風神の門

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「才蔵には、亡き父から押しえられた信条があった。<おなごには惚れよ>ということだ。<が、男には惚れてはならぬ。身をほろぼすもとになろう>」

惚れるというのはこの場合、BLとかじゃなくて、本宮ひろし的なほうですな
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風神の門

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「正しく申せば、風狂の者でござりましょう。あのもの、才幹もあり、志も大きゅうござるが、そのこころざしの方向が決まっておりませぬ。自然、世に身をおく場所がなく、場所がないままに、世を相手に自在に遊び呆けようというのではござりますまいか。男には、まれに、左様な型のものがござりまする。その才は惜しゅうござるが、かようなものは、利をくらわしても動ぜず、おどしてもおびえず、他人のたずなで御する方法がござりませぬ」
猿飛佐助

霧隠才蔵について。独立不羈ということですな。最近忍者マンガが注目されてますがキャラ設定という事では司馬遼太郎もなかなかいいキャラつくってます。
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戦雲の夢

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さらにお里はいう。
「だけど、いいの。お別れ申しあげてこのかた、里は、男と女というものは、いくらお慕い申しあげていても、いっしょにくらさなければ、しょせんは他人なのだということが、かなしいほどわかっただけ」
お里
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戦雲の夢

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「おなごがまじめに申していますときは、殿様もまじめにお答えくださらなければいけませぬ。たとえうそでも、おなごのまじめさに応えてくだされば、女はそれのみにすがって二世でも三世でもおとこのためにつくすものなのでございます。」
お里

戦雲の夢

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「田鶴は小さいときから、父から、ものには表と裏がある。表のみ見、裏のみ見るのは愚者の目だが、愚者には愚者の仕合せがある。賢者はその二つを見ることができるが、表裏がみえるためにかえってなにもできない。しかし、人傑は、その表裏が見え、しかもその一方をとって断じて行う者のことだ、とききました。」
田鶴

戦雲の夢

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「土佐一国の再興などを夢見るよりも、男のあそびじゃとお思いなさるがよろしかろう。すくなくともこの掃部(かもん)は、男とうまれてこれだけの遊びができる仕合せだけでよろこんでおる。勝敗は蛇足じゃ。」
明石掃部全登

戦雲の夢

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大事をなすには、坂道でクルマを押す心構えがなければならぬ。いったん押しはじめたならば、腕が折れようと、脚が萎えようと、息もつかずに押しまくらなければ、車はかえってわが身の上にのしかかってくるものだ。
真田幸村

戦雲の夢

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自分の運を愛さないものに運は微笑しない。女運ばかりではない。男としての人生の運さえも同じことだ。盛近は、自分の運のわるさについて、そうかんがえるようになっていた。(おれは、かって、おれ自身に惚れ込んだことがなかった。自分に惚れこみ、自分の才を信じて事を行えば、人の世に不運などはあるまい。運は天から与えられるものではない。おれが不運だったとすれば、自分自身に対してさえおれは煮えきったことがなかったせいだろう)
長曽我部盛近