アラブの春、クィアパレード、雨傘革命、そしてワシントン大行進と呼応しながら、日本中に「言うこと聞かせる番だ、俺たちが!」の声が響き渡った。
その路上で芽生えた「抵抗する写真」と「抵抗する声」が、時代への「ひきがね」となる!

写真家・島崎ろでぃーとラッパー・ECDが、21世紀・日本の路上を描き出した写真集。
ヘイトスピーチへのカウンターデモ、反原発など、市民が声を上げる時代が来た。ラッパーECDは、自分がデモに参加するきっかけを、ブッシュ大統領の発言「われわれの味方になるか、テロリストの味方になるか、選択しろ」にあったと言っています。ネット上では、デモで大声でプラカードの主張を叫ぶのがはしたないと批判する者がいるが、駅のホームで白い杖をついて歩いている人がホームの端から落ちそうになっている時に声をかけるように街中で大声を出す必要に迫られる状況があるように、原発事故やヘイトスピーチなど命に関わる事態に声 を上げることは、自分が主張すること自分の叫びを取り戻す一歩だと思ったというECDのエッセイが、印象的です。ヘイトスピーチへのカウンターで中指を突き立てる目的が、ヘイトスピーチの目標をカウンターに向けさせるのが狙い。デモでは、それぞれが出来ることをそれぞれの役割で果たしていく、その中により良い社会のビジョンが見えてくる。デモの写真も、それぞれの参加者の主張や思いが伝わってくる、路上の現実が伝わってくる傑作写真集です。


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平凡な高校生クエンティンが、物心ついたころから恋していた幼なじみ、マーゴ。マーゴとは9歳の時、ある男の死体を発見して以来、不思議な縁で結ばれている。ある晩、マーゴから自分をひどい目にあわせた連中の復讐に一晩付き合えと頼まれるクエンティン。クエンティンは、「トータルで見れば、今夜は最高の夜になるわよ」というマーゴのセリフ通り、最高な夜を過ごす。その晩を境に忽然と姿を消したマーゴを探すうちに、クエンティンは、彼女の意外な一面を発見していく。軽妙な会話を織りまぜたテンポのよい文体で、多感な十代の愛と喪失を描いた、ベストセラー作家ジョン・グリーンのエドガー賞受賞作。クエンティンたちがマーゴが残したウィリアム・ホイットマンの詩などを手がかりにマーゴが何故オーランドを離れたのかが分かるミステリーサスペンス、みんなが求めるキャラを演じるのではなく自分がなりたい自分になりたいというマーゴの想いやマーゴに付いていきたいけど故郷を離れられないクエンティンの想いなど進路を選択するために自分の想いに向き合う葛藤や絆、切なくも解放感のあるラスト、傑作青春小説です。
「永遠は幾多のいまから出来ているのよ」


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