樫尾四兄弟 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。

先日、シャープの国産第一号の電卓に付いて書きました。本日はその後篇としてカシオ計算機の樫尾四兄弟に付いて書きましょう。


カシオ計算機は言うまでもなく電子辞書、電卓、デジタルカメラなどの民生デジタル機器の製造を得意とする会社です。

    本社    東京都渋谷区

    上場   1970年9月

    資本金  486億円

このカシオ計算機という会社、樫尾4兄弟がガッチリとスクラムを組んで会社を創業し、会社を大きく育てた大変ユニークな会社です。東京三鷹市に1946年(昭和21年)創業。今年創業から69年目です。シャープ、パナソニックに比べて戦後の若い会社です。

  長兄  樫尾忠雄氏 財務担当(1993年逝去)  
  次兄  樫尾俊雄氏 開発担当(2012年逝去)  
  3男   樫尾和雄氏 営業(現役 社長)
  4男   樫尾幸雄氏 生産(現役 副社長)

カシオ計算機は、創業当時、現在の電卓の元祖のリレー式計算機を製品化(1957年)して量産、現在の事業基盤を確立したのでした。

カシオ計算機はデジカメでも他社に一歩先んじた製品を世に出しています。従来のファインダーを廃して、液晶で画像を見ながら撮影する仕掛けを作ったのは同社です。

カシオのテレビ

カシオのテレビ

カシオ計算機は液晶テレビを製造しましたが、決してリビングで使用する大型テレビは手掛けず、ポータブルテレビに特化しました。このテレビは1992年製で、私がついこの間までアナログ放送を楽しんでいたポケット型カラーテレビです。現在でも液晶が光ります。

カシオ計算機はデジタル電波時計でも他社を圧倒しました。耐衝撃Gショックなど大健闘しています。

常にユーザー目線で製品を開発する姿勢が多くのカシオファンを創出したと言えるようです。



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