それは、昨日の夜(9月14日夜半を指す)のこと。
行きつけのチャットで先の更新のライトノベル(ノベライズ)感想を
どれから手をつけてよいやらと発言してみたところ、「つ 全部同時」とか
言われた。
その場では出来ないと思っていたものの、今の現状を鑑みるに、
このまま細々と
感想書いても事態の収拾(=積み解消)にはまず至らないわけで。
「…やってやるさ!」
・・・と言う訳で、14冊に更に昨夜読了した1冊も加えて、行きます。
まずはノベライズから。 書きやすいので。
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・巌窟王1~3 神山修一(著) MF文庫J
前クールで終了したアレクサンドル・デュマ原作、GONZO制作の
TVアニメ「巌窟王」の完全ノベライズ化。
全24話を3巻分冊で補完。
この作品はアニメーションの出来が非常に良かったので、
特にノベライズなど要らないのでは?と思いきや、
各登場キャラクター、特に主人公アルベールの
心理描写を主軸に描かれていて、
作品をより深く楽しむのにはちょうど良いかと。
アニメ観なくてもこのノベライズで充分読ませてくれるレベルを
持っています。
個人的にはアニメの出来も斬新な作りで良いと思ったので、
出来ればアニメとノベライズを併用して楽しむことをお勧めしますが。
・機動戦士ガンダムSEED DESTINY 2 さまよう眸(ひとみ)
・機動戦士ガンダムSEED DESTINY 3 すれ違う視線
後藤リウ(著) 角川スニーカー文庫
好評放映中(?)のTVアニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の
完全ノベライズ2~3巻。
2巻はカガリが嫁騒動(w~ハイネ機撃墜まで。
3巻はハイネ死亡~デストロイ撃墜まで。
文中、専門用語や作品中の世界情勢に関してはきっちり補足説明が
なされているので、
他の関連書籍(設定資料集等のムック本の類etc)が特に要らないですね(w
この作品に関してはそういったものを買いたくないので助かってますが。
アニメでは尺の都合上描ききれていなかった(と感じた)登場人物の
心理描写が補完されているので、アニメ本編を観てキャラクターの
その場の心理がイマイチ掴み切れなかった方もこのノベライズで話の先が
見えるようになってくるのではと。
とはいえ、アニメに準拠しているのでノベライズならではの良さが
微妙なのも事実。
あくまでアニメを視聴したファン向けのノベライズかと。
(この作品はビジュアルの力が大きいのでそう感じるのかも知れませんが…)
・ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター 〈上〉
天羽沙夜 電撃ゲーム文庫
・ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター 上 下
細江ひろみ ファミ通文庫
今年3月24日に発売されたPS2用ゲーム「ワイルドアームズ」シリーズの
最新作(5作目)のノベライズ作品が2レーベルから。
電撃ゲーム文庫版は現時点では上巻のみ刊行、
下巻は10月11日刊行予定。 ファミ通文庫版は上下巻完結。
どちらも同じゲームシナリオのノベライズではあるものの、
作者&レーベルの違いによって微妙な差が。
このように2つのレーベルから同一ゲーム作品のノベライズが
出されるのは特段珍しい事ではないですね。
念の為、電撃ゲーム文庫版の下巻発売を待ってから感想を書こうとも
思ったのですが、上巻のみでも文章構成や表現手法等は
大幅に変わることは無いだろうとの結論からこの場で感想を。
まずは完結しているファミ通文庫版から。
物語の進行はほぼゲームシナリオ通り。
登場人物同士を文中で会話させて行く事によって物語を進めていく
感じの文体。
この表現方法はゲームでは補完しきれない部分を
大幅に補足してくれるので、
この作品のファンにとってはゲーム内よりも深い作品世界や
主人公達の心理描写が味わえてたまらないかと。
戦闘シーンに関しては淡白な表現。
小説のみとして考えると少し不満を感じるのですが、
これはゲームの方が強い部分ですからね。
(自分が操作して加わる分楽しいでしょうし)
長々とやっても他の部分(キャラクター同士の会話や物語進行etc)
を余計に削らないといけなくなる上に、この作品は“戦闘の内容”よりは
“戦闘の意義”を問う作品ですので、
ゲームとのメディアミックスで展開するという観点では
これで正解なんじゃないかと。
途中、物語上重要な用語のルビ・説明抜け
(神剣=ディバイン・ウェポン)とかは気になりましたが、
(文中ではキャラクターがいきなり神剣神剣言い出して
ゲーム未PLAYの人には訳わからなくなりそうな感じが…)
まぁ、基本的にはゲーム経験者向けのノベライズな
部分があるのでその辺はあまり突っ込む必要も無いのかも
しれませんが…。
対して電撃ゲーム文庫版は物語の進行は結構改変してあります。
省略している部分、2つのシナリオを混合させた部分など
結構目立ったかと。
(ファミ通文庫版でも多少の進行改変はありましたが、
電撃ゲーム文庫版の方が顕著)
また、文体がこちらの電撃ゲーム文庫版の方が情況説明に
詩的な表現が多いのも特徴でしょうか。
小説の厚みの割には(ファミ通版の方が1冊辺りのページ数が多い)
戦闘シーンの描写に尺(=ページ)を取っているのも、
ファミ通文庫版とはまた違う特徴かと。
(その分、シナリオ進行の改変など影響は多少出ているようですが…)
表現のどこに重きを置くかによる優劣は個人個人で一家言
あるでしょうから、どちらが良い・悪いは一概には言えませんが、
ゲームでは描ききれなかった部分を補足してノベライズならではの
長所を
出してくれたという点では個人的にはファミ通文庫版がお気に入り。
・水月~迷心~ この世界に降りそそぐ光と 蕪木統文 ファミ通文庫
パラダイムで刊行された水月のノベライズとは違って、こちらは
コンシューマ版に移植された水月~迷心~の方のノベライズ
・・・と思いきや、中を開けてみたら
雪さん萌えに特化した雪さんスキー専用の萌え小説ですた。
…うーむ(汗
内容としては雪さん(琴乃宮 雪)シナリオを更に甘々・萌え特化に
した感じ。
えちぃ描写は無いものの、ギャルゲレベルのシチュで
陥落(何をだ)させる感じ。
水月云々と言うかは雪さんスキー専用小説・・・なんか
同人小説みたいだ(w
わはーも少しだけ出ますが・・・風呂で(w
用法・用量を守って正しくお飲み下さいと(謎
・・・続いてライトノベル感想を。
こっからがまた長そうだ・・・(汗
・ルカ ―楽園の囚われ人たち― 七飯宏隆 電撃文庫
第11回 電撃小説大賞 大賞受賞作。
シチュエーションに若干の違いこそあれ、設定や状況の大筋が
酷似しているので
どうしても秋山瑞人氏著の名作ノベライズ「鉄コミュニケイション」が
比較対象になってしまいますね(苦笑)
それを抜きにして作品単体で評価するとなると、やはり物語的に
多少弱い所(=説得力に欠ける所)はあるものの、他の受賞作品に
比べれば頭ひとつ出ている感じが。
(「鉄」と比べたら・・・それは言わずもがな(ぉ )
しかし、世界観やらはともかく、その中で生きているべきな
キャラクターがいまいち存在感が薄い。 ・・・主人公の少女以外は
犬一匹と幽霊数体(?)+αじゃ弱いですね。
世界の滅亡、唯一奇跡的に残ったシェルター、生き残った人類は
主人公の少女のみと冷徹な現実のオンパレードの前に幽霊・・・
と言うのはいまいち説得力が足りない気が。
ファンタジーだから、フィクションだからと言われればまぁ、
通じはしますが、
それを読むのは現実を生きる人間ですからねぇ・・・。
(ミもフタも無い発言なのは承知)
単に自分に想像力が足りないだけなのかもしれませんが(汗
ラストに関しては幽霊とか出てきた割にはこれまた冷徹な事実で。
なんとも全体的にちぐはぐな感じが抜けきらない作品でした・・・。
次回作でどのような作品が出るかでまた作者に対しての
評価も変わると思うので、現時点では様子見。
・スターシップ・オペレーターズ 6 水野 良 電撃文庫
・・・6巻までしっかり読んでおいて何ですが、この人はスペオペよりは
ファンタジーの方がしっくりくるかなぁと(ヲ
どうも理詰めな展開のお話になっているのでそれに
囚われてしまっている感が。
読み物としては楽しいし、つまらないという事は全然ないのですが、
「ロードス」シリーズなどと比べるとどうも重厚さが薄いといいますか・・・。
あくまで個人的な見解ですので。
・新フォーチュン・クエスト10 キットンの決心 深沢美潮 電撃文庫
・・・相変わらずこれを読んでいると空腹を覚えます(w
6人と1匹(最近では2匹?)の冒険記。
今回は長らく引っ張ってきたパーティーのメンバー、キットンの
生き別れの妻を迎えに行く話。
・・・と、こうやって書くとあっけなさそうな感じですが、
この話は結構前の巻から伏線が張られていた話だったので
ようやくといった感じで。
更に前の巻までに登場したキャラクターもちらほらと出てきて、
長く読んでいる人には嬉しい構成に。
このシリーズは安易に最終目的がない分、磐石ですね・・・
作者の方は大変でしょうが(笑
今後も楽しみに。
・リリアとトレイズⅠ そして二人は旅行へ行った〈上〉
・リリアとトレイズⅡ そして二人は旅行へ行った〈下〉
時雨沢恵一 電撃文庫
前作の「アリソン」の続編で、前作の主人公の子供たちが主人公。
「アリソン」と物語の作りは全く同じなので前作のファンの人は
安心して読めるかと。
・・・これ以上続くと流石にマンネリになりそうな予感もしますが。
普通に良作ですが、これは「アリソン」から読んだ方が作品世界に
広がりが出て面白いでしょう。
あいかわらずあとがきは恒例通りぶっとんでました(w
次はカラーとか漫画とか袋とじとか、作品中にいきなりなかがきとかに
なるのかなぁ・・・(ぉ
トリは最近の中で一番お気に入りの作品で。
・最後の夏に見上げた空は3 住本 優 電撃文庫
同名の短編連作シリーズの完結編。
とうとう来てしまったか・・・・・・、 と感慨深く。
1巻の最初から、 この物語の結末は既に解っていたことですが。
いや・・・なんともせつないです。
奇跡のバーゲンセールを開催してくれていいからハッピーエンドで
終わってくれと言う思いが一瞬頭をよぎってしまいましたよ・・・
(↑入れ込み過ぎ)
や、終わりが儚いからここまで盛り上がったというのは
頭では解るのですが。
主人公の教師の友人であり同僚の桂木をはじめ、各登場人物も
ホントいい味出してましたしね・・・。
この作品はしっかりと、そして丁寧に話が組み立てられていて、
読んでいて本当に冗長な所がありませんでした。
平凡な日課のエピソードでさえも生き生きとしていて。
教師と生徒の恋物語、近いうちにいなくなってしまう人との物語・・・、
話のジャンルとしてはベタだと言う方も多いでしょうが・・・
自分はこういうのは嫌いではないので。
この物語はここで終わり、とあとがきにありましたが、
それでいい気がします。
充分でしょう。
愉しませて頂きました。
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・・・という訳で15冊(シリーズとしてまとめた部分も多いですが(汗)
感想書いてみました。
ライトノベルの感想に関しては、自分的にはこんな感じが限界です。
これ以上のものを求めるのならば他のサイトさんへ出向いた方が
宜しいでしょう(苦笑
基本的に“出来るだけ読む愉しみを潰してはならない”という方針で
書いていますし、書いて来ましたので、
深い考察には至れないというのは今も昔も致命的な弱点ですが。
(このBlogには“続きを読む”等のネタバレ防止的な機能も無いですから・・・、
HTMLはある程度使えるのでネタバレ反転は多分できる
(←まだ試してない)でしょうが)
疲れた・・・やはり宿題や仕事や本はあまり溜めるものでは
ありませんね・・・(苦笑
では、次の更新まで・・・。(ガクリ