Hawaiian Breeze

1歳年上のアメリカ人の相方と遠距離恋愛の末、2007年夏に婚約。2008年5月にハワイへ移住、同時に妊娠が判り、同年12月 愛息を出産しました。

仕事、結婚生活に育児、アラフォー世代の国際結婚☆
ハワイからお届けします。

もうすぐ日本はゴールデンウィーク。


この時期がくると思い出すのは、2年前。


7ヵ月の待機期間を経て

ようやく手に入れた婚約ビザ(K-1)を携え、

迎えに来てくれた相方と一緒に

ホノルル国際空港からアメリカへ入国した。


早いな…もう2年か。


と思う反面、まだ2年?と感じる。


時の経過とともに、相方との遠距離期間を経て結婚したことを、

実に大きな決断をしたものだな…と振り返る自分がいます。


遠距離恋愛って、実に体力と気力が試される恋愛のかたち。


心の片隅にいつもパートナーを思うのだけれど、

実際、いつも目の前にいる訳じゃない。


遠距離恋愛を乗り切るのに必要な要素ってなに?


今、あらためて聞かれたら、何と答えるだろう?


おそらく、一番に挙げるのは、信頼関係じゃないかと思う。


猜疑心は捨てること、疑い出したらきりがない。


・女の子と会っているんじゃないか?

・メールが来ないのは、こないだ電話で気まずかったから

 まだ怒っているんじゃないか?

・忙しいって言っているけど、ホントは心が離れ始めているからじゃないか?


そうやって疑い出したらきりがない。

相手を信じ、信じられる関係を築き上げること。

これに尽きると思う。


でも、これが最も難しいところ。

どうしたら離れたまま信頼関係を確固なものにできるのだろう?


それには、互いの価値観だとか、性格の一致だとか、

様々な要素が重なり合っている。


遠距離恋愛は、そこが見えづらい。

離れる前までに、それ相当の期間、お付き合いしているならば

少し状況もちがうかもしれないとはいえ、

一般的に遠距離は、最初の半年くらいで

この人と離れていても良い信頼関係が築けるか?見えてくると思う。


特にアラフォーの私にとって、無駄にする時間はなかったから

そこはかなりシビアに見ていた。

でも相方と半年が経過した時点で、この人とならば…と

思い始めたものだった。


じゃ、遠距離の次のステップは何?


結婚を意識し始めれば、やはり同棲なのかな?

距離というファクターを取り外し、実際一緒に住んでみる。


上手くいけば、婚約、そして…結婚。


そんなステップを踏んでいくのだろうか?普通は。


そして、パートナーが外国人ならば、

具体的に婚姻ビザ取得に向け、一緒になるために必要な

法的手続きを進めていく、ということだろうか。



話は変わるけれど、つい最近のこと。


私がこちらへ来て以来、親しくしているカップルがいる。


二人は片方がとあるアジアの国在住、もう一方がアメリカ人で

ここハワイに在住の国際遠距離恋愛カップルだ。

二人の付き合いは長く、かれこれ8年間。


きっかけは、アジアのとある国でビジネスコンサルタントをしていた

アメリカ人Aは、パーテイでBと知り合い意気投合し、恋に落ちた。

Bの生まれ育った国、でも、ふたりはそこで一緒になることができなかった。

それには理由がある。


そして、二人はAの出身国、アメリカへ一緒に行く決断をする。

Bはアメリカに滞在するため、学生ビザ(F1)を取得し

アメリカ本土のとある大学へ入学、かなり特殊な理系分野を専攻し

二人の将来に備えた。


そしてまだ若いBは、Aの金銭的サポートを受けながら大学を卒業。

さらに大学院へと進む。

その間も、二人は互いの信頼関係を育み続けた。


いよいよBも就職活動を始めた。

学生ビザのステイタスも終わりを迎え、

1年間のOPT(プラクティカル・トレーニング)からH1-B(専門職ビザ)へと

切り替えるためにも、是が非でも就職先を見つけたかった。


ところが…このご時世、就職先がない。

あえて専攻した特殊な分野。

それがむしろ仇となり、仕事が見つからないのだ。


そして…卒業。


あえなく、学生ビザは切れ、アメリカに合法的に滞在し続けることができなくなった。


悩んだ末、Bは自分の国へ戻り


二人の遠距離が始まる。


Bはウェイバー(ビザ免除プログラム)で90日間、アメリカに滞在しては

次の3ヵ月を自分の国で過ごす方法を繰り返した。

それと同時に、決して大きな声では言えないが、

こちらアメリカでの就職先を探し続けた。


が、なかなか仕事先はない。 


無理もない。

Bは合法的に働けるビザを持っていないから…。


就労ビザなく、ビザをスポンサードしてくれる企業を探すのは、やはり難しい。

おとなしい性格のBにとって、他の合法的に働ける応募者を押しのけてでも

という力はなく、何度トライしても不採用だった。


その後、90日間のアメリカ滞在を、何度繰り返したのだろう。


そろそろパスポートのスタンプの数を見ても、

まずいのでは?入国の際に疑われても仕方ない状況になってきた。


何故、この遠距離恋愛は次のステップが見えないのか?


遠距離から同棲、上手くいっているのに、

次のステップを踏めないには理由があった。


二人の名前は、エリック(Eric)クリス(Chris)  (*仮名)


そう、二人は男性同士…


どんなに愛し合っていても、二人が一緒になる術はない。


もちろん、州によっては現在、合法化されているところもあるけれど

ここハワイ州では、婚姻が認められない。


そして先日、B(クリス)のフェアウェル・パーテイ(送別会)を開いた。


私が知っているのは、最後の2年だけれど…


愛し合う二人の思いは叶わなかった。


もう、クリスがここへ戻ってくることは…ない。


国際遠距離恋愛。


愛し合う二人が互いに信頼を寄せ合い、人生を共にする。


それを叶えられること自体、幸せなんだ。


パーテイでクリスを見送った相方と私。

複雑な思いの中に、お互いへの気持ちを新たにした。


そして、今、国際遠距離恋愛で悩んでいる人たちに言いたい。


けっして叶えられない国際遠距離恋愛もある。

距離に負けちゃダメ、自分を良くする努力をし続けることで

相手からも信頼される。 出来ることは沢山あるはずだよと。


Hawaiian Breeze

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