前回は概論だけ述べましたが、今回は実際に盲ろう者の方へ通訳している動画も交えて、実際に盲ろう者の方がどのようにコミュニケーションをとっているのかを考えてみます。
【要約筆記】
ろう者との会話でまず思いつくのが筆談ですよね。ただ盲ろう者の場合は、視力もかなり悪いですから、筆談ができたとしてもフェルトペン等の太いもので、かつ大きな字を書く必要があります。
ところが話しの内容全てを書いているととても文章が長くなりすぎますし、通訳が追いつきませんので内容をまとめて書く必要があります。これを「要約筆記」と言います。
最近はパソコンを利用した要約筆記もよく行われているようです。
以前はパソコンを数台つなげて、訳者と利用者が数名ならんでいる光景が見られましたが、最近は無線LANが発達してきたこともあり、一人の訳者が数名へ同時に要約筆記を送信する、なんてこともできるようになってきたそうです。
【手話・触手話】
視力が見えるる方へは近づいて視野の範囲で、盲の方には手話を触って確認してもらいます(触手話)。触手話のいい面は、相互コミュニケーションが容易なので、通訳中でも利用者が訳者へ聞き直したり質問したりができること。
【音声通訳】
盲ろう者の耳元で大きな声で会話を伝えます。
この動画で使われている器具、一度名前を聞いたんだけど忘れてしまった…
どなたかご存知でしたら教えてくださいm(_ _)m
【手書き文字】
盲ろう者の方の手のひらに指で字を書いて伝えます。
これは筆談の延長で比較的簡単ですよね。僕もたまに使います。
【指点字】
盲ろう者の指に通訳者が手を重ね、点字タイプライターを打つ様に通訳者が指を叩いて表現します。盲ろう者の東大教授、福島智先生のお母様が、18歳の時に失聴し盲ろう者となった息子(福島先生)のために考案されたのがこの指点字です。
【点字ブリスター】
通訳者が専用の点字タイプライターで打ち出したテープに記載された点字を、盲ろう者が触って読み取ります。これの利点は、後で利用者が何度でも読み返す事が簡単なこと。
ただ、僕はまだこの点字ブリスターを使っていらっしゃる方とお会いしたことはありません。
【点字ディスプレィ】
動画はブレイルメモという商品で、正確には今回他に紹介したの「通訳する」ものとは違いますが、「コミュニケーションをとる」「情報を得る」という意味では、このようなものを使ってネットをしたり、メモをとったりしています。
ちなみに動画に出ている方は、盲ろう者ではなく視覚障害者の方と思われます。
盲ろう者の方にとって、このような様々なコミニケーション手段があるとは言え、そのどれもが簡単に習得できるものではないはずです。
視覚障害は「情報障害」と「移動障害」
聴覚障害は同じく「情報障害」と「コミニケーション障害」
そのどちらも併せ持つ重複障がい者の困難さはいかばかりのものか…
簡単な気持ちでサポートできるはずはないですが、微力ながら少しでも視覚障害者の方・盲ろう者の方々のQOLの向上に貢献できるよう、これからも知識や技術を学んでいきたいと思います。
おかげさまで、平成22年9月に
SSS級認定眼鏡士に合格いたしました。
今後も、眼鏡道、ロービジョン道に
邁進してまいりたいと思います。
平成23年4月より、転勤しております。
今後、眼鏡・ロービジョンのご相談は
下記までお願いします。
メガネのヨネザワ 志免(しめ)店
福岡県糟屋郡志免町志免中央4-7-26
電話 092-936-3550 担当・本田


