[Xbox] Dead Rising 4 感想 ~サイコパスは死んだ!?~

テーマ:

ストーリーモード:一周クリア(レベル85)、 マルチプレイ:6時間(レベル35)ほどプレイした時点での感想です。
デッドライジングシリーズは1から全てプレイしていますので、
本作の特徴・魅力と絡めて、言及していきたいと思います。

【ゾンビの数】
デッドライジング(以下1)というゲームの最大の特徴は、前例の無い規模のゾンビが画面に登場する圧倒感と、
ゾンビの大群をバッタバッタとなぎ倒していく爽快感、この二つではないでしょうか。
その点で言えば、シリーズを重ねるごとに画面内に登場するゾンビの数は増え

(3で完璧といえる域に達していると思います)、
本作においてもゾンビが画面を埋め尽くす状況がありますし、
ゾンビの大群をバッタバッタとなぎ倒していく爽快感についても、申し分なく、維持していると言えるかと思います。
とは言えシリーズ3作品もやっていると、さすがにこの点に関して感動を覚えることはなく、マンネリ間は否めません。
これは、初めてシリーズに触れる人ほど楽しめるポイントと思います。

【豊富な武器】
椅子や植木鉢、テレビやダンベル、絵画や看板、皿、カバン、宝石、マネキンといった、ショッピングモールにあるほとんど全てのアイテムを、
それこそ人間が持ち上げられる物はなんでも武器にできることも、シリーズの大きな特徴です。
特に1の感動は忘れられません。
食べ物だってペットボトルだって、敵に投げつけることができたんです。(実際には回復アイテムなのでもったいなくて誰もやりませんが"できる"という選択肢があったことが重要だったかと)
この点についても抜かりなく、シリーズを追うごとに武器として扱える物は増えています。すごいです。
コンボ武器という2から登場したシステムも当然踏襲していていますが、
全体数はあまりかわらず50種類ほど。1/3ぐらいは2と3からの続投になります。
コンボ車両はほとんど新規で、しかも攻撃が3種類ほどあったりと、豪華な性能。今まで以上に強力です。

【自由な所持品】
スポーツショップに行ってはゴルフクラブを10本ほど拝借して、延々ゴルフの練習に勤しんだり、
スナイパーライフルを10丁ほど拝借して映画のようにのんびりと射的をしたり、
3まではそういう自由度がありました。
ですが、本作では回復アイテムと、投擲武器と、格闘武器、重火器と、それぞれのスロットが別になっていて、
「おれは銃だけで戦うんだ!」とか「俺はナイフだけで戦うんだ!」とかいうチョイスができなくなってしまいました。
その半面、初期状態からかなりたくさんのアイテムを持ち歩けます。(回復2個、投擲2個、近接2個…など)
初心者にはやさしいかもしれませんが、所持品ぐらいは自由にさせてほしかったですね…これは残念なポイントです。

【箱庭ゲー】
街だったりテーマパークだったりする箱庭を自由に移動できる行動範囲の自由度、これも本作の大きな特徴です。
デッドライジング3ではロード一切無しでマップの端から端まで行けるというのは、感動でした。
もちろん、その分ゲーム開始時のロードの長いことや、乗り物で移動するときの処理落ちなど、多少の課題はありましたが、一つの到達点といえるのではないでしょうか。
オープンワールドのゲームをやっている人ならば通じる話ですが、この手のゲームはマップの広さが指標として扱われがちです。ですがマップが広大であろうと、それが単なる荒野ならば意味がありません。
問題なのは密度です。入れるショップや室内の数や、3次元的な地形であったりすれば、それだけ探索の楽しさがありますから。

範囲・密度に点に関しても、及第点ではないでしょうか。

【本当に恐ろしいのは人間】
本作のテーマの1つですね。
実際、ゾンビはそれほどの脅威でなく、敵対する人間達が最も恐ろしいというのは、全シリーズに共通して言えることです。
その象徴がサイコパスですね。
追い詰められ壊れてしまった人間、法の手が及ばないことを良いことに悪事を働く人間など、どれも印象的なキャラクターが多く、
作品の一つの目玉であったことは間違い有りません。
本作では、「マニアック」という名前になりました。
マニアックには手下とボスがおり、その関係は一作目のカルト教団に近い感じ。

コスチュームが統一されているのは面白いです。
たとえばマニアックの一派であるサンタクロースと妖精の格好をした手下の集団などは、とても不気味。(作中がクリスマスシーズンなので、本当はバイト)
最初のマニアックと戦う時にフランクが言う「本物のイカレポンチが出てこなきゃあ終末って感じがしないよな!」っていう台詞には笑わされました。
ですが、これまでのシリーズのような専用のムービー・カットイン・BGMも無く、またそれほど強敵でもないため、そのへんの敵対生存者のようにあっさり倒せてしまい、印象としては非常に薄くなってしまっているのが残念でなりません。

全部で6人ぐらい登場しますが、「今回はいったいどんなサイコが出るのだろう」と楽しみにしていた私にとっては、大きなマイナスポイントです。

(実はストーリー上で、サイコパスが1人だけ出て来るのですがプレイしてのお楽しみ)


【戦いを盛り上げるBGM】
デッドラ1のBGMは特に名曲揃いでした。2も結構良かったです。3は全く記憶に無い(これはデフォルトのBGM音量が低めに設定されていることが原因)。
サイコパスごとに専用のBGMがあることが特徴で…そのためゲーム中はその戦闘の1度しか聞くチャンスが無い(しかも数分間)にもかかわらず
一度聞いたら忘れられないような名曲が多いというのは、偉業とも言えることだと思います。

ですが悲しいかな、本作のサウンド面は3と同じく全く印象に残りません。

 

【ねらえ仮装大賞】

色々な仮装(コスチューム)に着替えられることも、本作の大きな魅力の一つですね。

you tubeなんかでは、いかに変な格好でカットインに映り込むかを競い合ってるような感じもあります。

この点も概ね、申し分ないです。当たり前ですがほとんどがネタ系なので、真面目系はあんまり有りませんが

マップを探索して新しいコスチュームを集める過程は本当に楽しいです。

個人的にはバラクラバやガスマスクがあったことが特に嬉しいポイントでした。

意外にも「銀行強盗の服」というがあったりします。(顔はストッキングw)

 

【コンボでコンボ、マルチプレイ】

2からの要素であるオンライン協力プレイもまた、本作の大きな魅力の一つです。

2のテラーズインリアリティは糞でしたが、2と3のストーリー協力プレイはとても楽しい思い出ばかりです。

3では2人で分担して操縦するコンボ車両もありました。

さて4はどうかというと、なんとストーリーの協力プレイが廃止。 

最悪だった2のTIRライクなミッション形式で、点数を競い合うモードとなってしまいました。

「**キルせよ」「**を運べ」といった内容です。

更に、使用できるキャラクターも4人しかおらず外見も全く変更できません。(キャンペーンと僅かに繋がりがあるとはいえ)

更に更に、現状はステージが4つしか存在していません。

今後、パッチやDLCでボリューム面が増加する可能性はあるでしょう。

ですが、現時点ではお世辞にも出来が良いとは言えないマルチプレイです。

これはもう明らかな手抜きであり、なぜマルチプレイを蔑ろにしたのか神経を疑います。

 

最後に…公式発信では無い情報ですが、ストーリーDLCの存在が炎上しています。

嘘か真か、前作までのいわゆるオーバータイムモードで、ストーリークリア後…つまりは真エンディングですが、

その真エンディングが有料DLCとして配信されるという情報が複数の海外サイトで報じられており、

批判の対象となっています。

 

【総評】

ストーリー面では、サイコパスの要素がほとんど失われしまっていることと、

付随してサウンド面の魅力が消えてしまったことがかなりの減点対象ではないかと思います。

マルチプレイに関しては論外新規プレイヤーは本作の本来の魅力を存分に味わえると思いますが、

古参プレイヤーは物足りない・新鮮味に欠けるという印象の方が大きいかもしれません

あと、ストーリーは相変わらず面白くないです。(シリーズ通して面白かったことがない)

個人的にはあまりオススメしません。 これから購入しようと思っている方は慎重にどうぞ。

AD