こっちには、結構はばかる?話題を。

とにかく、冒頭主人公の二人がセックスばっかりしている。
あれですよ、大学生くらいの男子の、
覚えたらそればっかりしたくなるというか、してるというか、
ねえ、自分にも、相手にもw覚えがある方は少なくないでしょう?

あの感じ、懐かしいよねえ。
今にして思えば可愛いものだ。

可愛げのある男はいいね。


そして、アルコール依存の描写。
かつて付き合いのあった人物、
相当ギリギリの状態だったのではないかと思った。


ヒロインの額子が、いい。
内田有紀が演じているのだけど、
テレビドラマでは最近、
かっちりきっちりデキる女の役ばかりしてる気がしてたけど、
この映画での奔放で蓮っ葉な謎のおねえさん、魅惑である。

足が綺麗だ。

めちゃくちゃな女なのだけど、大抵の女にはどこかしら
共感できるところはあるのではないかとも。
逆に言えば、このヒロインに共感できない女性には、
この映画受け入れがたいかもしれない。

めちゃくちゃだけど、人のせいにはしていない。
(簡単に言っちゃうと)運命がそれを明らかにするのだけど、
自分の行ったことで、ひとりの男が人生を狂わせた、
と、たったひとりで深く悔いている。
たったひとりで背負っている。



強気な女は、実は繊細でもろい。
弱そうな女は、その実したたかだったりする。

何が出るかは、サイコロの目と同じなのかもしれない。


ありきたりの、結婚して家庭を持ってああ幸せ、というものに、
納まりきらないかたちの巡りあい方をするおとことおんなもあるのだ、と。


普通の善良な男女は、そんな綱渡りはせずに、
ほとんどはこんな映画にすら目もくれずに
YAMATOやハリポタなんかを鑑賞あそばすわけだけれど、
一歩間違えば浪漫に食い荒らされても構わないと思うような
危険人物の素質を持つ「ばかもの」は、
こんな映画で、楽園の夢を見るわけなのだね。


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タイトル: 千年女優

何年か前に、気になったタイトルだったのだけど、そのままになっていて、

ずっと気になっていた映画です。昨夜BSで放送されたので 、喜んで録画して、今見終わりました。

思った以上にいい出来のアニメーションでした。

例えて言えば、梶尾真治の初期のロマンティックな作品群のような。

「美亜に贈る真珠」「おもいでエマノン」等々。

(時空を越える、時間を飛び越す、というふうな感覚も似ているかも)

(ラストシーンのせりふで、ちょっとわたしは「・・・・・?」と思ったんだけど、

その点でも残念ながら共通するところがあるもしれません)

上質のファンタジー。アニメならではの演出。

作画のレベルは非常に高いです。

ヲタク受けはしない絵柄なのかな?わたしは好感持ちました。

清潔感があって。

あちらこちらに、古い日本映画へのオマージュ?的なものが見られて、

黒澤明、小津安二郎、吉村公三郎などの映画をよく見ていた

(リバイバル上映とかでですよ!)わたしには、とても楽しめました。

主人公の女優の設定は原節子を思わせるし。

見ようかな、どうしようかな、という方には、どうぞご覧になって、とお勧めします。

少女の純粋と一途を蒸留して取り出したような作品です。

見ているうちに、自分も時空を越えてしまう気がしました。

主人公の72歳のときの造作がきれい。

たとえ虚構で幻想であっても、あこがれますね。

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圧倒的な映像美。大楠道代の、ものを食べる姿。彼女は「生」のエロスを象徴している。彼女だけは釈迦堂の切りとおしの向こうにいかない。逆に青地はだんだん「死」のエロスに引き寄せられていく。中砂が、ほんとうの死によって、それまでの過剰なほどの生のエロスを陰画に転じたことによって。青地と中砂。このふたりの間には濃密な関係がある。正直、これは同性愛の匂いにも満ちて。「死んだら骨をくれ。」これは中砂からの愛の告白だ。死んでもきみの骸を、永遠に愛し続けると言う、一方的で絶望的で、あまりにもひとりよがりな愛の告白だ。それを知らぬ間に受け入れている青地はもう中砂の「過剰」に魅せられている。

ちょっと濃厚な映像なので、子どもの目に触れさせる気にならなくって、切れ切れに見た。風邪で寝込んだので半月かかった。でも、これを見ていたので、スペイン風邪で死ぬ中砂の妻ごっこ、ができた。・・・ひとり遊びだったけどさ。

内田百閒の「サラサーテの壷」が読みたい。

タイトル: ツィゴイネルワイゼン
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