2005-10-16 22:28:26

映画「コースト・ガード」

テーマ:韓国映画
エスピーオー コースト・ガード

 

 韓流四天王の一人、「ブラザーフッド」のチャン・ドンゴン主演、そして「春夏秋冬そして春」のキム・ギドク監督の作品。

 全編に重い雰囲気が漂うのは、この作品全体の、現実にある不条理な世界を見せつけられるため。


 韓国と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の軍事境界線は、陸地だけでなく、海岸線も含まれる。

 チャン・ドンゴン(カン上等兵)は、海岸線から侵入してくる北のスパイを監視する海兵隊の一員である。彼は、いつか北のスパイをやっつけ、手柄をたてることをに熱意を持っている。軍人としての職務に忠実な人間といえる。


 ところが、ある夜、「夜7時以降、侵入した者はスパイとみなし射殺されることもある」と書かれた警告板を無視して、酒に酔った若いカップルが情事を楽しむため、軍事警戒地域(立ち入り禁止地域)に入ってくる。

 情事に耽るカップル。それを北のスパイと誤認し、チャン・ドンゴンは男を射殺する。要するに民間人を殺してしまう。

 軍人の職務をまっとうしたとして、軍から表彰を受けるチャン・ドンゴン。

 しかし、民間人を誤射してしまったというのは軍人としては致命的な出来事だろう。


 殺された男の恋人は、それによって精神に異常をきたし、一方、チャン・ドンゴンは地元住民から罵声と暴力を受ける。

 

 そうして、チャン・ドンゴンも次第に精神を病んで狂気していく。それはまるで南北(同族)分断という「病理」をチャン・ドンゴン自身も患ってしまったかのように見える。
 南北分断が引き起こすは、南北間の対外的な問題ばかりではない。国内的にもそれによって引き起こされるさまざまな葛藤が生まれていることを提示した作品。もう一つの「南北分断」の悲劇を描いた映画である。


余談 : 実際、1996年と1998年、北朝鮮の潜水艦が韓国領海に侵入。人命被害を出した1996年の韓国侵入について、北朝鮮が遺憾声明と再発防止を発表している。

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