中原一也さんのお話は、
コメディもシリアスも大好きなんです!

この本はシリアスです。
ダークさもあります。
でも、いつもの中原さんのシリアスモノより
サクサク読めた感じです。
なんでだろう?
痛さがなかったからかしら?(笑)

あと、鍛冶職人というのが良かった!
寡黙に仕事に打ち込む男の身体にしたたる汗!
いいですよねー!'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ
男の色気が溢れております。

媚熱 著者:中原一也 イラスト:みずかねりょう
キャラ文庫 BL小説 2014年1月
★★★
媚熱 (キャラ文庫)/徳間書店
¥630
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
父の失踪の真相は、誰にも知られてはならない――。重大な秘密を抱えて工房を営む、若き鍛冶職人の遥人。そこに現れたのは、最も会いたくなかった大親友で幼なじみ――捜査一課の敏腕刑事となった青海だった!! 事件捜査で帰郷した青海は、頻繁に訪れては遥人を熱く見つめてくる。この焦がれる視線の意味は欲望か、それとも隠れた罪を暴こうとするものか? 遥人は不安と恋情を煽られて!? ◆


感想は読メからコピペしたものに少々加筆修正しています。

中原さんのシリアス事件モノ。

鍛冶職人・遥人の抱える秘密とは何なのか。
遥人の複雑な家族関係という重い背景と相まって
物語をダークに押し進めていく。

幼馴染みの刑事・青海との関係は
それぞれに相手への恋情を感じ取ることはできるものの
二人の間に遥人の隠された罪が横たわり一筋縄ではいかない。

秘密を抱えるがゆえに頑なに閉じようとする遥人と
それをじわりじわりとこじ開けようとする青海。
さらに遥人を追い詰める須藤という存在もあり。
(須藤は序盤では可愛く思えたんですけどね)

遥人の秘密をあれこれ考えるのは面白かったんですが、
BLだから救いがあるはずと推測できてしまって、
安心感と物足りなさが紙一重でした。

あと、こういう事件モノは
本筋の物語とBL的H描写のバランスが難しいところかと。
個人的にはH描写はもっと減らして
物語そのものをもっとじっくり読ませてほしかったかな。

あとがきにある中原さんの悩める拘りには笑わせてもらいました。
で、悩んだ結果はどっちだったんでしょう?
読み飛ばしてしまったようで私の記憶に残ってません(笑)
どっちー?

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