2009-01-30 23:29:25

インド サティアム社の粉飾事件

テーマ:監査

インドで発生した粉飾事件をご存知でしょうか?


インドにおけるIT業界への派遣会社の最大手が粉飾決算をしていたのです。


この会社はインド上場企業であることはもちろんニューヨーク証券取引所にも上場しているんですね。


どうやらインドの会社で初めてニューヨーク取引所に上場した会社であるようです。


経営財務やインターネットで調べると、粉飾額は約900億程度でした。


架空収益等の計上により営業利益率を20%程度嵩上げしていたようです。

(収益70%、利益90%嵩上げとかって記事もあります)。


何より驚いたことに現金預金残高の90%超が架空です(約940億)!


現預金という現物確認が可能な項目を使用して粉飾するなんて、だいぶ単純な手口です。


現預金を使用した粉飾で、こんな規模のものは例がないんではないかな。


この粉飾は7年ほど前から行われていたようです。


さらにさらに、、、08年8月に提出された監査報告書は財務諸表監査・内部統制監査ともに「適正意見」だったそうです。。。。


いきなり90%も現預金粉飾するとは思えず、徐々に粉飾額が累積した結果でしょう。

であれば、財務諸表監査という目線でみれば、現金預金について現物確認を行うはずで、その場合には期末監査時に気づくはずですよね。。。

さらに内部統制監査としても、架空売上が計上されるリスクが顕在化したりと、評価結果に疑義がでちゃいますね。


うーん、会計士は何をしているんだろうか。


インド会社のニューヨーク証券取引所上場1号だとしたら結構大手監査法人ではないか?!


そう、大手監査法人が監査してたんです。


ちなみにPWCでした。


なんか複雑・・・


PWCはどうなっちゃうんだろうか。


記事なんかでは「インド版のエンロン」なんて書かれたり。


インド国内での出来事なので、どのように扱われるかはお国柄もあるでしょうから不明です。


いち会計士としては、現預金を使用してこの規模の粉飾が行われていたなんて、非常に残念です。。。


とりあえず今後の状況を注視したいと思います。

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