青い天使のアトリエ*嵐*山love♡妄想小説*

J事務所所属、気象系グループさんの名前をお借りして
腐った妄想小説を書き綴っております
主に山コンビメインですが他のCPもあります

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こんにちは、シエルです

いつもありがとうございます

 

久しぶりの<5th Sense >です

 

最初から読み返したい方はこちらからどうぞ

 

小説<5th Sense #1

 

前回のお話だけを読み返したい方はこちらからどうぞ・・

 

 

小説<5th Sense #18

 

 

 

 

 

 

 

 

。。。。。。。。。。。。

 

 

 

 

 

。。。。。。。。。。。。

 

 

 

 

 


カラン・・・と小さく扉の音が鳴る

 

俺と潤は薄暗い店内のテーブルでコーヒーを飲みながら
ゆっくりと姿を現したそいつの影を追いかけた

 


    <よう・・>

 


そう言いながら昔と変わらない笑顔で
俺達の前に姿を現したのは風間だ

 

そんな俺より先に声かけたのは

玄関側を向いて座っていた潤くんだ

 

 

潤くんは小さく右手を上げながらゆっくりと席を立ち
さり気なく風間をテーブルの奥の席へと誘導する


 

     「よ!元気にしてる?」

    


     <うん、元気だよ>

 


     「ごめんなこんな時間に呼び出して
      仕事大丈夫だった?」

 


     <あぁ・・全然平気だよ。
      所で話って何?珍しいじゃん・・・>

 


     「あぁ・・まぁその話はあとでするとして
      腹減らねえ?久しぶりに一緒に飯食おうぜ?」

 


     <え?ホント!?やった!俺腹ペコペコだったんだ!
       仕事が終わってダッシュできたからね・・>

 


     「ふふっ、わりぃ・・わりぃ・・・
      よし!お詫びに風間の好きなヤツ作ってやるよ?何が良い?」

 


「ふふっ・・」

 

 


潤くんの流暢な会話のおかげで風間は何一つ疑うことなく
昔と変わらない笑顔を俺達に向けている

 

俺は潤くんの邪魔をしない様にと心がけながら
2人のやり取りをジッと見ていた・・

 


     <俺ねぇ・・潤のパスタ食べたい!
      あの時作ってくれたパスタは最高だった!!>


 

     「ん?あの時・・?」

 


     <え?あ・・あの・・えっと・・・>

 


     「・・・・・・。あぁ・・わかった・・
      ”あの時”・・ね・・・」


 

     <ごめん・・・>

 


     「・・・・・・。いいよ作ってやるよ
      カズもそれでいい?」

 


「私はお腹に入るモノなら何でも・・」

 


    「おい・・・」


 

「ふふっ・・。冗談ですよ?
 潤くんの作るものは何でも”おいしい”から”何でも”って
 いう意味で行ったんですけど・・?」

 


     「ふ~ん、だったら許してやる

      でももっとわかりやすく言えよな、ブツブツ・・・」

 


     <・・・・・(苦笑)>

 

 


「ふふっ。風間・・お前は気にしなくてもいいよ?
 もう過去の話だし、俺達ももう大丈夫だから・・」

   


     <和・・・、ごめん・・・>


 

「何いってんの?
 ”あの人”が決めた事に俺達が逆らえる筈なんてないじゃない?
 それに”あの人”は全てを理解した上であの時風間を助けたんだ・・
 だから本望だった筈だよ・・」

 


     <でも・・俺を助けたせいで・・>


 

「いまさらそんな事言ったってしょうがないよ?
 それに”あの人”の事だから今頃は天国で
 大好きな釣りでもしてるんじゃない?(笑)」

 

 
     <・・・・・、ごめん・・>


 

「大丈夫だよ!そんな顔すんなって・・
 あぁ・・潤くん・・。私お腹空きすぎて眩暈が・・」


 

     「あははっ!分かった!じゃちょっとだけ待ってて?
      直ぐ美味しいパスタ作ってやるから・・
      あ・・ほら風間も座って待っててくれ?な?」

 


 

     <う・・うん・・・。ごめんありがと・・・>

 

 

 


テーブルの直ぐ近くに申し訳なさそうな顔しながら立っていた風間は
潤くんに促されるままテーブルの奥の席へと腰かけた

 

潤くんはその様子を最後まで見届けた後
そっと風間の肩に手を触れてから厨房の中へと入って行った


そして俺は目の前に座った風間と目線を合わせながら
懐かしい昔話を交えながら取り留めもない話をし続けたんだ・・

 

だってそうしないと
自分の所為で”あの人”が死んだと思っている風間から
あの時の情報を聞き出す事は出来ないと思ったから・・

 

 

。。。。。。。。。。。。。

 

 

 

 

キィ・・・

 


パタン・・・

 

 

俺は風間がリクエストした”あの時”のパスタを作るために
長年使い慣れた厨房へと足を運び
予め準備しておいた食材を調理台の上に並べると
フライパンにオリーブオイルとガーリックを入れ灯を掛けた

 


ジュー、パチパチパチ・・・

 


「・・・・・・・・・・・」

 


斜めに立てかけていたフライパンの中で
オリーブオイルの浸っているガーリックが小さな音を立て始める

 

すると次の瞬間美味しそうなガーリックの香りが一気に厨房内に広がりだす

 

俺はオリーブオイルにガーリックの香りがしっかり移ったことを確認してから
タイミングを見計らいそこへムキエビと白ワインを入れ
その白ワインが煮詰まって来た頃に4人分のトマトソースをレードルで入れた

 

 


「ん~いい香り・・・」

 


     『ホントだな・・・』

 


「自分で言うのもなんだけど
 やっぱり自分の作ったパスタは最高だよね?」

 


     『ふふっ・・確かに・・』

 

 

おいしそうな香りを漂わせているフライパンの向こうでは
4人前のパスタが大きな鍋の中で踊っていて
仕掛けていたタイマーが茹で上がりの時間を正確に刻み続けている

 

俺は時折そのタイマーを覗くふりをしながら
その先の壁際に隠れて立っているあの人と小さな声で会話をするんだ・・


 

     『風間は疑って無さそうだな・・』

 


「そうだね」

 


     『ここからが勝負だぞ?気を抜くなよ?』

 


「分かってるよ・・・」

 

 

ピピピ・・・

 


「おっ!パスタが茹で上がったみたいだな・・どれどれ?」

 


俺はゆで汁の中にあるパスタを1本取り上げ
芯の残り具合を確かめるために口の中へと放り込む

 

食べたパスタは少し硬めのアルデンテだったけど
この後フライパンのソースと和える事を考えるとベストな状態だった


 

 

「よし!一気に仕上げるぞ!」


 

ザバッ!

 

 

 

俺はパスタをゆでていた鍋の火を止めるとそのまま鍋を持ち上げ
茹で上がったばかりのパスタをザルの中へ出した

 

モワモワと白い湯気が大きく立ち上がるシンクの中で
しっかりと湯切りをしたパスタをソースのたっぷり入ったフライパンの中へ入れると
俺は4人分のパスタの入ったフライパンを身体全身を使って大きく煽ってやるんだ

 


ジャーーッ!!ジャッ!ジャッ!!

 


「よッ!ハッ!!ぅっ・・おもっ!!」

 


ジャッ!ジャッ!ジャッ!!

 


「よいしょっ!さすがに・・っ!重いな・・っ!」

    

 

 

    『がんばれ、がんばれっ♪』

 


ジャッ!ジャッ!!

 

 


「ふぅ~~っ、よしっ!これくらいでオッケーかな?
 あとはもう一度味見してからチーズとバジルを乗せて・・っと・・・」

 


パスタに味をしみこませるために煽っていたフライパンの中から
調理台に用意していた皿の上にパスタを取り出した俺は
最後の仕上げにオリーブオイルを少し回し入れる


 

     『んふふ♡できた?』


 

「うん・・・」

 


     『美味しそうだね・・』

 

 

「ありがと、少し少なめにしておくね・・」

 

 

     『ん・・・』

 

 

「ゆっくり食べてて?」

 


     『ありがと・・潤』

 

 

「/////」

 


    『あと・・よろしくな・・・』

 

 

「任せて・・・」

 

 


そして最後にモッツアレラチーズとバジルを所々に飾り付けると
4つ並んでいたお皿の3つだけ手に取り
楽しそうに話をしている2人の元へと向かった・・・・

     

 

 

 

 

 

 

 

 

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