さてさて、本日の更新は……
先日から始まりましたキャラ新撰組化!
前回はやっぱり新撰組パロでも安定の佐々木さんでしたよね!
第8弾はこのキャラ!!↓↓

…俺は目の前の人たちが傷つかないならそれでいい。
瞬ちゃん…!!!
瞬ちゃんが組長じゃないということは…二番隊の組長は……???
はい中の人の妄想入りまーーーす!!!↓↓↓
【突然の新撰組パロ話 ~伊羽瞬介編~】
「……ふぅ」
いつもの朝の鍛錬を終え、井戸の前で水浴びをしながら一息ついていると、
門戸をくぐり、目の前から4番隊の組長である高梁雪がこちらに歩いてくるのが見えた。
後ろには、よく兄の部屋で見かける男がいっぱいの荷物を抱えて一緒に歩いている。
「……お疲れ様です」
軽く会釈をし顔を見ると、高梁はとても嬉しそうにニコニコと笑っていた。
「お疲れ様!美味しいお団子が手に入ったんだよ!ひとつどう?」
ニコニコの原因と後ろの男がいっぱい持っている荷物はもしかして団子か、と
瞬介は結論づけると、今日は非番だし他にやることもないと、こくりと頷いた。
そして浮かんだのは甘いもの好きの兄の顔。
「……兄の分も、頂いていいですか」
甘いもの好きの兄は町に出て茶屋に寄ることも多いのだが、
最近忙しそうで町にはあまり出てなかったのでは、ということを思い出し言ってみた。
「もちろん!じゃあこれを……」
当然という感じで高梁がいっぱいの荷物の中からひとつ包みを取り出そうとしたところで、
高梁の後ろでニコニコとしていた男が急にわたわたと焦り出した。
「あ、あ、い、伊羽さんの分はこちらに…!」
そう言われて男の手元を見ると、明らかに他と包みの違う菓子折りが握られていた。
「あれ?伊羽くんの分?いつの間に買ったの?上司想いだねー」
高梁はニコニコとその男と包みを見ているが、
瞬介はこの男の兄に対する感情は“上司想い”というだけではないんじゃないかと薄々感じていた。
「伊羽さんが、先日この菓子を美味しそうに食べておられたので…」
そう照れながら笑う目の前の優男が「では弟の君から渡してください」と言いつつも
どこか残念そうであるのを見ながら、その菓子を差し出す手を瞬介は制した。
「……いえ、荒坂殿が購入されたのなら、ご自分で渡してください」
その言葉に驚く目の前の男と、変わらずニコニコしている高梁組長にお礼を言うと、
瞬介は団子を食べるために縁側に腰を下ろした。
「ありがとう」と言い、兄への土産をまた大事に抱え直した男を見ながら、
「あの男を正兄に近づけるな」と常々言っているもう一人の兄には
この事は黙っておいた方がいい気がする、と瞬介は団子をほお張りながら思った。
【終】
これからの新撰組化お楽しみに!
一覧を見やすく整理しました!














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