トリノオリンピックもいよいよ折り返し地点です。

残念ながら現段階で日本は未だメダルを獲得できていません。

100名を越える大選手団だっただけに、この結果はかなり不本意でしょうね。



ここまで競技を見た感想としては「転倒」がいつも以上に印象的な大会のような気がします。


日本人選手としてはショートトラックの神野選手が出場二種目共に転倒。

運が悪かったと言えばそれまでですが、前回の大会でも転倒で好機を逃しているだけに、早く滑る技術よりも上手く他の選手をかわす技術に重点を置いて練習するべきだったのかもしれません。


女子団体パシュートでは大津選手が三位決定戦で転倒。

大津選手自身、相当ショックだったようで、転倒直後に泣き崩れる姿が印象的でした。

日本女子は対ノルウェー戦で相手選手の転倒により勝ち進んだ経緯があり、男子でも強豪のオランダが転倒で敗北するなど、この競技もショートトラック同様転倒の危険がかなり高い種目のようです。


日本人以外の選手としては、やはりスノーボードクロスのリンゼイ・ジャコベリス選手も強烈でした。

ファンサービスでグラブを行いバランスを崩し転倒、後続の選手に抜かれ、メダルの色が金から銀に変わってしまうという悔しい結果に。

悔しさは計り知れないものがあるでしょうね。


フィギュアスケート男子シングルも上位選手ですら転倒が多かったような気がしました。

自分は普段あまりフィギュアスケートを見ないので、他の大会でどのくらい転倒するのかよく知らないんですが、通常今回のように転倒が多いものなのでしょうか?

自分は単純に演技を見ながら氷の状態が悪いのかなと考えていたんですが。


そんな中、プルシェンコ選手はさすがでしたね。

王者の貫禄がありました。


高橋選手も難しいジャンプに挑戦していたので、転倒にめげず更なる技術の向上を目指してください。

織田選手より美形な分だけ、ちょっと有利?かもしれませんよ。



今まではちょっと残念な転倒について書きましたが、転倒を乗り越えた選手も少なからずいます。


まず、クロスカントリー距離複合のフローデ・エスティル選手。

スタート直後の転倒でスキー板が破損、板を履き替えてのレースになったにも関わらず、なんと銀メダル獲得。人間の底力を見た気がしました、素晴らしい。


そして、フィギュア混合の中国ペア。

転倒で負傷し演技を中断したにも関わらず、こちらも銀メダル獲得。

懸命な姿が審査員の心を動かしたのでしょう。


いよいよ後半戦に突入です。

日本全体として前半の「転倒」をバネに後半は精一杯頑張ってほしいです。

無責任ながら応援だけはしていきますよ。