。
ダマンカというところのムスリムの家族が作っているAjrakh(アジュラク)という木版更紗の工房。宿のゲストブックから情報を得たのだが、みなさんの書き込みに感動がにじんでいた。

まず、ブジから約1時間半走り、バス停を降りたらこんな場所。

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こどもは裸で、おじさんたちがチャイを飲んでのんびりしているだけの何もない道端がバス停。


とりあえず、ゲストブックに書いてあった工房の先代のお名前を周りの方々に連呼!
もちろん、この田舎では英語は通じませんので。
おじさん方々から『あそこだろー。お前連れて行ってあげろよ』的な会話が行われている様子。
カブを持っていたおじさんが後ろに乗っけてくれて、工房に到着。

工房におそるおそる入ると、みなさんトントン!といい音を立てながら木版を押していた。
このときに、なんとなくピタっときた感覚があった。

染料から、Ajrakhとは何ぞやということまで工房の広報さんみたいな立場の方が英語で教えてくれる。

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Ajrakh(アジュラク)とは、ムスリムの人々が古くから生活の布として使用してきた木版更紗のことで、主に男性がターバンや腰巻きに使う布のこと。
その歴史というと、なんと紀元前まで遡るだろうと言われている。
紀元前に発掘された化石の服にAjrakhの文様と同じらしきものが掘られているらしい。

何と言っても、魅力はこのシンメトリーの細かいイスラム文様。その木版の精巧なこと。
木版は色別に使うので、同じデザインでも3種類以上存在することが多い。
糊を使い分けて、色を版ごとに出していく。

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そして、トラディショナルなデザインは青、赤、黒の色が主となって組み立てられている。
これは、古代の人々が日が沈んだ後の青→赤→黒の空のグラデーションを見てインスピレーションを受けたらしい。そして、数少ない星が強く輝いていることから、デザインには必ず星が入れられている。


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Ajrakhのトラディショナルなデザインは15種類ぐらいある。

そして、これはオリジナルといわれる壮大な逸品。すべてはここから派生してるのだろう。
この大作は、発注してもいつ出来上がるか分からないそう...。

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情報の少ない時代に、自然から受ける影響は絶大だったのだと思う。
きっと、古代の人が見てデザインを思い描いたのはこんな空だったのかなーなんて。

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こういう自然生活からの流れのデザイン性が特に感動したところ。


染色に使う材料はすべて天然素材で、布の糊を落とす天然洗剤にはなんとラクダのふんを使うという。
インドにはよく染まる染料が多い。その筆頭とも言える、赤を染めるインドアカネはAjrakhには欠かせない染料。そして、青を彩るインド藍。黒は鉄を媒染糊に混ぜて使うことで表現できる。

媒染剤とは、染料と反応させて色を発色させる助役のような存在。
その媒染剤を糊に混ぜて木版で押していくことで、布に媒染剤を染み込ませるのがAjrakhなどのインド木版染めの基本。この染め方も紀元前から存在していたそうで、インドの染色文化には恐れ入る。
この木版に糊を一回一回つけて版を押す。重ね染めなのだから、2版目以降は真上に押さないと模様が乱れるものだが、ここの職人さんは集落で一家全員木版職人だったりするので、子供のときからの経験で一糸乱れぬデザインが出来上がる。他のインドの木版更紗に比べると群を抜いて精巧だ。

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現在、Ajrakhを制作しているのはパキスタンの1都市とラジャスターン州の1都市とここグジャラート州のブジの3カ所のみらしいが、このブジの工房が最も優れた更紗を作っていると、インドの博物館が出版している更紗の本に書いてあった。確かに、この更紗は他のものに比べると色の深みだったり堅牢度も違うことが分かる。他の地域のAjrakhはやはり芸術品とは言えない代物で、安かったけど決して買いたいとは思わなかった。

なぜ、こんなに強い美しい布が作れるのか、、。
KEEP IT TODAY。工房の方が何度も口にした言葉。
今日はそのままにしておく。色を落ち着かせるためには時間が必要。
急いで染めたものほど、色の落ち方は大きい。
ここの工房にはいくつもの生地を寝かせるお部屋が用意されていて、一度染めて次に違う色を染めるときには、そこに2週間ばかり置かれるらしい。きちんと今の色を入れて次の色を入れる。
ただでさえ、採算の取れそうにないこの手法なのに、時間を取るという手間を惜しまない。
こういうところを見ると、この布の強さを実感できる。

染めの工房は違う場所に広大な土地を使っていた。
長い生地を藍染めして地面にそのまま干す。インドらしい一面。

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この工房は完全受注生産で、わたしなどの小さいお客はそのおこぼれを買わせていただく。
それでも、たくさんのAjrakhが詰まったこのお部屋、何時間居ても飽きなかった...。

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その中から悩みに悩んで選んだものを、SKOで販売しています。

サイトも完成間近です。
http://skoworks.net/

baseのオンラインショップも開設しました。
http://sko.thebase.in/

オーダーメイドでワンピースやサルエルパンツの注文も受け付けています。
どうぞ、チェックしてみてください!


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S K O【ス コ】
http://skoworks.net/

週末のみOPEN(10:00~17:00)
長崎県西海市大瀬戸町雪浦下郷723-2(雪浦小学校より車で約5分)
☎090-8227-8431
お近くにお越しの際は、ぜひご来店ください~

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