先日、かかりつけの小児科へ熱性痙攣での入院の報告に行ってきました。
入院先の病院から、詳しい経過や症状の診断書を渡すように言われていました。
そこで、経過状況を見て「大変だったね~」とねぎらってもらい、
今後のけいれん予防についての話とけいれん防止用の坐薬(ダイアップ・ジアゼパム)をもらいました。
下記に詳しく明記しましたが、今後も熱が出た場合けいれん予防の座薬を使用した方がいいと勧められました。
再発防止で使った方がいい条件のすべてがレイレイには当てはまってました
先生から今回言われた事
*38℃以上出た場合(保護者判断で)はけいれん予防の座薬を使用した方がいい
*自宅用と持ち歩き用のけいれん止め坐薬を用意する
*今後は熱が出た際は市販の子供風邪シロップを使わないこと
*初めて行く病院には熱性けいれんを起こしたことがあると言うこと
と、注意事項をいわれました。
けいれん予防の座薬使用については賛否ありますが、また痙攣が起こると。。。
恐らく状況を見て使うと思います。
お財布に入れてあります。
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けいれん防止坐薬について
けいれんをおこした方の多くはけいれん防止用の坐薬(ダイアップ)を常備しています。
これは一種の鎮静剤で、脳の神経細胞の興奮を抑えてけいれんをおこしにくくする。
副作用として眠気やふらつきがでる方もいます。この薬はけいれんがおこったときに使うこともありますが、主に発熱があったときにけいれんを防止する目的で使います。
ダイアップで再発予防をする目安は、つぎのようなものです。
①15分以上のけいれんをおこしたことがある。
②半日で2回以上、半年で3回以上けいれんをおこしたことがある。
③体の一部で強いなど普通とは違う形のけいれんを2回以上おこしたことがある。
このような方は37.5℃以上でダイアップを使い、8時間後にまだ熱が下がらなければもう1回使います。2回の使用で48時間効果があるとされています。使用量は1回につき体重10kgあたり4mgです。(1本4mgか6mgの坐薬が広く使われます)
上の①から③に当てはまることは実際には少なく、大半の方は38℃以上で心配なら使うという方法を取っています。予防治療の期間は最後のけいれんから2年、あるいは4~5歳ころまでです。
解熱剤との併用は?
解熱剤を使っても熱性けいれんの予防にはならない。
ダイアップと解熱用の坐薬(アンヒバなど)を一緒に入れるとダイアップの吸収が悪くなって効果があがらないことが知られています。まずダイアップを入れて、30分たってから解熱用の坐薬を入れましょう。内服の解熱剤ならダイアップと同時でかまいません。
日常生活での注意
ダイアップを常備することは大切です。またカゼのときによく使われる抗ヒスタミン剤(特に市販のカゼ薬に含まれている成分)にけいれんをおこしやすく可能性が指摘されています。カゼでも早めの受診をお勧めします。
ダイアップのような薬を使って熱性けいれんの予防をするのは実は世界中で日本だけです。予防をしない理由は「熱性けいれんは数分で止まり、大きくなればおこさなくなる。けいれんの回数が多少増えてもそのために脳に障害をおこしたり、てんかんに代わっていく訳でもない」という考えに基づくものです。日本では伝統的にけいれんを忌み嫌う傾向があり、なかなかここまで割りきれる方は少ないのですが、熱性けいれんを心配するときには参考になる考え方だと思います。
*こちらの小児科
から引用しました