活字中毒。

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年末は、話題の映画の(題名忘れ・恥)、

ブラッド・ピットとアンジョリーナ・ジョリーの最新映画を、

我が家でDVDにて鑑賞するつもりだった。

(どうして、そういう最新映画が自宅で観れるかは、秘密です。)



でも、映画って中途半端に時間をとって観る時間がない!



そうなると、もう、家事をしながら、またお風呂に入りながら、

どこでも、「ツマミ喰い」の新書斜め読みとなる。

後は、新聞、折り込み広告でもOK。



それでは、先週末の「ツマミ喰い読書」


樋口 裕一
頭がいい人の「自分を高く売る」技術



これは、以前も斜め読み。

ここに書かれている、「ビジネスの禁じ手」は無意識に偶にやっていたかも?

しょちゅうやると「禁じ手」ではないから気をつけるべし。

反骨精神も程々に・・・。



要するに、仕事において天邪鬼さんになること。

(プライベートでも非常に天邪鬼さんかもなあ。反省しませんが。)




竹内 一郎
人は見た目が9割

こちらは、立ち読みしていて購入。

「ノンヴァーバル・コミュニケーション」についてさらりと書いてある。



見た目・身だしなみ・仕草・表情 55%

声の質(高低)、大きさ、テンポ 38%

話す言葉の内容 7%


このような数字が提示されている。

これを読んだ後、主人に教えたらかなり関心を持って聞いていた。

確かに主人の容貌は、カリスマぽい。

童顔で少し丸い顔は愛嬌があるように見える。


それと、人は嘘をつく時、

その言葉を隠そうという心理が働くらしく、

口を覆う代替行為として、


「顎」、「唇」、「鼻」、「眉」などを触るそうだ。


また、何度も騙された人間が、人間観察に優れてくるとは・・・

なかなか発想的に面白い。


何事も経験値ということだろう。

石井 裕之
一瞬で信じこませる話術コールドリーディング


さて、この本。


ホント、悪徳占い師っている!

ホロスコープもひかずに占う占い師がまかり通る。


業界の裏は酷いものです!

なにせ、自称でできる職業。



私はこの「コールド・リーディング」が利用出来ません。

全体の仕事の99%がメールです。


その上、クライアントさんが心理学的に依存する率は60%

リスキーかつ勉強もしないといけない大変な仕事なのです!
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ここ数日・・・

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スパムのような嫌がらせコメントが続きましたので、

暫く、コメント禁止にさせて頂きます。


申し訳ありません・・・。

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想いを捧ぐ

その日の為に何度も口にした祈り



世の中は乱れ

咲く花は散り

葉は舞い



今日はあなたの誕生日




生まれてきてよかったね

生きててよかったね

あの時に会えてよかったね



あなたを産んでくれた

あなたに命を与えてくれた




この日に祈ろう

せめて祈ろう



私の涙の数だけあなたがくれた微笑に!

あなたがくれた真っ直ぐな眼差しに!



あなたに会わせてくれたこの世界に乾杯!



お誕生日おめでとう・・・

生きていてくれてありがとう。




高潔なあなたへ・・・




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太陽の孤独・月の孤独

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昼間の太陽の下で目を閉じる・・・視界は遮断され、
瞼の奥の光りだけが静謐を突き抜ける。


瞼の奥に現れる雲は微かな光りと融合して重なり合う。


囁いて欲しい、微かな光りの言葉を、
そっと耳元で・・・。
目を閉じ、しっかりとその言葉を受け止めるから。


それなのに、流れる雲と風はその言葉を撒き散らかして逃げてしまう。


どうしたらいいの?
その言葉を掴まえるには??
目を閉じただけでは駄目なの?


風の中で耳元のほつれ髪を指先で摘む。
それでも、通り過ぎた言葉を取り戻せることはできない。
「何て言ったの?」


そして、刻は過ぎて本当の闇が訪れる。


太陽が月を隠し、新月は涙する。
太陽も月も重なり過ぎて、近すぎて・・・お互いを見つめることができない。
言葉も交わすことも・・・ない。


太陽が月に腕を絡め、引き寄せすぎるのだ。
あまりにもお互いが違い過ぎるのに、
愛することを忘れさせてくれない。


こんなにもぴったりと重なっているのに、
孤独は昼も夜も闇の中に存在するのだ。

アキラ

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閉店後、ひとりで店のディスプレーを変えていた。

少し早いけど、街のクリスマス模様はそこまで来ている。



時計を見るのも忘れていたぐらいに没頭していた。


「ああ、、明日は筋肉痛だなあ。」と思いながら、

ボディをあっちこっちに動かして既に腰も痛い。


ふと時計を見ると・・・午前1時をまわっていた。

店の近所の自販機で買った、缶コーヒーをゴクリと。



周囲の店は真っ暗で、電気がついているのはここか、

後は、バーや居酒屋だけ。



「やあ!まだ仕事!」と閉めた店のウインドウ越しから声がかかる。



「お!アキラ!お疲れさま!買い出し?」


アキラは長い髪を後ろで縛って、

黒い制服に黒いロングのエプロン姿で立っていた。



「うん。」

「いい感じじゃん。今度のディスプレー。」



アキラはお店の近くのキャバクラで働いていた。

スーパーへ買い出しに行くときは大体、顔を出したり、

手を挙げて通っていく。



「オレさあ、絶対に飲食で独立するんだ。今は勉強中。」

「昨日は新作のレシピを作ったんだよ。なかなかよかった。」

ロングの髪をなびかせてアキラは、身振り手振りで熱く語りに来ることもある。



「でも、最近アメ車を中古で買ったじゃない。お金溜まるのー?」

ついついツッコミを入れたくなる。



「ああ、アレは別。安く譲って貰ったんだよ。いつも店の前に停めて悪いねー!」



「早く独立しなよー!」と言いたくなるのは、

アキラの母親が私よりチョッピリ年上だからかもしれない。



アキラは独自の美意識とプライドを持っている。


いつだったか、太い針金のようなモノで作ったオブジェを見せにきたことがあった。

それが、独特の雰囲気があって、

ヘンリー・ムーアとバスキアを合わせたようなモノだった。


「へえ。どうしたのコレ?」と聞くと、


「店の前で客引きしてた時に落ちてたから拾ってさあ、暇だったんで作った。」

「いいね。コレ!」

「そう?」



アキラは、時々何かに閃いたようにいきなり店に入って来ることもあり、

今日の早い時間の買い出しの時には、


「ねえ。日本人の美意識って凄くない?陰と陽のバランスなんだけど。」

「日本語の言葉とかさあ、こういうディスプレーの光と陰とか?建築や灯かり。」


(「その割には、タメ語で話してる癖に・・・。」と思って笑いそうになる。)



「アキラ、日本人の美意識なら、谷崎潤一郎の”陰翳礼讃”を読んでごらんよ。

絶対にオススメ。」


「うん。探して読んでみる。」



「ところで、仕事はまだかかるの?」

「あー、もうこんな時間だし、後は明日の開店前にやるわ。」



「そ?じゃあ、オレももうすぐあがり。」

「あのさあ、角に新しいバーが先週できたじゃん。行ってみない?」

「いいわよ。じゃ、そこで待ち合わせしようか?」


「OK!いいよ。」



お店の鍵をかけ、コートをひっかけ小走りにバーへ向かうと、

既に深夜も遅い時間。


「お客様、そろそろラスト・オーダーになりますが。」と、

若いバーテンダーに言われた。


「チンザノ・ハーフをロックで。」



程なく、アキラも現れた。

デニムに濃いブルーのシャツ。

胸にはシルバーのごっついターコイズのチョーカー。



「何を呑む?」

「うんと・・・オレは、タンカレーをロックで。」



「疲れてるとまわるわよ。」とからかった。

「大丈夫。そんなに弱くないねー!」



アキラは煙草を吸わない。

「煙草って味覚によくないような気がするんだよねー!舌が痺れそうで。」

「オレにとって味覚は命だからさあ。」



閉店まで呑んで、いい感じに酔って交差点で別れた。


「じゃ、気をつけてね。二日酔いで遅刻しないでよ。」

「そっちもな!明日も忙しんだろ。」



翌日、知らせが入ったのが、夕方6時をまわった頃だった。


アキラと同じ店で働く別の黒服のコが来て、

「アキラ、今日の午後、刺されたんだ。」と一言。



今日の午後の出勤途中、遅刻しそうで例のアメ車をぶつ飛ばし、

前の車を追い抜こうとして、互いの車体を擦ってしまった・・・。


相手も同じ年ぐらいのグループで爆音で音を流しながら車を乗り回してたという。


アキラは車から引き摺り出され、口論となった。

プライドの高さと遅刻の焦り。


焦燥感で喧嘩になり、いきなりグループのひとりに腹部を刺され、

病院には担ぎ込まれたものの、出血多量で死んだと聞かされた。





「オレ、絶対に成功する!自分の店が出来たら来てくれよな。」

アキラの昨晩の言葉が未だに私の耳に残っている。

21歳のアキラから何度となく聞いた言葉。



店は今月から来月の年末までのセールに忙しい・・。

ふと、店のレジの横に置いておいた、”陰翳礼讃”の文庫本に視線を落とした。


今年も、もう後2ヶ月で終わる。




永遠の瞬時

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瞬きをひとつ・・・瞳を閉じて吐息


ガラス製のポワッソンは尾を振らない
メトロの静けさは夜の街のローブに包まれる


私は暴れない
刻の動きの定めに我が身を委ねる
ただそっと目頭を押さえ


監視雲

闇のなかに消えたり


霧雨に濡れるは君の肩

口実はいらない
それは真実ではないのであるからにして


今は亡きアングレの君!
冷たき石の下にて安息を!


刻街・・・パリ

朝日を背にして石畳を歩く


遠く祖国を離れ逝く人よ!
私は路を歩こうぞ!


花の季節に再度巡り逢わん






分裂の断章

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ざくろの実の誘惑に惑わされた

ハデスの妻、地獄の女帝

地上と黄泉の国を二つに分けたり


さて、地底に閉じ込められた人間の審判はいかに・・・。



果実に色づくその唇

全ての女という女が唇を赤く染め罪を背負う


新しい生命よ


罪はめぐり、めぐりゆく

死は再生を産みいずる


そして、罪は転生をうながす






ブルーサファイア

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アフター・ファイブ用のシャドウとルージュも持ってきた。

華奢なヒールのミュールもロッカーのなかにある。




「お疲れさまです。お先に!」


いつもは儀礼的な挨拶も今日はゴムまりのように弾む。




オフィスの近所のデパートの化粧室で身支度を整え、


足元は小躍りするように軽い。


膝丈のドレスの裾が歩くたびにゆらゆらと揺れる。




待ち合わせのホテルの30階のバーに向かうと、


彼は既にマティーニを呑みながら、バーテンダーと何やら話をしていた。


彼は私に向かって手を軽く挙げ会釈をしながら席に誘導する。




「やあ、今日はまたやけに綺麗だね。」


「それはそうよ。女性は恋をすると奇麗になりたいものよ。」


「ピンクのモエでも開けようか?」




カウンターの上にシャンパン・グラスが二つ。



バーテンダーがグラスに注ぐと、


細かい泡がピンクの液体のなかではじけてる。




「それでは、今日のきみのピンクのルージュの為に乾杯。」


「こちらこそ、そのキザなセリフに乾杯。」



シガレットケースからメンソールの煙草を取り出すと、


さりげなく、彼は火をつける。




彼の動作には無駄がない。




「残念だね。折角の夜景が曇りで見えないな。」



「まあ、美しい女性を目の前にして夜景は目に入らないけど・・・。」





こういうセリフも彼が言うと嫌みに聞こえないから不思議だ。



「言うわね、相変わらず。」


ついつい彼のペースに乗って笑ってしまう。





「ところで、そのダイヤの指輪を外してくれないかな。」


指輪を外すと彼はその指輪を私のシャンパングラスに沈めた。




「これで、モエもドンペリなみかな。」






「知ってる?ダイヤモンドよりも硬度が高い宝石って?」


「ダイヤが一番硬いわよ。」


「それがね、違う。」




「ブルーサファイアはダイヤよりも割れないんだな。硬度で見てはいけない。強いかどうかだな。」




「はい。これ。」


「何?」


「ブルーサファイアの指輪。」





「絶対にシャンペングラスには沈めないで欲しいな。」



「ブルーサファイアの言葉は・・・誠実、慈愛。」





思わず、涙が溢れた・・・。




「そういうことを平気で言うから、もう!」



「大丈夫。外は曇り空。もうすぐ雨も降る。」





「雨はよく降るが一年を通せば、晴れの日の方が多いから。」





「僕と会う時はブルーサファイアをつけて欲しいな。これからは・・・。」





シュガー!ベイビー!

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待望の金曜日。

時刻は午後三時になる。


隣のデスクに座るタエコに声をかけた。


「どうかな、今晩あたりに8丁目の角に出来たイタリアンにでも?」


結構、これでも朝の会議中にもこのセリフを何度か頭のなかでチョイスしたつもりだった。


タエコはクスクスと笑いながら、

「あら?食事だけ?」


心臓が止まりそうそうになった。



「ごめんなさい。今晩は先約済み。昨日のうちに誘ってくれたらよかったのに。」



何だか朝からの気持ちの高ぶりが急降下していく。

血の気も下がった。


「ああ、そうなんだ。じゃ、また。」


その一言が言えるまで、20秒。



帰宅途中で観たくもないDVDをレンタルし、

コンビニでビールを一缶とチリ風味のスナックをつまみに買った。




シャワーを浴びTシャツに着替える。

借りたDVDは、「ノッティングヒルの恋人」。



ビールを呑んでいるうちに半日じゅう張り詰めた気持ちが弾けたせいか、

電灯を消した暗い部屋のソファーでウトウトしていた。


そして、気がつけば、DVDは既に終わっていた。



「寝るかな・・・。」


カーテンを閉めようとすると、

窓からは、尖った冷たい三日月が見えた。


街路樹からは犬の遠吠え。

隣の部屋からはすすり泣く女の声。


決して静かな夜ではなかったが、ただ心の底から疲れた。


窓を閉めようとすると、

いきなり一匹の黒猫が窓の隙間から飛び込んできた!


「お休みを言いにきた。」

呆気にとられてる僕。


喋り続ける猫。


「だからさ。お休みを言いにきたって。」

「ひと月前ぐらいの晴れたこんな月夜の晩に僕のことを助けてくれた。」



「おまえ、あの時の猫か?」

「そう。」 と猫がケラケラと笑った。


「あの時、僕は着地に失敗して左手の手首をビール瓶の欠片で切った。」


「猫のクセに情けないなあ。着地に失敗か!!」



「悪いけど、僕は普通の猫じゃないんでね。前世は人間さ。」

「へへ。それもキミの奥さんだったしな。」

「キミがすぐに病院に連れて行ってくれたから、化膿しなかったよ。ありがと!」

「その時、すぐにキミのことに気がついてさ。過去のね。」



「今晩はキミの隣で寝てあげるよ。」


黒猫は有無も言わさずに僕のベッドに入っていった。



「あのさ。明日の朝食は、ベーコンと卵はサニー・サイド・アップ。」

「クロワッサンにカフェオレにしよ!」


隣で横になる黒猫が勝手に喋っている。


「どうぞ、ご勝手に。」



「今晩みたいな食事の仕方はよくないな。洗濯物も溜めちゃダメだよ。」

「もっとさ。生活に潤いが必要だと思うよ。」



「じゃあ、ついでに掃除やアイロンもがけも頼むよ。」

「おまえ、名前は?」


「昔はダイアナ。今はない。キミがつけてもいいよ。」

「できるなら、シュガーとかハニーがいいな。」

「キミは以前、そうよく呼んでいたぜ。」


そういうと、黒猫は再度ケラケラと笑った。



精神というものは不思議なものだ。

精神は均衡を回復させる独特かつ不可解な方法論を持つ。


それは、オートマッティックに優越点、慰めを探し出す。

殆どそれは機械的次元であり、

機械的創造品のモデルに例えるのが最も理解しやすい。


全能であって豊かな感性をも合わせ持ち、

そして我々が生きるこの世界を創造する程の物体は何だろうか。

これ程までに完全であろうと思われるこのシステムとは・・・。


ヒトのDNAのカタチは美しい。

卵のような本体に蛇のような螺旋状のモノが絡み付く。

素晴らしい創造品を与えられているのに・・・気付かずに魂は悩む。