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2011年08月12日(金)

ヒアルロン酸注入の感染リスクについて

テーマ:ヒアルロン酸
ヒアルロン酸注入について
量り売りだから危険だとか
1本買いだから安全だとか
いろいろ言われていますが
その辺の話題についてふれておきます。

まず、注射器については単純に
「針」の部分と
「シリンジ」(本体)部分に
分けて話をすすめます。

そして、感染する病気を念頭に考えると
検討するべき事例は大きく4つあります。

1:針とシリンジを使いまわす。
2:針は交換するけどシリンジは使いまわす。
3:針とシリンジを交換する。
4:1本購入してシリンジを購入者専用にする(さらに2つ分かれる)。

4-A:購入して残った分は、保存して後日使用する。
4-B:購入して残った分は、廃棄する。



【1:針とシリンジ使いまわし】

針の使いまわしについては
さすがにないでしょう。
今の医療機関でやっているところは。

針が感染していた場合には
それが体内に入るわけだから
感染の危険度高し。


【2:針は交換。シリンジは使いまわし】

ヒアルロン酸がシリンジに余ったら
針だけ替えて余った分を他人にも使用する方法です。

この方法のメリットは量り売りが出来る点です。
よく量り売りは危険だと指摘されることがありますが
それはこの事例のことを言っています。


ただ、量り売りは危険だと指摘される一方で
実際には、多くのクリニックが
この方法で施術をしています(減少傾向にはありますが)。

なぜ危険と言われているのに
この方法をとるのか?

蚊を素手で潰すとHIVに感染することは
あるのかという問題に近いかもしれないですね。


危険だと主張するドクターは
感染リスクは「ゼロ」ではないから
シリンジ使い回しはするべきではないという考えで

シリンジを使い回ししているドクターは
感染確率はゼロではないかもしれないけど
非常にリスクは低いと考えているようです。

たしかに、ヒアルロン酸のような粘度の高いものが
針から伝わってシリンジ内部まで感染するのかなと
私も疑問には思っています(素人の考えですよ)。


これは難しい話になりますね。
美容皮膚科ナビの立場としては
シリンジ使い回しについては
推奨はしないけど
あえて反対もしないという
微妙な立場にしておきます。


1本買いは、お金がかかりますからね。
部位ごとに適したヒアルロン酸を1本買いしてたら
どれだけお金がかかるんだいという話です。

だいたい柔らか目、普通、硬目の3種類あるので
こだわるなら3本購入なんてことも。


【3:針とシリンジを交換】

これは、使用する量だけ
新しいシリンジに取り出して使う方法です。
もちろん、針も新品を使います。

元々のヒアルロン酸が入っているシリンジに
人の体液などが入ることはないので
感染の危険はないという考えです。


この方法を採用しているクリニックは
非常に少ないですが
面白い方法だと思いますよ。
回転率が上がれば
保存劣化も少ないでしょうし。

量り売りが出来て、感染リスクないなら
今後、徐々に増えていくかもしれませんね。


【4A:1本購入して残った分は保存して後日使用】

シリンジ使い回しは感染リスクがゼロではないから
シリンジを1本購入してもらい
その人専用に使うという考え。
そして、余った場合には
一定期間内であれば」安全に保存できると考えていて
後日使用することになります。

この考えは非常に安全だとは思いますが
これだと感染リスクはゼロにはならないですけどね。

保存するということは
間違えて使ってしまうこともありえますよ。
手術する人を間違えたなんていう事例もあるわけで
他人のシリンジを間違えて使うリスクはゼロではないはず。
(他人シリンジは危険ということが前提)

あと、保存による品質劣化の問題もあります。
どれくらいで劣化していくという明確なデータがないので
保存期間がクリニックによってバラバラなんですよね。
また、劣化したヒアルロン酸を打つとどうなるのかも
よくわからない部分です。

安全を極めるなら次の考えです。


【4B:1本購入して残った分は廃棄】

新品のヒアルロン酸入り注射器を
患者さんの前で開封して
施術後は、それを目の前で廃棄する。

これが一番安全ですよね。
実際に、購入使用後、即廃棄しているクリニックは
それなりにありますよ。
(目の前で廃棄はしてないと思うけど)



【ヒアルロン酸注入の今後】

もしメーカーさんが
0.1mlあるいは0.2mlの製品を発売すれば
状況が大きく変わっていきます。
(もちろん部位ごとに数種類)

これが出てくれば
4Bの方法が大多数になるでしょう。


そのような製品が出てこない場合には
現在2の方法をとっている所は
徐々に3や4に変わっていくと思います。
より安全な方向へというのが今の流れですから。


もしも3の方法が増えてきたらですが
それなら瓶で売ってほしいなんてことにも
つながるかもしれませんね。

うーん、さすがにそれはないか。。。



【他の感染リスク】

例えば、素手のまま注射をするドクターがいます。
しかも注射を打った患部を
指でマッサージしてくるドクターもいます。

そんな奴おれへんやろ~(チッチキチー口調)と
聞こえてきそうですが、います。


感染の話は、たいてい患者が感染していた場合の
リスクで考えられていますが
ドクターが感染していることだってあるでしょうよ。

ドクター自身が感染しない・させないを
実践していなくてどうすんだと思いますが。


他にもありますよ。
レーザー脱毛は毛を剃った状態で施術しますが
施術前に毛がきちんと剃れていないことがあります。
その場合、電気カミソリを渡されて
剃ってくださいとなることも。

使い捨てのカミソリならわかるけど
電気カミソリはどうなの?

それが消毒されているのかなんて
私たちには分からないことですよ。
消毒したと言われても使いたくないですけどね。


他にもまだまだありますよ。
美容皮膚科・美容外科の治療には
可能性だけで考えれば
感染リスクが「ゼロ」ではないものが。



まあ、要するに
1つの事柄だけ取り上げて
安全だ危険だと言っても
あまり意味がないんじゃないのということですよ。

逆に、全てのことに神経質になりすぎるのも
問題だと思うので(何も受けることできなくなるよ)
中間くらいの意識でよいのではないでしょうか。



今日は、これから夏休みということで
気分がよいので
長めに書いてみました。

では、ごきげんよう晴れ

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