2008-03-02 23:05:45

現代中国文化考 

テーマ:日本僑報社隣人新書




現代中国文化考

部数がどれだけ出てるのか知らんが、「隣人新書」もよく続くなあ。この著者は国際交流基金の人らしいのだが、杭州の大学で「日本文化」の講師などもしたみたいで、これは、その時に書いたという江沢民の「先進文化」論の考察と滞在記。まあこの版元から出るくらいだから当然なんだけど、江沢民大先生のお言葉をご紹介いたしますみたいなもの。杭州あたりでは、まだ江沢民の影響力が残っているのかもしらんが、かりにも元日本大使館員が、こんなおべっか使わなきゃならんのも情けない。来年還暦を迎える著者の初めての単著だそうだが、今さら「中国青年報」でもやらないような「中華文化愛国主義」のプロパガンダに加担しなくてもねえ。もっとも、日本人がそれをするから意味あるのか、ちゃんと中国語訳も付いている。仕事柄、相互主義で日本文化を中国でも広めてくださいってことなのかもしれないが、どうも、こういう国が絡む「文化」には違和感を覚える。ということで、滞在記の方も、当たり障りの無いもので、中国に批判的なのは「風呂がない」という箇所くらい。中国人が日本語の「風呂」を「シャワー」と捉えるのは普通なのだが、そんなくだらないことで、日本文化がどうのこうのとか立腹するなら、もっと違うところで怒ってくれとも思う。それで、滞在記の方の中国語訳が見送られた訳ではないだろうが、そんなこと書いたら、この版元からの「還暦デビュー」は適わなかったか。
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2007-10-22 21:24:50

日中関係は? 中国の大学院生《日本語学習者》が熱く語る『十年後の夢と今』 

テーマ:日本僑報社隣人新書



大森 和夫, 大森 和夫; 大森 弘子
日中関係は?中国の大学院生《日本語学習者》が熱く語る十年後の夢と今―第一回「日本語スピーチ・討論コンテスト」から (隣人新書 (17))

前に大学生のを出しているが今度は大学院生編。ちょっとオトナになったのか、前は100人中99人が「歴史認識」のクギ指しを忘れなかったのに今回は80人くらい。さすがに大学院生ともなると、定式に沿わなくてもいいのかもしれないが、中身がアレであることには変りはない。天下国家を語るのが「知識分子」の本命なんだろうけど、それが自国の政治に向かうのは、まだ難しそう。しかし、驚くのは一等から三等賞の二十人全員が女子だったこと。努力賞三十人も二十三人が女子だ。二等賞の遼寧師範大学の瀋陽さん(本名か?)がカワイイけど、彼女がトップで登場するのも編者の意向だろうか。日本の外国語学科事情というのはよく知らんが、やはり女子優勢であることには変りはないだろう。かつて東欧随一を誇ったワルシャワ大学日本語学科の学生を進出した日本企業の駐在員が次々とゲットして、花嫁学校と言われたのも遠い昔の話ではないが、こうなると、こと日本語学科に関しては、「敵」が敵だけに中国人が「女子大生亡国論」を叫ぶ日も近いのではないか。日本語を勉強しているだけで白い目で見られるという彼女たちには同情するしかないのだが、試験の成績が悪かったので、日本語学科にまわされたという言い訳がなくなったのは、制度が改善された以上に、日本に興味があるから、「自主的」に日本語を勉強するという人たちが現れてきたという影響もあるのだろう。それにしても、前回同様、編者に対するヨイショぶりは気になるなるな。日本人は過度にお礼を言いすぎるなんて言っている学生さんもいるけど、やっぱり現金なものだ。「てなもんや」の人も言っていたけど、これじゃあ中国で日本語を教える退職組が舞い上がるのも無理はない。田舎で日本語を教えている人の話では、かなり「学級崩壊」もある様だが、まだまだ「大学院生」はエリートなのかな。そのうち中国でもポスドク問題が出てくると思うけど、なんだかんだ言われても、日本語習得者なら当面は食える余地があるのかもしれない。
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