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2012-09-03

"ピングレ"と"ヘルスケ"

テーマ:その他書評
photo:01

いつもの一時帰国では図書館で借りた本を読みまくるのですが、今年は移動が多かったので、図書館では借りずに中古の本を数冊買い込み夏をしのぎました。

基本、文庫化されてからしか本を買わない私ですが、前から気になっていたNEWSのシゲが書いた"ピンクとグレー"を買ってみました。(中古だけど(^^;;)

芸能界へ進んだ幼馴染の男の子2人の物語です。
ネタバレはしませんのでご安心を。

青学に通う割りとイケメンの主人公はどうしてもシゲと重なり、

情熱大陸で密着され、ananでヌードを披露する人気絶頂の彼は、山Pを彷彿とさせ、

ちょっとこの文、くどくない?とか、
ここ、いかにも作家っぽい表現だよね~とか、
シゲ、こんな難しい言葉なんで知ってるの~とか、

当初はどうしてもシゲが書いたという枠にとらわれてしまって小説世界に入り込めなかった私。

しかし、中盤からはもう現役アイドルが書いたものという枠は消え去り、小説の中でもがき苦しむ彼らは、"リバちゃん"と"ごっち"でしかなくなりました。

楽しかったです!楽しい話ではないのですけどね。

ポプラ社の彼より、評判が良いのもうなずける出来でした。
ポプラ社の彼は俳優時代好きだったのだけど、、、(ーー;)

イケメンなのにNEWSで存在感の薄いシゲですが(笑)、さすが多才な彼、やりますね!
今後も是非、創作活動続けて欲しいです。

そういえば、この夏、話題のエリカ様主演の"ヘルタースケルター"も見る機会がありまして。

こちらも最初はエリカ様すごい!目線だった私ですが、直ぐにエリカ様ではなく、"りりこ"の世界にずるずる引き込まれ、あっという間に終わってしまいました。

そしてもの凄く疲労しました。
グロ大好きな私ですが、映画でこんなにも消耗したのは良くも悪くも初めて。

エリカ様を好きとか嫌いとか、上手いとか下手とかを超越した凄まじい映画であったことは間違いありません。
そしてこの役はエリカ様しかできのいのも事実。

個人的には大好き。
でも疲れちゃうからもう見られない…

iPhoneからの投稿
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2011-08-27

東電OL殺人事件

テーマ:その他書評

「東電OL殺人事件」といえば、1997年、世間を騒がせた大事件でありました。

当時、就職し、結婚し、そして主人が海外へ単身赴任し、退職し・・・・ 実家でのんびり時々出勤&フリーランスの仕事をしていたはずの私ですが・・・何故か「東電のエリートOLが殺された」というくらいしか記憶がありません。

実際は、興味本位で各雑誌にあることないこと書かれ、連日ワイドショーでとりあげられ、大変な騒ぎだったようです。

後から、本でこの事件を深く知った私ですが、今、この東電OL、渡邉泰子さんが殺されたのとほぼ同じ年の私、
知れば知るほど、この東電OLの計り知れない心の闇に眩暈がしてくる思いです。

ここではあえて事件の詳細は書きませんが、ご興味ある方は検索してみてください。
「東電OL」と入れればたくさん情報が出てくるはず。

2003年に強盗殺人罪で無期懲役となったネパール出身のマイナリ受刑者ですが、この夏、再審請求の協議が行われ新たなDNA鑑定結果が報告されたということで、また大きなニュースになりましたね。

今回、改めて「東電OL殺人事件 (新潮文庫)/佐野 眞一 」を読み返しました。

何の先入観も無く、著者が行った聞きこみ調査や裁判の傍聴結果が書かれた著作を読む限り、マイナリ受刑者が無罪であることが濃厚に感じられます。
しかし、そのマイナリ氏が2011現在、未だネパールの家族の元に帰れず(妻や娘2人をネパールに置いて出稼ぎに来ていました)、遠い国日本の刑務所で服役していたのかと思うと、その恐ろしく長い長い時間に震えます。

この本を読む限りは、検察側の主張も、警察のやり方もあきらかに常識をはずれていて、マイナリ氏が犯人とは到底思えないのです。
勿論、個人的感想ですから、鵜呑みにしませんように・・・。
しかし、もしも、もしも、冤罪だったらそんなに恐ろしいことはありません。

世界一優秀な警察と言われる日本の警察ですが、冤罪というのは起こり得るのだなと感じました。

ちなみに、この本は、第一審で無罪になったところで終わっています。
しかし、その後、高裁、最高裁にて逆転有罪となり無期懲役になりました。


「東電」といえば、全く違うことで3月以降、耳にしない日はありません。
実はこの殺人事件「原発がらみ」とも無関係ではないという噂もあります。
このタイミングで、マイナリ受刑者を味方するDNA結果が出たというのも偶然なのか・・・

読めば読むほど、何が本当で何が本当でないのかわからなくなりました。

政治的なこと、犯罪に関することは、私のようなあまりモノを知らないものが、安易にこういった場で発言するのは控えたいと思ったので、本についても何だかよくわからないかもしれません。

ご興味ありましたらどうぞ・・・。

こちらは、私の大好きな桐野夏生さんの著作、「グロテスク」。

文春で連載中からはまってしまって(たまたま友人のご主人のお古をもらった!)、単行本化されてからは図書館で借りてすぐ読み、それから何度も繰り返し借りては読み、この夏、ついにブックオフで文庫本をゲットしました~!

実はこれ、先の「東電OL殺人事件」をモチーフにした小説なのです。
(あくまでもフィクション。)

桐野さんといえば、女性の醜さを書かせたら天下一品ですが、このグロテスクに登場する女性たちは群を抜いております。
はっきり言って、ヘドが出るほどキツイ女性たちが出て来ます。
まさにグロテスクな女性たち。

でも女性ですから、同感できるところもあるんですね、恐ろしいことに。

東電OL事件をこのように解釈し小説化した桐野さんはすごいとしか言いようがありません。

事件を聞いただけでは、全く理解しがたいOLの行為ですが、グロテスクに出てくるエリートOLが堕ちて行った(上記、佐野氏は「大堕落」と表していました)のには、納得できるのです。

あくまでも実際の事件とは別物として、こちらは読んでいただければと思います。

今日からまた数回目、読み始めます。


原発事故から始まって、DNA鑑定結果・・・とこの夏、不思議な符合があったので、記事にさせていただきました。
東電の現会長は、渡邉泰子さんの当時の上司。
渡邉さんは反原発の論文等で注目を集めていた。
当時プルサーマル計画が本格始動・・・。

真実は闇の中なのでしょうか。
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2010-10-19

Liberty Book@フランスから♪

テーマ:その他書評
AQUAのくらし++ 東南アジアでナチュラルに暮らす

注文していた本がフランスから届きましたー音譜

送料もどーんとかかりますし、なぜかマンションまで届けてくれなくて、見も知らぬ郵便局までタクシーで迷って迷って、ようやくピックアップできました^^

みてみてー。
ぜーんぶ、大好きなリバティファブリックを使った本です。

こうして、表紙を眺めているだけでも幸せな気分になります。
娘のアイアンベッド(ずいぶん昔の写真ですが、こちら )にちょっぴり似ている、左上のベベの表紙、可愛いでしょう?

AQUAのくらし++ 東南アジアでナチュラルに暮らす

(フレンチなので、字は読めませんが・・・)3冊とも、こんな風にリバティファブリックを使っての、雑貨やインテリア、ラッピングなどが紹介されています。

なんせ、何が書いてあるか全くわかりませんが、AQUAハンドメイドに取り入れたいアイディアが満載!


こんなリバティのカットクロスでできそうなアイディアがいっぱいなのです。Bernadette楽天市場店

いろいろとイメージが膨らんできますふわり。
時間が今の3倍くらいあったら、いろいろ作れるのになぁ。

今は空き時間にちょこちょこアミアミくらいしか時間がなくって。

AQUAのくらし++ 東南アジアでナチュラルに暮らす


現在、日本で発売されているリバティ本でお気に入りはこちら。

LIBERTY PRINT 1875-2010 SPRING&SUMMER (e-MOOK)/著者不明

1冊リバティプリントがいっぱい。付録もついて、リバティファンにはたまらない一冊です。

そして、洋書ですがずいぶん前から予約注文していて、最近実家に届いたらしいのが、こちら。
見るのが楽しみです^^

Ganz in Liberty/Alice Marceau


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Cath Kidston “HELLO!”FROM LONDON 『キャス・キッドソンへようこ.../著者不明



Cathブックも第5弾!3まで購入しましたが、もういいかなーと思っていたのですが。
今回の付録は魅力的ー!お悩み中です・・・(悩んでいる間に売り切れちゃうのよねぇ。)
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2010-05-30

ことりっぷ

テーマ:その他書評
AQUAのくらし++ 東南アジアでナチュラルに暮らす

昨日の夜の部のステージは、なんとか終了。
後は、本日午後の部。
どうやら知人友人もたくさん見に来るようなので(注:私目当てではありません)、恐ろしい~。

ダンスって踊れればいいって思ってましたが、他の西洋人チームのジャズやヒップホップを見ていると、みなさん表情がすごいんですよね。

日本人度70%のベリーダンスチームは、最後の最後まで先生に「スマイル!!」と注意されましたが、これが簡単にできないのが日本人あせる

比較的演技をしなくても済むベリーダンスが一番あっているかも・・・と今回のステージを袖から見ていて思いました。

ほんとはヒップホップとかもやってみたいのよね。
西洋人おばちゃんチーム(アジア系おっちゃんとかも混ざっている)なんて、一番楽しそうに踊っていたし、うまい下手はどうあれ、見ている観客も一番喜んでいたように思います。

私たちのダンスは音楽的にもマイナーな曲調で愉快な曲ではありませんから、ノリで笑えるようなものでもなく、作り笑顔をする余裕もなく・・・
ところが本番は、意外にできるものですね。
相当不気味な笑顔になっていたと思いますが、踊るのは楽しかったです^^

お見苦しいところお見せしてしまった方も読者の中にいらしたら、ほんと失礼しました。
でも杉本彩さんもこの前言ってらしたのですが、楽しく踊るというのは、女性ホルモンの分泌がよくなって更年期知らずなんですって!!

更年期とか言っている時点でもうおばちゃん思考なのですが、まあ本人が楽しんでいるのでイタイのは十分承知ですが、ご勘弁願います~べーっだ!

今日のステージが終わったら、気持ちは夏休み、北海道に切り替えていきたいと思います。

これまでコテコテのガイドブックだけでなく、最近は女性ターゲットと思われるおしゃれなコンパクトなガイドブックが増えていますね。

前にもご紹介したでしょうか。(最近物忘れも激しくガーン
これらのガイドブックを明日からはじっくり読んでスケジュールを立てたいと思います。

では!
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2008-09-16

三月シリーズ@恩田陸

テーマ:その他書評
本には、1巻からはじまって、2,3と続く連続シリーズがありますよね。
言うまでも無いのですが、上巻・下巻というのもこれまた続きもの。

そういういわゆる続きもの以外にも、「シリーズ」と呼ばれる本たちがあります。
それは、単純に続きものではないのですが、微妙にリンクしていたり、登場人物がかぶっているものです。

わかりやすいところでいうと、金田一耕介シリーズだったり、浅見光彦シリーズだったり。
探偵モノは、それぞれが独立したミステリーですが、探偵が同じだったり、警察官が同じだったりしますよね。

でも世の中にはもうちょっと複雑なシリーズものがあります。
別々に読んでも独立したひとつのストーリーなのですが、シリーズ合わせて読むと、新たな謎が解けたり、裏事情がわかっておもしろさが倍増したりするのが醍醐味。
これが、私好きなんです。

私のこういったシリーズものへの初めての出会いは、中学時代。
私を国文学の世界へ、読書の世界へと誘ってくださった愛してやまない作家、氷室冴子さん(今年51歳という若さで亡くなられました)の本であります。
私の世代の女子でしたらきっと一度は手にとったことがあるはずです!

なぎさボーイ 」という一人称の「俺」から見た青春の一コマは、そのお相手である多恵子ちゃんから見たらどうなるか?・・・それが「多恵子ガール」。
同じ出来事も、なぎさくんと多恵子ちゃんでは全く違ったとらえ方をしています。
さらに、「蕨が丘物語」の中の「純情一途恋愛編」の主人公は、なぎさくん、多恵子ちゃんのお友達。
さらに、なぎさくんの親友である北里くん目線で語られた「北里マドンナ」というのもあります。

こんな風に、続きものではないけれど、それぞれが独立して楽しめる小説だけれど、微妙に他の本とリンクしているのです。
ちなみに、氷室さんは、ご自身の小説の思い入れのある脇役を主人公とした番外編というのをよく書かれていました。

最近読んだものですと、小野不由美さんの「十二国シリーズ 」シリーズなども、該当するかな。
架空の十二ある国のそれぞれの世界を描いたファンタジーです。
それぞれが時代も国も違う物語ですが、そこに流れている大きな歴史や世界観は一緒です。
一見、十二国記とは関係なさそうな別の出版社から出ている「魔性の子 」も、十二国シリーズで活躍する一人の過去の物語です。
私、十二国を知らずに、この「魔性の子」をひとつのミステリーとして読んだのですが、とってもおもしろかったのにオチに納得がいかなかったんです。
そして、十二国を読んで、すっきりー。

小野さんのご主人である綾辻行人さんの「館シリーズ 」は、最近はまっているシリーズ。
ミステリーではありますが、いわゆる探偵モノとは異なり、ある天才的(狂人的?)建築家が建てた家で起こる殺人事件というのが共通事項。
共通して登場するキャラクターはいるものの、あくまでも主役は謎に満ちた「館」なのです。
館つながり、共通項はその舞台という斬新なシリーズ。


ちょっと変わったところですと、吉村達也さんの「惨劇の村シリーズ 」。
いわゆる探偵モノの、朝比奈耕作シリーズではあるのですが、「 花咲村の惨劇 」 「鳥啼村の惨劇 」「風吹村の惨劇 」「月影村の惨劇 」を読んだあと、5冊目の「最後の惨劇 」を読むと、どんでん返しがあり、4つの過去の惨劇のつながり、新たな真相がまた見えてくるといった趣向。
もちろん、それぞれ単独で読んでもミステリーとして完成しています。
(しかし、私は知らずに「最後の惨劇」を最初に読んでしまった!最悪!しょぼん

もうひとつ、吉村さんの趣向を凝らした作品といえば、「金閣寺の惨劇 」「銀閣寺の惨劇 」。
これは、どちらから読んでもよいのですが、2冊目を最後まで読んだ瞬間、1冊目だけではわからなかった事件の新たな側面が浮かび上がってくるという、読後感が楽しめます。

ちょっと脱線しますが、この探偵、朝比奈耕作、「ロック歌手のような」メイクをして「カフェオレ色」の髪の毛をしているんです。
どんなだよっ汗
どうしてもこれが許せない私。
(あなたも?)

ものすごーーーーく長い前置きでしたが、ようやく本題です。ははは~ニコニコ

先日読んだ、恩田陸さんの「黄昏の百合の骨 」。
恩田陸さんといえば、「夜のピクニック 」や「六番目の小夜子 」で有名な作家さん。
私も以前ご紹介したことがあります。
(しかも、ここに時々コメントもくださる私のリアル友人、miggyさんの同級生でお友達!つまり、恩田さんは友達の友達!すごーいでしょ?)

この「黄昏の・・・」ですが、ツボツボでした。
謎がちりばめられた古い洋館、残酷で美しい少女、謎めいた遺言、病弱な少年・・・
もう私の大好きなウハウハしちゃう世界ですにひひ
リアルなのかファンタジーなのか不思議な雰囲気を味わいつつ、あっという間に読み終えてしまいました。
私の愛する本格モノの雰囲気が味わえるミステリーとして大変楽しかったです。

たくさんの謎に包まれた物語は終盤に向かって謎が解き明かされていきます。
おおーっと思うところもあったのですが、でもね、でもね・・・・
最後になっても解き明かされない謎があったり、作品中に、何度か出てくる名前があるのですが、最後までその人が登場しなかったり、ハテ?という部分も多く。
主人公の理瀬のバックグラウンドが全く理解不能。

これが恩田ワールドなのかなー、あとは想像せよということなのかなーと一度は納得しましたが、あとがきを読んで謎が解けました。
やはり、他の作品とリンクしているのです。
なので、この本だけでも楽しめますが、先に書かれた本を読むとこの本の物語の背景や以前の出来事がよくわかり、より深く恩田ワールドを体感できるというわけ。

「黄昏の・・・」は、最後の方に、続きを予感させる記述がありましたので、この三月シリーズまたどこかで出会えそうです。(実際、雑誌に連載されているようです。)

そして、このシリーズの最初といわれている「「三月は深き紅の淵を」」(ここから「三月シリーズ」と言われているわけです。)は、私、一昨年読んでいましたガーン

ネットでいろいろサーチしたところ、↓のように読んでいくとよいらしいです。
これはまた、12月の一時帰国の楽しみができました。
本三月は深き紅の淵を
↓  
本睡蓮(『図書室の海 』より) 
↓  
本麦の海に沈む果実
↓  
本水晶の夜、翡翠の朝(『殺人鬼の放課後―ミステリ・アンソロジー 』より)
↓  
本黄昏の百合の骨

ちなみに、私が本日、ご紹介した本の中には、こっぴどく批判されているものもあったりします。
本の良し悪しは、ある意味読者の主観や趣味なので、私がおもしろいと思ってもそうは思わない方もたくさんいらっしゃるわけです。
なので、私の感想を鵜呑みにしないでね。
読書ネタに関しては、ほとんど趣味で書いている記事なので。
とはいえ、私の書いた記事から興味を持って、読書への扉を開いてくださる方がいれば幸いです。
そして、こんな趣味の私にもおすすめの本がありましたら是非教えてね。ジャンル問いません!

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まひるの月を追いかけて (文春文庫 お 42-1)/恩田 陸


昨日からこれ読んでマース!
恩田さんのミステリーでは「不安な童話 」も好きです!
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2008-09-04

和宮様御留(かずのみやさまおとめ)

テーマ:その他書評

相変わらず活字中毒本の私です。
本は重いので、ブック○オフで仕入れた文庫本の半分は、船船便で1ヶ月前に発送してありました。
ようやく届いたとの連絡がありましたが、またまたガッポリ税金の連絡がありましたしょぼん
それでもアマ○ゾンよりはずっとお安く送れますから、中毒の私としては、仕方のない選択であります。

最近読んだ本のうち、タイムリーな1冊をご紹介します。

NHK大河ドラマ「篤姫」では、堀北真希さん演じる皇女和宮が、徳川家に降嫁され物語も佳境に入ってまいりました。
和宮といえば、政治の犠牲になった悲劇のヒロインというイメージがありますが、実はたくさんの謎があったりします。
和宮の遺体には左手首より先が無かったという話は有名ですよね。
そのご遺体は1枚の写真を抱いて、長い間眠っていた。
その写真には、愛のない政略結婚相手だと思われていた徳川家茂が映っていた。
(ガラスに写した写真は日の光が当たった瞬間消失してしまい、現在では確認できないのです。)

・・・などなど、歴史好きには心揺さぶられる謎に満ちている和宮様。

本日ご紹介の本「和宮様御留」は、江戸に下った和宮は実は本人ではなかったという「和宮替え玉説」がモチーフになっている小説です。

そんなショッキングなモチーフを扱っているにも関わらず、この小説は、その主題を別にしても楽しめる小説なのです。
ある少女が替え玉となるわけですが、その少女の心の動き、御所での生活、全てがリアリティたっぷりでノンストップで読み終えてしまいました。

御所や公家の生活ぶり、言葉遣いなども、非常に興味深いものでした。

現在の篤姫を見ていると、なんだかとてつもなく昔の歴史の一コマのような気がしてしまいますが、もう間もなく、江戸時代は終わりをつげ、明治時代となるのです。
篤姫も、洋装をして明治時代を生きていきます。
明治って・・・私の世代ですと明治生まれのおじいちゃん、おばあちゃんっていましたもの。
今でも明治生まれのご長寿さんていらっしゃいますものね。
かなりリアルな現代です。

この小説の中では、天皇を中心とする公家方は、貧窮しているにも関わらず、自分たちの世界以外は興味がなく、まだまだ花鳥風月を詠んで暮らしているわけです。
ペリーが来航し、鎖国を解き、国際的になっていこうとしている幕府に対して、朝廷は政治のことはさておき、単に「攘夷(外国排斥)、攘夷」と騒いでいます。
このギャップが、なんとも不思議でした。
だって、この雪月花の公家たちが、間もなく天皇を中心とする明治政府になっていくのですから。
そしてその新政府は今後戦争へと突き進んでいくんですよね。

近代日本って、こんな風にできたの?って歴史の奥深さを実感しました。

私の専門は中古(奈良・平安時代)ですから、この辺のところはちっとも詳しくないばかりか、近現代史はとっても苦手でした。
しかし、昨今の大奥ブームから篤姫ブームで、江戸時代というものが身近になりました。
歴史の授業では、「江戸時代」「近現代」と別々に学び、そこには大きな壁があるようなイメージだったのですが、歴史ってひとつの流れなんですものね。
以前、ご紹介しました本 に出てくる新撰組も、この篤姫の時代ですね。
いろいろな面から歴史を感じられるというのも、読書の醍醐味であります。

ちなみに「御留」というのは、日記のようなものをさすそうです。


※画像お借りしています

本をゆっくり読む余裕がないという方、大河ドラマ「篤姫」はお勧めです。
歴史が苦手な方でも、ホームドラマの延長で楽しめるというのが篤姫のウリ。

ぜひ一度見ていただきたいのがオープニングの映像。
クリムトの絵画と篤姫演じる宮崎あおいさんの映像とのコラボが見事です。
クリムトって、篤姫と同時代、幕末のころに生まれた人らしく、日本の屏風絵などからも影響を受けているのだそうです。
そう言われてみれば、あのクリムトの絢爛豪華でなおかつ、しっとりとした色遣いは、日本的だとも言えます。
日本の着物との相性が素晴らしいわけです。

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不信のとき〈上〉 (新潮文庫)/有吉 佐和子

有吉佐和子さんといえばこちらも有名ですね。
米倉さん主演でドラマ化されたのは記憶に新しいところです。
妻と愛人との二重生活を続ける夫、そのどんでん返しがたまりません。
真相はいかに・・・と思わせてくれる結末です。
ドラマも面白かったですけれど、本もあっという間に読めて楽しかったです。

篤姫の謎大奥魔物語 (ぶんか社文庫 た 4-6)/武山 憲明


「篤姫が100倍おもしろくなる本、天璋院の生涯がこれ1冊で丸わかり。」
100倍おもしろくなるかは疑問ですが(^^ゞ、篤姫の生涯から、大奥のおもしろエピソードなど、ビギナーには楽しめる一冊だと思います。

あおいちゃん演じる可愛い篤姫も、実はとってもがっしりしたふくよかな女性だったようです。
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2007-08-24

輪違屋糸里ドラマ化

テーマ:その他書評
引越しの前にもうひとブログ。
相変わらず本の虫というか、毎晩必ず本を読む私ですが、最近読んだ中でのおすすめをご紹介。

浅田次郎さんといえば、「鉄道員(ぽっぽや)」や「プリズンホテル」などちらっとご紹介したことがありましたが、今回は初めて彼の時代小説を読みました。
時代物、コミカルなもの、泣けるもの、本当にオールマイティな作家さんです。
ハズレはありませんので、ぜひ皆様も一度手にとってみてくださいね。

さて、今回ご紹介の本は、あの有名な「新撰組」の話です。
京都の花街、島原の天神(芸妓)である糸里を中心に、様々な女性が登場し、女性の側から見た新撰組が、まさに新鮮に描かれております。

基本的には、歴史モノ、時代物が大好きな私ですが、「新撰組」はこれまで敬遠していました。
忠臣蔵とか新撰組って、非常に人気のある歴史上の出来事ですが、どうも男性中心の歴史で、はっきり言うと男臭くてどうも興味が湧かなかったのです。
きっと女性の皆さんの多くに共通するものだと思いますが、例えば、江戸時代でも「大奥」とかが好きだったりしますよね(笑)

比較的日本史にはうるさい私ですが、新撰組となると「近藤」「土方」「沖田」の名前と、かの有名な陣羽織を思い浮かべる程度で、慎吾クンの新撰組!も見ていません。(海外にいると大河は貴重な娯楽なのですが。)

ところが、この本にははまりましたねぇ。
時代や男性に翻弄されながらも、それぞれの女性が、強くしなやかに、女性としての生き様を見せてくれます。
最後は女性が読んで女性が納得できる結末、溜飲が下がる思いがしました。

ちなみに、置屋さんである「輪違屋」さんは、現存します。
置屋さんとしても営業を続けており、今も「太夫」さんがいるのですって。
ただし、ご高齢の太夫さんばかりのようですが・・・
花街というと、吉原や花魁しか思い浮かばなかった私にとって、京都の島原という文化や歴史を知ることができたのもよかったです。

私の好きな作家さんの1人である坂東 真砂子さんの「山妣〈上〉 (新潮文庫) 」(直木賞受賞作)も、時代背景、場所こそ違いますが、花街に生きた女性、時代に翻弄された女性が強く生きていく様が描かれて好きな作品です。

さて、この「輪違屋糸里」、間もなく日本ではドラマ化ですクラッカー
そろそろ番宣が始まるでしょうか、9月9日・10日、TBS夜9時から2夜連続のスペシャルドラマです。

島原を代表する美女、糸里に上戸彩さん。
(原作の可憐な糸里のイメージにぴったりだと思います!)
その恋人、土方歳三に伊藤英明さん。
芹沢鴨、中村獅童さん。近藤勇に、的場浩司さん。
と、楽しみな顔ぶれです。
特に、獅童のキャスティングが最高だと思います(^^)

親に、日本でテレビの録画を頼んだことってこの3年一度も無かったのですが、今回はメールしました~。
10月に帰ったら見るぞー!!
ご興味ある方は、ぜひ原作も。

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「輪違屋糸里」スペシャルドラマ~女たちの新選組~
公式サイト→http://www.tbs.co.jp/itosato/
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2007-02-06

バチスタと巨大甲殻類

テーマ:その他書評

ハンドメイドご紹介の予定でしたが、久しぶりに本の紹介を。
昨晩、以前ご紹介しましたNHKの番組「週刊ブックレビュー 」に、作家の海堂 尊さんがゲスト出演。
新作「ナイチンゲールの沈黙 」について語っていらっしゃいました。
自分が読んだ本の著者が、テレビに出て話をされるのを見るというのは興味深いものです。

さて、「ナイチンゲール・・」はまだ読んでおりませんが、前作「このミステリーがすごい大賞」(通称:「このミス大賞」)を受賞し、話題となったデビュー作「チーム・バチスタの栄光 」を本日はご紹介。
海堂 尊
チーム・バチスタの栄光

作家の海堂氏は現役の医師であり、作家。
(いかにもお医者様~な雰囲気の方でした(^^))
「医療ミステリー」と呼ばれる、病院内で起こる事件をリアリティたっぷりに描いています。
「バチスタ」とは、非常に成功率の低い難しい心臓手術。
アメリカから招聘された心臓外科医、桐生は「チーム・バチスタ」を結成し、次々と成功を収めます。
ところが、3例続けて術死。
医療ミスか、殺人か・・・。

さて、この事件を解決すべく登場しますのが、大学病院の権力争いから身を引き、万年講師としてうだつのあがらない田口医師。
そして、厚生労働省の変人役人、白鳥。

この白鳥さんが、すごいんです(笑)
ビジュアル的にもイマイチ、およそお役人さんらしくないダメ男ぶり。
ところが、頭のキレと口のたつことと言ったら、彼に勝てる人はいません。
ほんとにくったらしいキャラなのに、白鳥さんにぐいぐい引っ張られてしまいます。

私個人として、ミステリーとしてはストーリーも謎解きもたいしておもしろくないんですが、とにかくこの白鳥のキャラにやられた感じです。
ミステリーとしての結論より、その過程がとにかくおもしろいのです。

海堂氏によりますと、当初、田口医師が事件を解決する予定だったそうです。
途中で田口医師が事件を投げ出したように、著者である海堂氏も一度この小説を放棄したのですって。
しばらくたって、白鳥という田口とは正反対のキャラを思いつくことで一気に解決、終結に向かったのだとか。
即席で思いついたキャラとは思えない白鳥の傍若無人ぶり、素晴らしい(^^)

「ナイチンゲール・・・」でも、田口&白鳥のコンビは健在とのこと。
機会がありましたらまた読んでみたいです。

有川 浩
海の底

同じく「キャラがたっている」小説として、楽しく読ませていただいたライトノベルがこちら。
有川氏の「海の底 」。

横須賀に人食い巨大甲殻類襲撃。
自衛隊の潜水艦に取り残され、逃げ場を失った子供達と自衛官2人の危機的状況を描いた物語。
「巨大甲殻類」に「自衛隊」、さらに米軍だあ、機動隊だあ・・・。
本は大好きですが、SFファンタジーや、戦隊ものが苦手な私にとって、まず自分では手に取らない本です。

お友達のおすすめでお借りした本でしたが、これが、予想外にはまりました。
巨大甲殻類(巨大ザリガニ!)というありえな~い設定ですのに、リアリティがあり。
とにかく、たくさんの登場人物がよく描きわけられているのです。
この「海の底」、映画化したらきっとおもしろいんではないかしら。

特に、自衛官2人の魅力的なこと!
私は、そのうちの1人、夏木さんにすっかりやられてしまいました。
彼、文句なしにかっこいいです。
本のキャラなのに、本気で惚れてしまったくらい(^^;

特に女性心理などがよく描かれているな、と思いましたら、「有川 浩」さんは、「ひろしさん」ではなく、「ひろさん」・・・そう女性でした。
納得です。
女性好みの男性が描かれているわけです。

同じく、有川氏の「空の中 」も読みましたが、断然「海の底」の方がおもしろいです。
「空の中」にも、素敵な男性出てくるんですけどね(笑)

そんなわけで、本日は、魅力的な男性キャラクターが登場する本の紹介でした♪

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浅田 次郎
プリズンホテル〈1〉夏

普段全く本を読まない夫でさえはまった本がこちら。(全4巻)。
感動の「鉄道員」の浅田次郎氏がこんな面白いものも書かれるなんて!
とにかく笑えます。
そして、ほろっとさせられます。
こちらもまた、キャラのたった男性たくさん登場します(笑)
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2006-11-02

この秋読みたい本

テーマ:その他書評
京極 夏彦
邪魅の雫
日本に帰国しての楽しみのひとつは、やはり読書。
小説はじめ、気になっていた雑誌やムック、blueのための絵本から、ドリルまで、欲しい本がいっぱい。
持ち帰れる荷物の許容量を考え、選びに選んで買ってきます。

本にあまり興味がない方がいらっしゃったらごめんなさい。
本日は、この秋読んだ本のご紹介です。

この夏「ハマった 」とご紹介しました東野圭吾氏の文庫本はさらに何冊か(中古で)仕入れ、映画化され話題の「手紙 」も早速読みました。
「手紙」はミステリではありませんが、私は彼の作品の中では好きな部類。
時間があったら、ぜひとも映画を見たかったものです。

近頃、こんな感動系(といって良いのかわかりませんが・・)の小説が映画化されること多いですね。
これまで、ミステリ、純文学、歴史小説中心で、あまり話題性のある小説を読まなかった私ですが、日本の本がなかなか入手できない環境にあって、かえって本を読む幅が広がりました。
「お涙頂戴もの」は、本来なら苦手なのです。

博士の愛した数式 」「四日間の奇蹟 」も、映画化された小説ですが、友人に借りて読みました。
「四日間・・・」は、どうしても東野氏の「秘密」を連想してしまいましたが。

この秋、図書館で借りたのは次の2冊。

谷村 志穂
余命
小川 洋子, 寺田 順三
ミーナの行進
「余命」は、がんと闘い生を勝ち取るか、子供を産み命を託すかという「余命」の選択を迫られた女性医師のストーリー。
女性として母として、いろいろと考えさせられました。
海猫 」でも有名な、谷村志穂さん。
今後も注目してみたいです。

一方「ミーナの行進」は、「博士の愛した・・・」の小川洋子氏の書いた新聞小説が1冊になったもの。
ある少女が、ある時期過ごした美しく輝かしい大切な時間。
現代のおとぎ話とでも言いましょうか、郷愁感たっぷりで、読後は暖かい気持ちになれます。
寺田氏のイラストや装丁が素晴らしく、小説の雰囲気とあいまってとても素敵な1冊になっています。
出会えてよかったと思える本の一冊になりました。

読書の幅が広がったのは、環境も一つの要因ですが、あるテレビ番組のおかげでもあるのです。
NHKしか見れない海外生活では、NHKは貴重な情報源。
日本にいた時には見ることの無かった番組が、今では欠かせないものになっていたりします。

まず、1つが「週間ブックレビュー 」。
タレント、俳優、文化人、小説家などなど、各方面の著名人3名が書評ゲストとなり、おすすめの本を紹介するという番組。
「余命」もこの番組で知りました。
ブックレビュー自体も大変興味深いのですが、書評ゲストの他に、特集コーナーでは文学賞を受賞した話題の作家や大物作家へのインタビューがあったりします。
これまで、小説でしか知らなかった作家のインタビューは、本好きの者にとってはたまりません~。
数週間前に、前述の小川洋子氏も出演されました。

もう一つが「名作平積み大作戦 」。
こちらは、ブックレビューよりももっと楽しい番組。
こちらも自他共に認める本好きな著名人2人が、プレゼンターとなり、いわゆる「名作」のプレゼンを行うのです。
お堅いイメージの「名作」も、彼らの魅力的なプレゼンテーションで、「読んでみようかな」という気にさせられるという文学エンターテイメント。
昔読んだ名作も、視点を変えるとこんなに楽しくなるのかといつも新しい発見があります。
支持を得た「名作」が、プレゼンターの自筆ポップと共に有名書店の店頭に「平積み」されというわけ。

本が好きな方、読みたいけれど何を読んでよいのか・・・という方、ぜひ一度ご覧になってくださいね。
(NHKの回し者じゃないよ(笑))

最後になりましたが、トップ画像は9月末に発売された京極夏彦氏の新刊。
もう、待ってました~ラブラブという感じ。
これからじっくり読みますよ。

私、実は、エログロ?系というか、ミステリでも、家系図を描きながら読みたくなってしまうほど複雑な、どろどろ~としたものが大好きなんです(^-^;
なんせ、中学時代から、乱歩や横溝の大ファンだった私。
(ひ、ひかないでね・・・(;´▽`A``)

京極氏は、ここ10年ほど私の一番のお気に入り作家です。
一冊が恐ろしく長く、ワケわからない説明も多く、漢字も多く・・・・でも最高のミステリです。

絵本や雑誌も追々ご紹介しますね。

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姑獲鳥(うぶめ)の夏

京極氏の「妖怪シリーズ」を読むなら、まずは、「姑獲鳥の夏 」から。
こちらも映画化されました。
妖怪シリーズ以外の本も、全部大好き♪



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2006-09-06

東野圭吾にハマる

テーマ:その他書評
東野 圭吾
赤い指

今週初めに、夫がバンコクへ1泊で出張に行って来ました。
日本からバンコク出張へいく場合、おみやげってどんなものをお願いするんでしょうか。

私の場合は、食品と本!!
日系のお店が皆無のこの街で暮らしていると、こういった出張は(留守家族にとっては)うれしい限り。
辛子明太子とちりめんじゃこ、そして雑誌数冊と小説を夫に買って来てもらいました(^^)

おみやげの1冊が上記の単行本。
この夏、発刊されたばかりで図書館では手にすることができず、でも重いので後ろ髪を惹かれつつも買って来れなかった本です。

著者の東野圭吾といえば、「容疑者Xの献身 」で第234回直木賞を受賞された人気作家。
江戸川乱歩賞受賞作『放課後』でデビューしてから、「秘密 」「白夜行 」など、数々の話題作を送り出しています。

作風は、学園物、本格推理、サスペンス、パロディ、エンターテイメント」など多彩で、とにかく読みやすい。
ストーリーテラーとして秀逸で、本当にあっという間に読み終えてしまいます。

日本電装株式会社(現デンソー)に技術者として勤務しながら、小説を書いていたという東野氏。
その理系の知識を生かしたミステリーもおもしろいです。
「容疑者X」にも登場する帝都大学物理工学部助教授通称、「ガリレオ先生」には惚れてしまった方も多いのでは?(笑)

私は初めて彼の作品を読んだのは、やはり「容疑者X」でした。
かなりのミステリー好きな私ですが、何故かこれまでご縁が無かったのです。

直木賞だけにいい作品でありましたが、私にとってはちょっと軽すぎ(いい意味で、おもしろく、読みやすい)。
特に東野氏にこの時点では惹かれなかったのですが、この夏、たまたま手にした文庫本で一気に東野ワールドに魅せられてしまいました。

その作品は「殺人の門 」。
主人公の一人称で淡々と語られる彼の半生。
特に大きな事件が起こるわけでもなく、彼の心のうちが語られていくのですが、これに見事にはまりました。
この作品を読んで「東野さんってすごい。」って思ったのです。

それからこの夏休みの間、狂ったように東野氏の本を読み漁りました。
もともと映像より活字派で、毎日本を読まずにはいられない私ですが、blueと3日に1度は図書館へ通って、2人で本を借りて、贅沢な日本ライフを楽しみました。
(本日下記にリンクを貼った作品は、この1ヶ月で読んだ作品です。個人的に好きなのは「宿命 」と「むかし僕が死んだ家 」)

多種多様な作品を読んでみて、一番の魅力は、東野氏の描く人物が魅力的であること。
小説を読んでいると男性が描く女性というのが実に不自然な場合が多いと常日頃思っている私。
こんなセリフいまどきの女性は言わないわ・・・ってしらけちゃうの。
男性が好きな女性像になっている気がするのです。

ところが、東野氏の描く女性像に違和感は無く、登場する人物は男性であれ、女性であれ、たとえそれが犯人であっても、心惹かれるのです。

最新刊の「赤い指 」は勿体無くてまだ読めません(笑)。
ドラマ化された「白夜行 」を友人に借りることになっているのでこれも楽しみ♪

ちなみに「殺人の門 」に関しては、かなり好き嫌いが分かれると思います。
東野氏ビギナーの方なら、やはり「秘密 」あたりがよいかと。ミステリー好きなら「容疑者Xの献身  」で無難でしょう。
また学園もの「放課後 」、バレエもの「眠りの森 」、野球もの「魔球 」と、この辺りも非常に読みやすくミステリーとして楽しめるので興味のあるジャンルからぜひ一度読んでみてください。


秘密

眠りの森

片想い

放課後

むかし僕が死んだ家

レイクサイド

予知夢

殺人の門

容疑者Xの献身

宿命

変身

探偵ガリレオ

魔球

どちらかが彼女を殺した

嘘をもうひとつだけ


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恩田 陸 夜のピクニック
今秋ロードショー予定の原作。
恩田さんの作品は「六番目の小夜子」初め、何冊か読んでいたのですが知人の同級生だったというのを伺ってからすっかり親近感を勝手に抱いている私です(笑)
青春時代の甘酸っぱい想い、不安な心、いろいろなものを思い出した1冊です。
ひたすら歩く場面で構成されるこの小説、どのように映像化されるか楽しみです。
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