斜め上からの自説を朝日に間接否定された ネトウヨ専門家の安田浩一さん | 我が国のかたち

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平成22年の尖閣事件で自虐史観から解放された私。気づけば日本は大変なことになっておりました。

安倍政権批判のネタが完全に枯渇してきているのか知らんが、
マスコミを賑わしていてるのは

「靖国参拝」
「日本の右傾化」
「中韓への配慮」
「株価は上がっても給料は上がらない」
のパターンの繰り返しである。

その中でも一番低俗なのが「ネトウヨ」の記事であろう。
TVで取り上げたり、韓国でも報道されたりと
最早「ひとつの勢力」といっても良いネットでの発信者群を
メディアは相変わらず「ネトウヨは無職、やり場のない怒りを差別・嫌韓に向けているだけの低学歴者」ってな感じで「社会不適応者」的なイメージをばら撒き、レッテル貼りをしている。
最近では「レイシスト・差別主義者・排外主義者」のレッテル貼りも加わった。

当然コヤツラの最終切り口は
「安倍総理はネトウヨから支援されている」であろう。

そんなネトウヨ論者で有名なのは、やはり安田浩一氏であろう。
数年前まではそれこそネットだけで名が伝えられていた安田氏であるが、
昨今の在特会絡みの書籍、講演、討論&有田芳生とのタッグ等で「ネトウヨ専門家」という冠を獲得し、ちょっとした有名人となってる人だ。

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そんな安田氏がSAPIO2月号に寄稿している。
要は「安倍晋三はマスコミ否定しているネトウヨに支えられており、安倍晋三もそのネトウヨを支援してる」というものであり、暗に「安倍晋三はネトウヨと同類」的なイメージを醸し出そうとしているように感じる。

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安田浩一氏「ネトウヨの安倍氏支持はマスコミとの対決姿勢」

たまに連絡を取り合っている「ネット右翼」を自称する若者の言葉が、ふいに頭の中でよみがえった。以前彼は、憎悪に満ちた言葉を私に向けて叩きつけている。
「マスコミが首相だった安倍さんを“殺した”んですよ」
彼は「サヨクであるマスゴミ」が、保守派の代表格とされる当時の「安倍首相」を叩きまくり、その影響で辞任に追い込まれたのだと信じて疑わない。確かに「安倍首相」時代、マスコミからは「お友達内閣」だと揶揄され、閣僚不祥事を批判された。そして参院選の惨敗なども重なり、体調不良を訴えて「安倍首相」は舞台から降りた。

私はいかなる政府に対しても、厳しく批判、監視することこそがマスコミの役割だと思っているが、「ネット右翼」を中心とする保守層においては、これを「マスゴミの偏向」と見る者は多い。安倍首相への熱烈なシンパシーは、同時にマスコミとの対決姿勢でもあるのだ。

衆議院選挙戦最終日の12月15日に秋葉原で行われた安倍氏の街頭演説に集まった多くの人々も、同じ気持ちでいるに違いない。マスコミに対する激しい「敵意」からは、今に見てみろ、俺たちがもう一度、「安倍首相」を実現させてやるそんな決意のようなものを感じた。
 安倍首相自身、そうした人々の「思い」を十分に感じ取っていたはずだ。彼はフェイスブックを通じて〈マスコミ報道との戦いです。皆さんと共に戦います〉とネットユーザーへ呼びかけている。ネット世論はこれに沸いた。フェイスブックを有効に活用し、自らの考えや政策をネットを使う若い層に届けていることは、ネット右翼とされる者が抱える強烈な「反メディア感情」とシンクロする。

SAPIO2013年2月号より抜粋
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つまり、「マスコミ偏向」というのはネトウヨの妄想であり、そんなネトウヨにシンパシーを感じる安倍晋三はどーなんよ。
と言いたいでのあろう。

氏は記事中で「私はいかなる政府に対しても、厳しく批判、監視することこそがマスコミの役割だと思っている」と述べているが、「批判、監視記事」と「目的が決まっている偏向記事」は全く異なる。
民主政権時も「批判、監視」記事・報道は確かにあったであろう。
週刊誌レベルでは前原・蓮舫・野田のドス黒い関係記事などもあった。
だがそこに「政権を追い込む」という意図は感じられなく、あくまで「ゴシップレベル」のものだったし、他のマスコミがその記事に追随することもなかった。菅の極左との付き合いなど産経と水曜アンカー位しか報道しなかった。
まして以下のような下品な図説など民主政権で見かけることはなかった。

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まぁ上記以外にもこーゆー記事は腐るほど存在したし、今も存在している。
なので私は安田氏が書く「マスコミが首相だった安倍さんを“殺した”んですよ」という話は「その通り」と思っている。

だが安田氏は「保守派の代表格とされる当時の「安倍首相」を叩きまくり、その影響で辞任に追い込まれたのだと信じて疑わない」と書く。

そんな安田氏の考えをひっくり返すような記事が以下。

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安倍首相 朝日新聞社長と会談で詫び受け入れたと側近が証言
この事件は、朝日新聞が2005年1月に、「NHK『慰安婦』番組改変 中川昭・安倍氏『内容偏り』前日、幹部呼び指摘」との見出しで報じた。NHKの従軍慰安婦問題番組の放映前、安倍氏が、「公平ではない」として番組内容を変えるように政治圧力をかけたという報道だ。
 
当時、自民党幹事長代理だった安倍氏は報道を否定して朝日の取材を拒否する抗議の姿勢を取り、両者の関係は決定的に悪化した。その1年半後、安倍氏は首相に就任する。朝日のトラウマはそこから生まれた。同紙の政治部記者が“苦悩の安倍政権時代”を振り返る。
「当時は安倍総理だけでなく、秘書官や官房副長官ら官邸まるごとわが社の取材に協力してくれない状況だった。安倍総理に食い込んでいた社がスクープを抜く中で、うちは記者が情報をつかんでも、裏が取れないから書けない。特オチもひどかった。事務所費問題で辞任した佐田玄一郎・行革担当相の後任に渡辺喜美氏が起用されたときは、完全に他紙に抜かれた」
 

記者クラブメディアにとって政権から情報を遮断されるのは死活問題だ。追い込まれた朝日は“相打ち”に持ち込もうとした。
「こっちも、“だったら政権を潰してやろう”という気になる。当時、安倍さんは公務員改革で官僚の反発を浴びていたから、政権批判の材料なら官僚からどんどんリークが来る。官僚と仲良くなって、追い落としをかけたら政権が本当に潰れてしまった」(同前)

週刊ポスト2013年5月17日号より抜粋
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「こっちも、“だったら政権を潰してやろう”という気になる。当時、安倍さんは公務員改革で官僚の反発を浴びていたから、政権批判の材料なら官僚からどんどんリークが来る。官僚と仲良くなって、追い落としをかけたら政権が本当に潰れてしまった」(by朝日新聞政治部記者)とのこと。

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安田氏曰く「政府・政権の監視・批判」の尖兵であるマスコミ(朝日新聞)が
「“だったら政権を潰してやろう”という気になる。」と言い、
「官僚と仲良くなって、追い落としをかけたら政権が本当に潰れてしまった」と言っている。

これって
「マスコミが首相だった安倍さんを“殺した”んですよ」ってことだろ。

上記記事における朝日の言い訳も酷いもんだ。
自らが公平さを書いた記事が原因にも関わらず
「取材を拒否された」「特オチ」しただのとグダグダ言い、
安倍政権の態度に怒り「潰してやろう」である。
ここに安田氏の言う「監視・批判」なぞという高尚な意識は全くない。
ただの「逆恨み」である。

朝日も朝日だが、何でもかんでも「ネトウヨ」で括る安田氏にもウンザリである。
さて、安田氏はこの朝日政治記者の発言をどう思うであろうか。
これも「ネトウヨのせいだ」と考えるのだろうか。

まぁ、実際のトコマスコミのネトウヨ騒動なぞど~でも良いのだが、
昨今ネトウヨ記事のレベルが特に下劣に感じてきていたのでちょっと書いた。

最後に簡単なまとめを書いておしまいにする。

「マスコミが首相だった安倍さんを“殺した”んですよ」
(by安田氏曰くネトウヨ)
 ↓
「『ネット右翼』を中心とする保守層においては、これを『マスゴミの偏向』と見る者は多い。安倍首相への熱烈なシンパシーは、同時にマスコミとの対決姿勢でもあるのだ。」
(by安田浩一)
 ↓
「フェイスブックを有効に活用し、自らの考えや政策をネットを使う若い層に届けていることは、ネット右翼とされる者が抱える強烈な「反メディア感情」とシンクロする。」
(by安田浩一)
 ↓
「こっちも、“だったら政権を潰してやろう”という気になる。当時、安倍さんは公務員改革で官僚の反発を浴びていたから、政権批判の材料なら官僚からどんどんリークが来る。官僚と仲良くなって、追い落としをかけたら政権が本当に潰れてしまった」(by朝日新聞政治部記者)
 ↓
「マスコミが首相だった安倍さんを“殺した”んですよ」
(by安田氏曰くネトウヨ)


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