イノセント・ラブ | ひでの徒然『映画』日記

ひでの徒然『映画』日記

映画レビューを徒然なるままに書き綴ります。


イノセント・ラブ


監督:マイケル・メイヤー

キャスト:コリン・ファレル、ダラス・ロバーツ、ロビン・ライト・ペン、シシー・スペイセク

製作:2004年、アメリカ


少年時代に家族を失ったボビーは親友ジョナサンの家族に引き取られる。兄弟のように仲の良い2人であったが、いつしか2人は男同士でありながら愛し合うようになる・・・。ハイスクールを卒業後、ジョナサンは大学進学のため町を出て、ボビーはジョナサンの家族と町に残りパン職人となった。


数年後、ジョナサンの両親はアリゾナへ引っ越すことになり、青年ボビーはジョナサンのいるニューヨークへと旅立つ。久しぶりの再会に喜ぶボビーであったが、ジョナサンの家には同居人の女性クレアがいた。クレアはジョナサンを愛していたが、ジョナサンはボビーを一途に想っていた。しかしボビーはクレアを愛するように・・・。


ボビー、ジョナサン、クレアの奇妙な三角関係を中心に3人の青春と本当の居場所を探すハートフル・ストーリー。


Comment:

コリン・ファレルの「やんちゃ」なイメージとはかけ離れた意外な作品。

舞台設定は70年代でしょうか。ボビー役を演じるコリン・ファレルはヒッピーのような長髪で登場しますが、彼はやっぱり短髪が似合います。


クレア役のロビン・ライト・ペンも奇抜なファッションで楽しませてくれます。


クレアはボビーとジョナサンの2人を同時に愛するようになりますが、脈ありのボビーのほうに傾いていったような感じですね。でもボビーは掴みどころがない性格。誰にでも「好きだ。愛している。」と言えるボビー。クレアは結局ボビーも信用できなくなってしまったのかなぁ。


ストーリー的には三角関係のもつれというより、人生とは?あなたの心の拠り所は?を問いかけていますが、話は坦々と進み、あっという間にラストを迎えてしまいます。「あれ?もう終わり?」っていう感じです。


もう一波乱何かあったらもっと面白かったかも。


一番面白かったのは、子供時代、少年時代のボビー役の子役がコリン・ファレルと同じゲジゲジ眉毛だったことかな。



にひひにひひ