毛の長いしろいねこ

毛の長いしろいねこ(しろねこ)と、弟分の茶色のとらねこ(ちゃとら)のすることなすことなど


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今朝の朝食…一食目…の風景。

毛の長いしろいねこ-0710朝食



画像向かって左側の白っぽいランチョンマットが しろねこ 用、黒っぽいお盆が ちゃとら 用なのだが。

なぜか、猫もひともニワトリたちも、自分のうつわより誰かのうつわに興味を示し、しばしば交換して食事をしていたりする。

今朝、しろねこ は白っぽいランチョンマットの上の、自分のヨーグルトを手作りゴハンと交互に食べ、途中で しろねこ のうつわに興味を示した ちゃとら に自分の手作りゴハンのうつわを明け渡した。ちゃとら は しろねこ のうつわから少し離れたところに座ったので、しろねこ のうつわを目の前に持っていってみると ちゃとら は しろねこ のうつわのゴハンを食べ始めた。

ちゃとら のお盆のところに行った しろねこ は、いつもほとんど手をつけない ちゃとら のヨーグルトを横取りしている。

ムカシ、しろねこ の足を獣医さんに見てもらった際に「骨にカルシウムが沈着している」との指摘を受けたことがある。しろねこ があまりたくさんヨーグルトを食べることにならないように、ほぼ一匹分を二つの容器に分けて入れ、二つのうつわから しろねこ だけがヨーグルトを食べたとしても以前と同じぐらいの量になるようにしてある。ちゃとら はなぜかあまり自分からはヨーグルトを食べようとしない。うつわに ちゃとら の分が残っていると、いつの間にか しろねこ が食べてしまっていることが圧倒的に多いので。



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夜になると、昨日今日と続いて猫同士の喧嘩だか、威嚇し合っているか、サカリの時のとは少しちがうかもしれない大きな二重唱が聞こえてくる。

ちゃとら は自由に出入りできる猫専用出入口ができてから、夜になると外に出たままなかなか家の中に入ってこない。家の、見晴らしの利く石垣の上に座って見張っている。

ちゃとら のライバルは、ちゃとら に瓜二つの、ただし…家族の言うところによれば…しっぽが丸くて短いほんの少し小さいか、と思われる茶トラの猫で、力が拮抗しているのか互いに脅しているばかり。

長い間やりあった後で帰宅した ちゃとら を見るとケガをしている様子はない。ライバルが手負いになっている可能性はあるが、どうなのかしらん。



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猫たちにとって戸外に出たいときにはいつでも出られる生活が、原発の事故以来飼い主の判断で出してもらえたりもらえなかったりの不自由と不満で一杯の生活に変わってしまった。

原発からの距離が、旧居に比べて約五倍ある新居に移住してすでに一週間が経ち、二匹はあたりを好きなように走り回ったり、木に登ったり、昼寝をしたり、古い家の中を探検したり、旧居に比べて往来から遠いので家の近くを人が通ったりすることがなく、人や車が通るたびに緊張し、どこへ隠れよう/逃げようと考えをめぐらす気遣いがないからか、はた目には少なくとも楽しそうに見える。

転居がストレスになって食欲が落ちたり、家出をしそうな兆候は今のところまったくなさそうで、気をつけながらも比較的楽観してよさそうな気がしている。

ちゃとら が家から長い進入路を下ったあたりを全速力で走りぬける姿を車の中から見て少々びっくりした。一人前(一猫前)の猫として、サマになっているではないか、本当にあの甘えん坊の ちゃとら かしら、などと。

二匹が以前のように自由に家の内外へ出入りできるようにと、猫専用出入口を作ることにした。猫一匹が通れるほどの四角い穴を扉の下の部分に作り、小さくて軽く動く蝶番を見つけるために外出することにした。猫たちはすでに何度かその四角い穴から出たり入ったりしているので鍵をかけて出かけても大丈夫だろう、と。

帰宅すると、二匹は庭にいた。家の中に入ると、二食の手作りゴハンが少しずつ減っているから、いない間にも出入りしていたにちがいない、と。

さっそく扉にする板切れの上の部分を止めた。しろねこ は三つ前の家で生まれ、過去三件の家で同じような形式の出入口に親しんできた経緯があり、難なく外に出かけていった。

外に出ていた ちゃとら が別の扉の外で「ピー」と鳴いたので、出入り口をつけた扉の外に出て名まえを呼び、ちゃとら の目の前の扉を手で開けて中へ入るように促した。ちゃとら はすぐに扉をくぐって家の中に入った。

ちゃとら は中から外に出るのはすぐにわかったと見えて、すぐに出かけていった。

さて、無事に戻って来られるだろうか。

猫専用出入口の外で「ピー」と甲高い声がした。中にいる飼い主は口々に ちゃとら の名まえを呼ぶ。しばらくピーピー躊躇していたが、ついに ちゃとら は自分の頭で扉を押し上げて中に入ってきた。家族は口々に ちゃとら を褒める。ちゃとら はまた出入口から外に出かけていった。

しばらくしてまた出入口の外でしばらくピーピー鳴いた後、ちゃとら は自分で中に入ってきた。多分もう大丈夫かな、と。

いつの間にか外に出かけていた しろねこ はものも云わずに何のためらいもなくごく自然に出入口から中に入ってきた。さすがは、何件もの家の、それぞれの猫専用出入口から出入りしてきた経験者(猫)ではある。無事に帰宅した しろねこ に対し、飼い主たちは口々に「偉い、えらい、お帰り、おかえり」と褒めちぎった。これで、安心して留守にできるというもの。他の動物やよその猫が入ってこないかしら、と少々心配はあるのだが。

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家族が旧居の片付けからひとまず帰宅した。久しぶりに家族そろって休んでいると、ちゃとら はまず横になっている筆者の肩の上に乗り、顔の前に回りこんであごに自分のあごをこすりつけてきた。

寝返りを打つと、体の上にかけているシーツの中にもぐりこみ、筆者の腕を枕にして丸くなってしまった。

そのうちに、隣で寝ている家族の背中にくっついて寝ていたらしく、家族はヒトの体温よりも高いネコが暑苦しくなって目が覚めたらしい。

ちゃとら は夜が明け始めるころまで、家族の誰かの体にくっついたり、足元に丸くなったりしながら、二階の押入れに積んである古い布団の上…しろねこ のお気に入り…で眠っていた しろねこ と共に、日課のように4時になると筆者の体の上に乗ったり、あごをこすりつけたり舐めたりして起こし、ドライ・フードをねだり、あわよくば外に出してもらおうと様々に運動を始めた。とても寝ていられない飼い主たちは起き出して朝を始めた。深夜1時ごろになると、猫たちはドライ・フードをねだって…うつわに出してあっても…飼い主を起こそうとし、4時にもまた。かれらに付き合っていると筆者は睡眠不足になるのであるよ。

旧居にいるうちは放射能の影響を考えて猫たちを夜の間は…いつ雨が降ってくるかわからないことを含めて…家に閉じ込めてきたが、転居先の当地ならば、なるべく早く好きなときに家に出入りできるように猫専用出入口を作ってやろうか、と家族と話している。

ちゃとら はこの先成猫になってもずっと飼い主たちのふところで休もうとするのだろうか。

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しろねこ は旧居の片付けに泊りがけで出かけ、帰宅したばかりの家族が、ちゃとら は筆者が。

忘れたわけではなかったが、引越し以来飼い主たちはしなければならないことが多すぎ、猫たちは外で遊び呆けていてなかなか時間が合わないこともあったかもしれないのだが。

ちゃとら はくすぐったがり屋なのかどうか、すぐに爪を立て、猫ブラシを持った手を四足で抱え込んで歯を立てる。菜無防備だと指も手も腕も血だらけになってしまうのであるよ。

ちゃとら の気をそらすために、たとえばタオルか何かに、かれが前足や後ろ足と口(歯)でじゃれ付いている間に、まずは背中とわき腹に金ブラシをかけ、後ろ足の爪に気をつけながらお腹を軽くブラシの毛の方で撫でるぐらいしかまだできない。

それでも、小さい頃に比べれば横になったままされるままにブラシ掛けをさせてくれるようになって来はしたのだが。

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昨夕確かに しろねこ は外から戻って二階へ上がっていったのだが。

新居に引越して来てまだ間もないのだが、入り口を しろねこ は難なく前足で開けてしまう。だが ちゃとら は開けられない。ちゃとら のために猫一匹が通れるぐらいに開けておいてやったので しろねこ は足音を忍ばせて二階から降りてきてまた出かけていったのだろうか。

暗くなり ちゃとら の姿は居間で丸くなって眠っているのを確認したが、洗濯物を取りに二階に上がってみると しろねこ の姿がない。おやまぁ、出て行ってしまったか、と引越して間もないので気がかりになる。

旧居のひとつ前の家…今回の引越しで四回めになる…に引越して数ヵ月後に しろねこ の母猫が突然いなくなってしまった。数ヶ月後、近所の空き家の辺りにいることがわかり、一度だけ家のそばまで来たもののその後もしばらく姿を見かけることはあっても我が家に戻ってくることはなく、そのうちに見かけなくなってしまった。引越し後に、猫がいなくなるという話は時々あるようで しろねこ は人見知りが実に激しいのでどこかの家に拾われることは多分ない、我が家で飼われる以外、多分生きていくことができないだろうと家族と常々話している。約一年前に旧居の界隈に捨てられていた ちゃとら を保護して今も同居している。いまだに絡みつかれるのを嫌っている しろねこ にとってはしばしば厄介者かも知れないもう一匹もいる。

人知れずいなくなったままにならないとは断言できないので、しろねこ の姿をとにかく確認したいのだが。

外は小雨が降り始めた。日付はまだ変わらないが休むことにした。一応扉を開けて しろねこ の名まえを何度か呼んでみたのだが。

夜中の1時過ぎ、用足しに起きたついでに外に出た。小雨は相変わらず降っている。しろねこ の名まえを何度か呼んで、再び横になってしばらくした頃 しろねこ の穏やかで落ち着いたニャー、ニャーが聞こえた。

起きてガラス越しに扉の外を見ると しろねこ が前足を立てて座っている。扉を開けると しろねこ はすぐに中に入ってきた。体はうっすらと湿っているが雨の中を歩き回っていた形跡はない。どこか屋根の下にいたにちがいない。

家に入るとすぐに しろねこ は手作りゴハンを食べ始めた。濡らしたタオルで体を軽く拭いた。食べ終わると二階へ上がっていった。ヤレヤレであるよ。

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早朝といっても午前4時前だから、さすがの筆者も眠り呆けていた。突然 ちゃとら が筆者のあごをベロベロ舐め、自分のあごを擦り付けてきた。何かして欲しいときの ちゃとら の合図である。

ちゃとら は筆者があちこちに寝返りを打つばかりで起き上がって目当ての…聞いてみなければわからないが多分まちがいなく…ドライ・フードを出してくれそうにないと観念したのか、布団…ではなく体の上にかけているシーツ…の中に入り、筆者の腕を枕にして丸くなって眠ってしまった。

そろそろ5時頃か、と腹時計でラジオをつけると、あと数分で五時のニュースが始まる時刻だった。起きようかと思い始めると二階から しろねこ が下りてきた。

二匹はベッドの周りで運動会を始めた。走り回ったり ちゃとら が しろねこ に絡んだり。あまりに騒々しいので…しろねこ は目覚めるとまず外に散歩に(?)出るのが慣わしなので…扉を開けるとすぐに外に出かけて行った。ちゃとら はそのまま家の中にいる。

やがて飼い主が起き出してメンドリたちを小屋から出し、飼い主の朝食と猫鶏の一食目を作り始める頃には、二匹は思い思いに家から出たり入ったりしながらくつろいでいる。今朝は曇り空で、早朝から晴天で気温がうなぎ登りという感じではなさそうだから、一日あまり暑がらずに過ごせるだろう。

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引越しのあと、当地では猫たちが外へ行きたがればすぐに扉を開けてやっている。が、夜は当分の間家の中で過ごさせたいと飼い主は思っているのだが。

現に、我が家の敷地内にある「納屋(なや、二階のある古い建物は扉がなく、ガラクタの山でいっぱい)」の二階で、筆者は白昼ハクビシンを目撃したし、まだ見たことはないが家の周囲にはイノシシは出る、シカはいるとのもっぱらのウワサで、他の野生動物も含め、何がいるかわからないところがある山の中のことなので。


昼間、それなりに外で好きなように過ごすせいか、猫たちは旧居での「外に出たいのに出してもらえない」イライラからはずいぶん開放されたように見えるのだが。

しろねこ が夜中に二階から降りてきて、外に出たがった。画像の扉は一番下までガラス板が入り、そのガラスは建物が古くなったことにより幾分がたついていた。画像の扉は、横に30×80センチぐらいのガラス板が5枚入っている。

しろねこ は前足で扉を開けるぐらいは朝飯前で、この扉をガリガリやっているうちに、一番下のガラス板を外してしまった。すんでのところで、どこかに引っかかっているガラス板を手で押さえて板の隙間にはめなおしたが、がたつきは以前よりも大きくなり、大工仕事で直すより仕方がなさそうだし、ガラスが割れると様々なモンダイ…まず、猫たち・そばを通りかかるニワトリたち、さらには飼い主たちが怪我をするかもしれないこと、引っ越したばかりの慣れない土地でガラス屋さんを見つけ、多分規格外の大きさに切ったガラスを入れてもらわねば、等々…が起きそうなので、扉を閉めて鍵をかけ、外れかかったガラスの前にバリケードを作って猫たちが近づけないようにしておくことにした。

しろねこ は何事もなかったかのような顔をして、外に行きたいときには、今までここから外に出してもらえたのに、もう一つの扉の方に行かねばらならないのがなぜなのかよくわからないのかどうか、筆者の顔を見上げていたりする。

毛の長いしろいねこ-バリケード0630



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朝、外は既に明るくなっていて、いつもなら…原発の事故以来猫専用出入口をふさいでしまったので、飼い主の判断で出してもらえたり、もらえなかったりする…晴れていれば早朝の散歩(?)に行くところなのだが。

外は雨が降っていたので、出してもらえるはずはなかったのだが。

まだ暗いうちに しろねこ も ちゃとら も昨日の手作りゴハンの残りやドライ・フードをしっかりと食べ、水も飲んだのを確認していたので、まぁいいかと、そのまま しろねこ はサンテナに、ちゃとら は我が家特製の洗濯用バスケットに、それぞれペット・シーツを敷いて入れられてしまった。

あとは、二つの荷物のように…ワンボックス・カーの広い荷台は引っ越しの荷物で一杯だが、出来るだけ上の方に…積み込まれ、多分猫たちは二度と戻ることのない我が家を後に、出発した。

車の中で、ちゃとら は大きな声でひっきりなしに鳴きわめいた。時折鳴き止むが、疲れたか、眠ったのか。

しばらくするとまたわめき始める。

しろねこ は、同じような体験が三度目になる。過去二回のことを覚えているものかどうか ちゃとら の大きな声に誘われてのこともあるのか、ちゃとら の声の合間に しろねこ も鳴いている。

道中の半ばを越えたころ、ホームセンターに車を止めて、飼い主は休憩と体を動かすために、水分を含むキャットフードを探してみることにした。

手で開けられる器付きの個別に与えられるものを見つけて求め、サンテナの しろねこ の様子を見ながら与えた。脱水や空腹や切羽詰まった感じはなく、目的地まで行けそうだ、と。

続いて ちゃとら は。

ちゃとら は、要するに狭いバスケットから外に出してほしい!と訴えているものの、体調が悪いのでも、車に酔ったのでも、お腹が空いたのでもなさそうだった。大丈夫、あとは、出来るだけ早く新居に着けるように行けばいい。

予定より少し早く新居に着いた。まず、家の中に猫たちのサンテナとバスケットを運び、扉を閉めてふたを開けた。

まずは、手作りゴハンを作る。

しろねこ は二階への階段を飼い主が上がるとすぐについて上がってきた。過去に二階のある家に二度住んだことがある。

ちゃとら はなかなか上がろうとしなかった。

が、しろねこ が何度か飼い主と共に上がったり下りたりするうちに、不器用にハシゴに毛の生えたような急で段のまばらな階段を上ってきた。この階段は、なれないとケガをかしかねない。

ちゃとら はなかなか下りて来なかった。様子を見に行くと、二匹は二階の思い思いの場所で眠っていた。 しろねこ は押し入れの布団の上、ちゃとら は開いていた洋ダンスの中が気に入ったようで、前後不覚に眠っている。

ちゃとら は、あれほど大きな声で大鳴き・大泣きしたのは昨年の九月の終わりの日曜日に捨/棄てられた時以来。すぐ爪を立て、かじる癖は今ではほとんど出なくなったし、しろねこ にからむことも少なくなった。

夕方になり、二匹はしきりに外に出たがった。「出してみようか」と家族が。

飼い主はみな外に出て、ものを運んだり何かと忙しいのに、扉を開け閉めするたびに猫たちが出ようとするのを止めるよりも、かれらを見守っていた方がいいかもしれない、と。

猫たちは、外に出ると辺りの木々に登ったり、あちこちを探検したり、飼い主のあとについて歩いたり、何となく飼い主の目の届くところにいる。

しろねこ が長い進入路を下って行きかけたので一緒に下りて行ってみると、隣の家が見えるところまで行って、戻ってきた。他所の土地に来たことを確認したかのように。

しろねこ は、旧居に引っ越したとき、押し入れにこもって二日三日ものを食べずに過ごした。

その前の家に引っ越したときは、しろねこ の母猫(故猫)がしばらくすると家出した。

今回は、少なくとも今のところは二匹とも山の中の隠れ家のようなこの家を、多分面白がって、好奇心で一杯になっているような気がする。

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雲行きが怪しくなってきた。降らないうちに雨戸を閉めてしまおうと外に出た。

辺りを見回すと しろねこ が数十メートル先の四つ角にいて、何となくこちらを見ているのに気がついた。名まえを呼んでみた。

しろねこ は耳をこちらに動かし「ニァーーー、ニァーーー」と鳴きながら最初のうちは早足で、そのうちに小走りに我が家へと戻ってくる。

飼い主が道に出て少し迎えに行くと しろねこ は足をさらに速めて駆け足になった。

筆者のすぐそばまで来て立ち止まった しろねこ は座って後ろ足で首の辺りを掻き始めた。背中から首の辺りを少し撫でて名まえを呼ぶと しろねこ は筆者と連れ立って歩き始めた。

玄関までついてきたので扉を開けると しろねこ は家の中へ駆け込んでいった。あとを追いかけ、猫専用布を濡らし、しろねこ の全身を軽く拭き、足の裏を拭き取り、布はすぐに洗ってしまう。

家の中に ちゃとら のすがたがないと しろねこ はくつろいで飼い主たちに甘える。一年ほど前までの「一人っ子(猫)」のころに戻ったかのように。

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