銀行のATM、ガラパゴス化 | 真空管のアナログ世界に魅せられて

真空管のアナログ世界に魅せられて

「温故知新」と言う言葉が有りますが、真空管は将にそんな存在だと思います。真空管を今では知る人も少なくなりましたが、デジタル全盛の今でも、真空管のアナログ技術を学び、真空管ラジオを楽しむ人は沢山います。私もその中の一人です。真空管を愛しむ想いで・・・・。


ハイビスカス


秋を迎えてハイビスカスが大きな花弁をユラユラさせる様子を見かけるように成りました。


ところで、皆さんご案内かと思いますが、本日の読売新聞(日曜版)に銀行ATM(現金自動預入払出機)に関する記事が出ていました。


それは来日の外国人が母国の銀行カードが日本では使えない問題です。使えない割合が日本全体のATMの4分の3も有るそうです。ATM全体の80%が対応していない!!


これには驚きました。ただ、セブン銀行と郵貯銀行は対応しているようです。


来る、2020年に東京オリンピック、パラリンピックが開催されますが、これでは先進国日本として何としても解決しなければ成らない問題です。


日本のATMの80%が外国の銀行カードに対応していない主たる要因は一言で言いますとATMのガラパゴス化です。


日本では1970年代以降、世界に先駆けてATMの開発を進めましたが、それは日本独自技術による閉鎖的なものでした。


日本独自の進化であって、その方式は世界標準(グローバル・スタンダード)では無く、クローズな技術と方式でした。


今後、日本の銀行側とATM製造企業(沖電気工業など)と協議、急ぎ対策を進めるようです。


その他、世界標準から孤立した例では、日本の携帯電話が挙げられます。日本では金沢工業大学の奥村善久名誉教授が開発のセルラー方式が高く評価されながら、世界標準に成りませんでした。その要因は扱う周波数が異なるだけの理由でした。


一方、世界標準として成功した例では、日本ビクター(現 JVC・ケンウッド)が開発のVHS規格(録画方式)とソニーが開発のブルーレイDVD規格などが有ります。



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