2008-04-16 23:35:31

東南アジアにおける宗教事情 

テーマ:近代文芸新書
東南アジアにおける宗教事情 (近代文芸社新書)東南アジアにおける宗教事情 (近代文芸社新書)
橋 廣治

近代文芸社 2006-12
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文芸社と関係あるのかどうか分からんが、この近芸も新風と同じ穴のムジナだったトコ。新書にまで手を出しているとは知らんかったが、著者はメダン総領事の人で、「東南アジアにおけるイスラム過激派事情」とか、「東南アジアにおける新華人事情」なんて本をこの近芸新書から1年1冊のペースで出しているらしい。しかし、外交官ものも佐藤優みたいな前科者が超売れっ子になったり、原田武夫とか天木直人みたいなトンデモが出たりして、百花斉放の感もある。これは現役の人なのだが、退官記念の毒にもクスリにもならない大使ものも多い中、変わってるといえば、変わってる。まあ近芸の本としては妥当なものなのだろうけど、著者の極私的宗教論が延々と綴られる。例のスマトラ沖津波の時に、現地総領事として奔走したことが執筆のきっかけになった様だが、あの津波がキリスト教、イスラーム双方の側から天罰として宣伝される動きがあったらしい。ボランティアを口実とした改宗作戦は、よく聞かれた話ではあるが、たしかに被災した貧しい地域に入り込んで、信者を獲得させるのはキリスト教の常套手段であるのだが、イスラームの地でそれをやるのは、韓国宗派みたいな命知らずのエセ教くらいなもんだろう。ちなみに、ジャワ人なども分離独立を進めるアチェが被災したことで、ナショナリズムの文脈で天罰だと考えている人が多いそうで、国家も神も、盲目的な従属を求めるという意味では似たようなものか。しかし、宗教にハマる人って、やはりタイプがあるんだなとは思った。参考図書に江原啓之の本が並んでたりするのだが、著者は浄土真宗の家に生まれ育ったが、特に一定の宗派の信者ではないとのこと。宗教に対する理解があるという点ではインドネシアみたいな国では好都合なのかもしれないが、カストロ教にハマった元キューバ大使の本を思い出した。変な宗教にハマルのは、せめて退官後にしてほしい。
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