日々薩摩琵琶でびわびわしたい。

薩摩琵琶演奏家の水島結子が琵琶を軸にあれこれ考えたことなどを綴ります。


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最近よくいろんな人に聞かれるので、他の芸能を学ぶことについて。ちょっと書いてみます。
私も韓国に音楽留学したので、他の芸能と比べてみてやっぱ薩摩琵琶はこうだわ〜( ̄▽ ̄)みたいな確信が得られたうちの一人です。

ですが、伝統芸能を習い始めたばかりの方があれもこれもと手を出すとどの先生が言ってることが正しいのか、自分は何を取り入れるべきで何を取り入れないべきか、わけわかんなくなることがあります。
例えば琵琶の人でよく話題に出るのが能、歌舞伎の勉強。

結論から言うと、私個人としては内容や歴史を勉強することに大変意義を感じていますが、能、歌舞伎の演者の勉強をすることと日本の伝統音楽を勉強することは違うと思うのです。

能、歌舞伎はもちろんお囃子、下座音楽等の音楽で盛り上げるもの。
音楽をやってると思ってる私からしたら皆さんそっちを勉強するかと思いきや、役者の発声とかの方にみんな目が行くようで。

役者の発声と邦楽の発声は基本的に違うと思うのですよ。
いや、勉強することは全く構わないのだけど。
勉強される方は役者は演技をする人、演奏家は演奏をする人…伝える方法は違うと思いながら勉強するといいと思います。

琵琶の稽古は音程をきちんと理解してその音が正しく出せることから始まり、そこに節としての装飾音をつける稽古をしていくので。
音程を気にしない…と言ったら語弊があるけど、音の高さや節の並びを考えない台詞を言う役者の発声とはまた違ってくると思うのです。

伝統芸能の題材はどの芸能でも元が同じ題材のものは必ずあるので、もちろん勉強するに越したことはないと思います。

昔の琵琶の先生たちが、能のこれをみなさい、歌舞伎のこれをみなさい、とすすめていたのは内容を理解しなさい、他の芸能ではどう表現してるか知りなさい、ということだったと私は思います。


何度も言うけど、古典への理解は本当に大事で勉強はするべし!
たまに演奏家で演目の内容分かって演奏してんの?(・_・;という場面に出くわすこともあります…。

でも、色々手を出してとメインでやりたい芸能がおざなりになるなら、初期段階では手を出さなくていいんじゃないかなぁーと思うのです。
手を出す、というのは習いに行ったりということね。

まぁ自分がとても不器用な人間なので一気に二つはできなかったのだけどね(^^;;
留学までしてそこそこ頑張った韓国伝統芸能も、楽器があると触りたくなるので売っぱらいました(^^;;
韓国で工場まで行って選んだ楽器だったけど…(・_・;

芸能をやる近道って結局ずーっとそのことだけ考えててとにかく触りまくって、演奏して…の繰り返しだと思います。

好きこそものの上手なれとは昔の人はよく言ったものだわねー

いろんな考えがあると思うけど、音楽は音楽、とりあえず音程が大事よ!と改めて言いました〜。
とくに四弦で正しい音程を出すのは大変だからね。
私も四弦も頑張らねば。
詩吟も琵琶15年やってみてから初めてよかったと思ってます。
昔ならとてもじゃないけど両立なんてムリでした(・_・;

ビワビワ( ̄▽ ̄)

{CB2BEE08-506F-4B9B-89A9-2D5967D833F0}

撮影 大槻茂

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