かわいい。

テーマ:
それは、よくない行為で。

それは、秘密の行為で。

それは、誰にも言えない行為で。



あたしの顔はゆがんでいた。

痛いような、切ないような表情にゆがんでいた。

きっと。



それなのに、

「かわいい」

って、


感極まったような声で言うのね。



その、秘密の場所から差し出されたような言葉が、

あたしのこころの柔らかいところに突き刺さって、

今も、そのまま。





ごめんなさいね。
ろくでもないことばかり書いてる。
わたしの中を埋めるように書いてる。
こうしていたいの。
こうしていたいのよ。
まるで観念の中にわたしを埋葬するように。


これも、遊戯のひとつ。
ただの悪い遊びのひとつ。
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睡眠薬と鎖。

テーマ:
女の肌は眠れる薬。

そう嘯いたりしない君を
あたしの肌で眠らせて。

ただ性欲だけだというのなら
あまりにもけだものじみている。
ねえ。そうでしょう?

だから、眠り込んだ君の耳たぶに

「好きよ」

と、流し込む。


そっと。


とってつけたように。




忘れて。


忘れて。




そしてあたしはロマンスの鎖に囚われる。
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ひんやり。

テーマ:
からだのかたちをかえて、
君があたしの上に覆いかぶさった時、
いつもTシャツの胸に見え隠れしてたペンダントが、
あたしのはだかの胸に、

ひやり。


ああ、はずさないのね。
こんなときも。


あたしはそれを知ってる、ただひとりの年上の。


そのクロスの形をしたペンダントには
異国の言葉が彫り込んであって、
あたしには何が書いてあるかわからない。


はずさない理由も、聞かない。


最初はひやりとしたその感触も、
あたしと君の熱がたかぶっていくにつれて、
もう何も感じなくなっていく。


何も感じなくなっていく。


それ以上のなにかを感じていく。






(注:物語のかけら。カテゴリはフィクションです。一応信じようね)
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わたしはわたし。

テーマ:
わたしはわたしで、何も変わらない。
様々な出来事が、わたしに感情の揺れと、
内在するこころの陰影を与えてくれるけど。


泣いたり強がったり、
また泣いたり。



(だって気持ちは半日単位で揺れ動く)



それでも。


何もないほうがよかったなんて。


わたしは決して思わないのよ。


まだ落ちつかないこのこころ。


波立つこころ。


でも。


悦びも愛しさも苦しさも寂しさも悔しさも
切なさもワガママも欲望も願望も


そして、いくばくかの秘密も


わたしの中にすっかり仕舞いこんで、


わたしは前より綺麗になります。


情熱?


知らないわ。


好きなように読み取ればいいわ。


好きなことを読みとればいいわ。


わたしはわたし。


何も変わらない。


明日のことはわからない。


それでいい。


いい?


それも、わからない。