ということで、今回も漫画『3月のライオン』7巻についてネタバレしない程度の
どうでもいい記事を書いていきます。
チャプター65は『川景色』。6巻ラストシーンからの続きですね。
修学旅行先の京都で、感動的な再会を果たした零とひなたのイチャイチャは、
このブログ的にはどうでもいい話ですね(ひどい)。
その旅行から帰り、零と川本家の面々で甘味処に行くわけですが、
食べた内容などに関しては、また『3月のライオンの食卓』でまとめて取り上げようと思います。
となると、もう記事にできそうなものはこのチャプターには無いようにも思えますが……。
気になったのが、回想シーンの京都でのこの会話。
ひなた「どうして次が銀閣寺って知ってるの?」
零「え? 旅のしおりに書いてあったから」
ひなた「一瞬しか見てなかったのに!?」
零「? ……一瞬あれば覚えるけど……?」
何と、零はあかりの修学旅行のしおりを一瞬見ただけで、そのスケジュールを暗記して
しまったというのです。
同じコマに「棋士の記憶力はハンパない」とも書いてありますが……。
実際のところ、彼らプロ棋士の記憶力はどうなのか、興味を持たれる方もいることでしょう。
当然と言えば当然ですが、プロ棋士は
「将棋に関しての記憶力は、確かにハンパなものではない」
ようです。
現役最高齢、齢70を越えた大棋士・加藤一二三九段は、
もう30年以上昔に自分が戦ったタイトル戦の日時・場所・棋譜などを、
恐ろしいほど正確に記憶しています。
トップクラスの棋士や、研究熱心な棋士、若手棋士などは、ある場面をパッと見ただけで、
「ああ、これは××年のAさんとBさんの対局で同じ局面がありましたね」
などと、Google先生にも頼ることなく当てることができたりします。
序盤の定跡についても、一体どんな頭をしているのか問いたくなるぐらい、無数の変化手順を
記憶しています。
そういう意味では、確かに優れた記憶力の持ち主揃いということが言えるでしょう。
しかし、それはあくまでも『将棋』に関することだけのようです。
むしろ将棋を離れた日常では、逆の意味で「どんな頭してるんだよ」とツッコミを
入れたくなることが多いと聞いています。
以前、テレビの『情熱大陸』で佐藤康光棋聖が取り上げられたことがありました。
佐藤棋聖は羽生世代のトップ棋士で、『一秒間に1億3手読む男』などと
呼ばれています。
当然ながら将棋に関する記憶力は、他の大半の棋士が及ばない程優れているのですが、
奥さんの話によると、
「一緒に買い物に行って買った物なのに、ろくに覚えていない」
そうです。普通の人ですね(笑)。
渡辺明竜王・王座も、間違いなく現代最強の棋士の一人ですが、
奥さんのブログによれば、
「十二支をほとんど覚えていない」
「結婚記念日や奥さんの誕生日を覚えていない」
ということなので、やっぱり普通というか……いや十二支ぐらいは覚えてるだろ普通!?
ちなみに、つい先日まで棋王・棋聖の二冠王だった久保利明九段も、
真偽は定かではありませんが、
「息子が通う小学校に将棋の指導に行った時に、1回目は息子が通っている小学校を
忘れてしまい道に迷い、2回目は違う小学校に入ってしまった」
などという、もう記憶力云々の問題じゃないうっかりエピソードがあるそうです。
佐藤・渡辺・久保という文字通りトップクラスの棋士でこの有様です。
ということで結論としては、零がパッと見ただけでひなたの修学旅行のスケジュールを
暗記できたというのは、
「プロ棋士だからではなく、単に零の記憶力が桁違いなだけ」
ということになりそうです。
次回も引き続き、『3月のライオン』について書いていきます。







