テレビ批判が止まらない・・・・・・・
テーマ:メディア 2011-08-12 08:33:58若者だけでない、お年寄りもテレビ離れか・・・・・・・・・・
皆さんは1日平均どのくらいの時間をテレビ視聴に費やしていますか?
今年2月、「NHK放送文化研究所」が発表した「2010年国民生活時間調査報告書」によれば、テレビを見る人の割合は年々減少している。
1995年には92%だったのが、2010年には90%を切った。また、まったくテレビを見ない人が1995年の8%から11%に増えた。
テレビを見ない人が11%もいる。
特にテレビ離れは若年層に顕著で、国民全体の平日の視聴時間は3時間28分だが、10~20代の男性は2時間を切っている。
では、誰がテレビを見ているのか?
70代以上の視聴時間が5時間を超えているのだから、間違いなくテレビを一番見ているのはお年寄りということになる。
では、お年寄りが心の底から納得したり喜んだりする番組があるだろうか?
最近学生時代の仲間と会う機会が増え、そのたびに「テレビを見ているか?」という質問をするのだが、多くの人が
「最近のテレビはつまらない」
「NHKやテレビ東京を見る時間が多い」
「BSをよく見るようになった」
「同じようなお笑いタレントによる毒にも薬にもならない番組なんて見る気がしない」
そして、最後に必ず言われるのが
「テレビ局って国から認可された電波を使っている、いわば公共の器だよね」
そう、ここがいつも問題になるのだ。
コマーシャル収入によって成り立つ民間企業でありながら、国から認可された電波を使って放送しているのだから![]()
私が働く会社は日本を代表するテレビ局が親会社である。
その親会社が年に一度放送している「FNS27時間テレビ」という系列各局が総力をあげて制作する特番があるのだが、週刊ポスト最新号の「さらば、テレビ」(何と11ページぶち抜き特集だ)の冒頭で、この番組が槍玉にあがっている。
それも「テレビのくだらなさ」を象徴する番組として![]()
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私自身も以前のブログに書いたが、確かに7月24日に「地デジ時代の幕開け」と謳われながら放送された同番組の冒頭4時間弱の内容はあまりにおそまつだった![]()
各系列局代表の素人が「歌の下手さ」を競うカラオケ大会「FNS歌へた自慢」が延々と続くのだから・・・・・・・
週刊ポストは皮肉をこめ、この番組に対する批判を次のように締めくくった。
「こんな“やらせ”に泣きも笑いもできるわけないが、流れてくる映像のあまりの異様さに、チャンネルを変えることも忘れていた。これはもはや放送事故ではないのか」
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ところで、最近「tuneTV」 というアプリをダウンロードしたが、これが実に面白い。
アプリを立ち上げると、下段に色分けされたキー局の棒グラフが出ている。
この棒グラフは話題率という視点、つまり今テレビを見ている人がその番組やテレビ局に対して感じたことをツイートしている話題率でグラフを表示しているのだ。
いま、どのチャンネルが話題になっているか?が一目で分るという仕組みだ。
おまけに棒グラフの上にはチャンネルごとに投稿されたツイートがタイムラインで表示される。
たわいもない投稿もあれば、かなり批判的な投稿もある。
いまこのブログを書いている時点で棒グラフを見ると1位が「NHK総合」。2位が「フジテレビ」。3位が「NHKEテレ」の順だ。
こんなに多くの人がテレビを見ながらツイッターで投稿しているのだ![]()
驚いた![]()
例えばフジテレビの「とくダネ!」にzoneが出演しているときには
「どこの素人さん?」
とか
「zone、老けたな」
とか
容赦ないツイートがタイムラインに表示される。
面白いアプリを企画したものだと、つくづく感心してしまうと同時に明らかにテレビの視聴スタイルが変わってきていることを実感した。
テレビ局は民間企業なのだから、テナントなどの家賃収入やイベント事業や通販事業やハウジング事業で大いに儲けてよいと思うが、電波が国が与えた公共のもであるという自覚を常に持ち、視聴率のみを意識した番組だけでない信念のある優良番組も制作し続けてほしい。
私は、その道を極めたプロフェッショナル3人が一同に会して語り合うNHKの「Deep People」 という番組が大好きだが、こういう番組をどうして民放は企画しないのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
テレビ局が送り出すコンテンツはテレビ局が育てた「人」が作るのだから、「人財」が原点だということになる。
番組が軟弱になっているということは、番組を制作する「人」が軟弱になっていることの証だと思う。
「毒にも薬にもならない番組」や「波風の立たない」番組ばかりを作り続けていたのでは、テレビが最強メディアとして生き残る道はない。
今から40年前、TBSから独立した萩元晴彦、今野勉、村木良彦等が日本初の独立制作プロダクション「テレビマンユニオン 」を創設したあと、彼らが制作した数多くの良質な番組(オーケストラがやって来た、海は甦る、世界ウルルン滞在記等)が懐かしい。
そして、彼らの遺伝子は今でも「情熱大陸」や「食菜の王国」といった番組に引き継がれている。
あの時代、テレビ局の制作マンには時代を切り開く信念とほとばしる情熱があったのだろう。










