May 29, 2012 14:09:42
今宵のワイン / シャトー・フィジャック 2002
テーマ:ワイン好きの日記
札幌は、ただいま「リラ冷え」中なり。
Ch. FIGEAC 2002
シャトー・フィジャック 2002
一気に気温が高くなり、もはや初夏か、と浮かれたのも束の間。この数日間というもの、ストーブを炊きたくなるような低温がぶり返してきた。…とはいいつつ、これは毎年恒例のことで、ちょうど大通公園のライラックが満開になるころに、ほぼ必ずといっていいほど冷え込む期間があるのだ。いわゆる「花冷え」というヤツなのだが、ここ札幌ではライラック(リラ)の咲く時期にかけて「リラ冷え」という。なんだか風流。こういうところ、札幌が好きだ。
さて。久々に素晴らしいワインをご注文いただいた。tatiも大好きな、サンテ・ミリオン地区のシャトー・フィジャックである。エティケット(ラベル)のデザインがポップというか、書体がなんとなくアール・ヌーヴォー(特にロートレックあたり)っぽいせいか、あまり威厳が感じられず、ともすると安ワインにみられてしまいそうだが、れっきとしたグラン・ヴァンである。
サン・テミリオン(Saint-Emilion)地区はボルドーを縦に二分するドルドーニュ河の右岸に位置する5,000haほどの産地で、AOCにより赤ワインのみの生産が認められている。格付けが行われたのは1955年。最近までしばしば内容が見直されているようだ。歴史的にも、格付けに左岸のような厳格さがない。表土は高台で粘土質の「コート」と、砂利質の「グラーヴ」に分かれており、前者はメルロー、他方はカベルネ系を中心に栽培されている。
シャトー・フィジャックは、サン・テミリオン地区のワインの中で、もっともカベルネ・ソヴィニヨンの比率が高いことでも知られる。従って、同地区では際立ってエレガントだ。個人的な印象をいわせてもらうと、80年代はわりと薄めの仕上がりで、ともするとピノ・ノワールのワインと見紛うほどだったが、90年代以降はしっかりした作りに変身したようで、今回ご相伴させていただいた02は、まだまだ熟成させてもいい感じの、洗練されつつも頑強な骨格を味わうことができた。大満足。
てなわけで、5月もそろそろ終わりなのだが、なんとか土壇場でブログを更新することができた。やれやれ。今日はワケあって朝から店にいるから、多少、気持ち的に余裕があるのだ。…そうはいっても、明日は8名様のフルコース。じゃんじゃん仕込みをしないと、また、ぎりぎりで苦労することになりそう。分かっちゃいるけど、つい「だらっ」としてしまう、この悲しい性格。自分の娘には「やらなきゃらならいことを先にやりなさい!」と小言をいいつつ、自分は、これだ。そもそも娘も遺伝的性格なのだからして、もしかしたらいうだけ無駄なのかもしれない…などと、どうでもいいことを考えてみたりして。
さて、「だらだら」を切り上げて、そろそろ牛タンの赤ワイン煮込みを仕込むかーっ。
最近の画像つき記事
[ 画像一覧へ ]-
今宵のビストロおやじ…
05月22日
-
今宵のワイン / シ…
04月30日
-
今宵のビストロおやじ…
04月23日
















