ソーシャル系広報ブログ『蛙の目』

蛙の目という視点から社会を見てみましょう。バードアイ=鳥瞰ではなくフロッグアイ="蛙の目"なのです。


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市場に「見えざる神の手」が働くというのは、まあ、一昨年話題になった本『「みんなの意見」は案外正しい 』と似たようなものだと理解しているのですが、乱高下する株式市場を見ながらふと考えたことがあります。

そうはいうけど、人間の心理ほどわからないものはない。

きっかけはニューズウィークの記事。

先週号に「インターネットマネー敗戦-グリーンスパンのネット信奉が市場を狂わせた」という記事がありました。

「やはり出たか、ネット批判」とはじめは反発を覚えながら読みました。私は結構インターネット信奉者なのです。

記事は、情報の民主主義化とコンピュータを駆使した金融派生商品の登場、そしてそれにお墨付きを与えたFRB、さらにインスタントメッセージによる規制を逃れた取引などネットが今回の金融危機を生んだというもの。

カウフマン財団ポール・ケドロスキーが書いたものです。

そこで梅田望夫さんが『ウェブ進化論 』で述べたグーグルが持つ「神の視点」ということを思い出ました。

今まで、梅田さんはよくグーグルの本質をとらえているなあと思い、いろいろなところで使ってきたのですが、実は彼がいう「神の視点」ということだけには、少し違和感を覚えておりました。

実は、この「神の視点」については、批判もあります。以下のものなどが参考になるでしょうか。

ウェブ進化論1――梅田望夫氏の「神の視点」
:阿部重夫編集長ブログ:FACTA online

私は小飼弾さんが、一神教の神というのは…と往復書簡の形で疑問を投げかけているものを読みましたが、それはそうだと思っています。

Web 2.0 ツールのつかいかた まだ、Googleだけですか?

むしろ「神の視点」ではなく、そうなろうとする驕りがイカロスの翼のように焼かれて落ちたということなのかもしれません。

「マネー」の観点からネットの意義がいま一度問われるということになるかもしれません。どうもグーグルが描くバラ色のネットの未来ではないのかもしれません。

今回の金融危機を「100年に一度の津波」と表現したグリーンスパン前FRB議長には、自然災害と同じにするなとはいいたいわけです。

人間が作ったシステムの崩壊でしょ。

そういうことで、はじめは、インターネットのせいにするのかと思ったのですが、まあ、一度謙虚になってネットも反省してみる必要はありそうです。

来週、伊藤穣一さんが企画するNew Context Conference 2008 に出てきます。
シリコンバレーの今がどうしても知りたいのです。

今年で第4回を迎えるThe New Context Conferenceは「オープン・ネットワークが生む『ポストWeb2.0』」をテーマとして開催します。

詳細は左のサイドバーのThe New Context Conferenceのバナーをクリックするとみられます。(入場無料)

【関連ブログ】
池田信夫blogの以下のエントリもおもしろいです。

フィードバック装置としての市場 - 池田信夫 blog

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