華籐えれなさんの同人誌『ロマンセス』に収録されてる
『エルミタージュ』番外編です。

20年後のマクシムと和沙のお話。
とても良かった!

ご注意!
この番外編は本編のネタバレとなるお話であり、
さらに本編で明かされていないお話でもあり、
私の感想は本編&番外編、両方のネタバレとなります。

ただし、『ロマンセス』に収録されてる番外編はみな、
過去に雑誌やペーパー、メルマガなどで発表されたものの再発表なので
このお話も既出です。

本編と同人誌を読了されている方
あるいは
過去に番外編が発表された時に読まれた方
および
同人誌を読む予定がないので
番外編の内容を知ってもいい
と思う方
は、お読みください。
それ以外の方でネタバレが嫌な方は読まれませんように。
それ以外の方でもネタバレOKな方はどうぞ♪

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キスふたつ『エルミタージュ』 著者:華籐えれな

ベルリンの壁崩壊の20年後。

ドイツ大聖堂で開かれている平和の祝典コンサートで
ソロ歌手として出演する和沙の晴れ舞台を観に
マクシムがモスクワから来ています。

そこでマクシムが見かけた人影は……。

セルゲイでした。

生きていましたよ!
よかったー!

かつてKGB将校とスパイだったふたりが
肩を並べて話ができる時代になった。

マクシムをヘタレ呼ばわりするセルゲイに笑いましたが、
その後の会話は胸に沁み入りました。

セルゲイの和沙への気持ちや自責の念が切なくて。
マクシムはセルゲイに和沙に顔を見せるように勧めますが、
彼はできないと言って去っていってしまいます。
和沙には名前を告げず白薔薇の花束だけを残して。

リフと一緒に暮らしています。
過酷な中を生きてきたようですが、
それでも二人の愛は揺るがなかった。

ただ、自分を責め続けるセルゲイの心は
リフにとっても辛いものでしたが。

リフもまた和沙に会うようにと背中を押してます。

翌日はベルリンの壁が本当に崩壊した日。
遠い昔の別れの日に和沙とセルゲイが交わした約束を果たします。
感動でした。

肝心のマクシムと和沙のことをまだ書いてませんでしたね、私w
20年遠距離恋愛を続けてた二人ですが、
このお話でやっと一緒に暮らすことになります。
和沙もマクシムもそれぞれの胸に内で
その決意を固めておりました。

『エルミタージュ』の本当の意味でのハッピーエンドがここに!

いつか、和沙とマクシム、セルゲイとリフ、
4人での再会のお話が読みたいなぁ♪
マクシムとリフはキスふたつの挨拶をちゃんとするかしら?
なんか想像すると笑えます。

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