エイジ780

未来トランクスが悟空と手合わせを終えたとき、ベジータはいらついていた。


ベジータ 「おい、カカロット、こっちへこい」

悟空 「なんだ?、ベジータ」

ベジータ 「どういうつもりだ?」

悟空 「・・・なんかしたか?、おら・・・」

ベジータ 「なぜ、超サイヤ人3なんだ!!」

悟空 「へっ?!いや、だってトランクスは超サイヤ人2だったし・・・」

ベジータ 「氣に入らん、お前はいつもそうだ。魔神ブウの時も超サイヤ人3になれるのに、俺との戦いも超サイヤ人2で実力を隠してた。思い出しただけでも腹が立つ!!」

悟空 「その上の力はブラックのときまで取っといた方がいいんじゃねぇか?」

ベジータ 「だから、その考え方が氣に入らんのだ。全力でぶつかりやがれ!」


トランクス 「・・・父さん、どうしました?」

ベジータ 「トランクス、いや、なんでもない」

トランクス 「あの、父さんもなれるのですか?悟空さんみたいに超サイヤ人3に」

ベジータ 「・・・いや、俺は超サイヤ人3にはなれない」

トランクス 「あ、すみません、俺・・・」


トランクスは父さんのプライドを傷つけてしまうまずいことを言ってしまったと後悔した。


ベジータ 「氣にするな、超サイヤ人3はルックス的に氣に入らん!」

悟空 「・・・へっ?」

ベジータ 「あれは更に眉毛がない分、カカロットでさえも額があれだけ広く見える」

悟空 「・・・おめえ、それで、いきなり飛び級したわけか?」

トランクス 「え、ど、どういう意味です?」

ベジータ 「トランクス、そのうち分かる。氣にするな、カカロットはお前が思っているより腹黒い」

悟空 「ひでぇ、言い方だな、ベジータ」

ベジータ 「その通りだろ!」

悟空 「ベジータ、さっきの話だが、まさか、あの赤い方も?」

ベジータ 「当たり前だ、あんな姿は耐えられん。俺があんな姿になってみろ。想像しただけでも・・・」


悟空 「そこまで見た目に拘るなんて・・・」

ベジータ 「俺はサイヤ人の王子だ。見た目、重視は重要だ!・・・その点、ブルーは

完璧だ」


トランクス 「・・・一体、二人は何の話をしてるんだ?」

 

悟空 「だったら、一番ルックス的にいけていない、大猿はいいのか?」

ベジータ 「あれは・・・」

悟空 「あれは?」

ベジータ 「・・・過程が好きなんだ」

悟空 「どういう事だ?」

ベジータ 「パワーボール・・・俺が自分でつくる月だ」

悟空 「・・・弾けて混ざれって言ってたあれか!」

ベジータ 「ふっ、お前には出来ない芸当だろ」

悟空 「おらにはあんな技は確かに出来ねえ・・・」

ベジータ 「だからだ・・・あの月をつくる時、優越感に浸れる」

悟空 「そこまで計算していたのか、さすがだな、ベジータ。・・・でもまさか、過程で飛び級2つも拘りがあるとはよ。おらはルックスに拘りはねぇけどな。なれるもんはとりあえずなっとくさ」

ベジータ 「だからお前は・・・」


トランクス 「あ、あの、話が見えないんですけど・・・」


ベジータの妙なプライドは超化過程にも影響していたことをこのとき初めて知った悟空だった。


トランクスが説明を求めようとしたとき、ブラックが出現した。

 

 

 

トランクス「・・・ブラック!!!」


二人がゴッドを越えるサイヤ人になれることをまだ知らないトランクスであった。