ぼちぼち更新していきますので、どうか見捨てないでくださいね♪
15.魚と寝る女
- コロムビアミュージックエンタテインメント
- 魚と寝る女
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魚と寝る女
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(The Isle / 島)
◆監 督◆ キム・ギドク(悪い男)
◆出 演◆ ソ・ジョン(ペパーミント・キャンディー)
キム・ユソク
◆ジャンル◆ ラブ・ストーリー? R-18
◆ストーリー◆
山間にひっそりと営業している釣り池。
釣り池の女主人ヒジン(ソ・ジョン)は、一言も言葉を発しない。
池に浮かぶ小さな小屋に留まり客はフナや鯉を釣る。
ヒジンはボートを操り、昼間は釣り客に食べ物や飲み物を売り、
時には彼らに体を売って生活している。
ある日、恋人を殺した罪で警察に追われ、逃げてきた元警察官の
ヒョンシク(キム・ユソク)がやってくる。拳銃で自殺しようとしている
彼をヒジンが助け、二人の愛が始まるのだが・・・
◆コメント◆
公開は2000年。日本では2001年。
パソコンテレビGyaOで放送していたので、見てみたのだが・・・
不思議な雰囲気、イタイ描写、猟奇的な愛。
山間の湖の映像は美しいのに、内容が衝撃的過ぎて、
正直、私は苦手な映画だった。
ソ・ジョンは無愛想で言葉を一言も発しない女主人役を表情
だけで演じている。目は口ほどにものを言うとは言うけれど、
大変だったのではないかな。
海外では評価を得ている作品で主演女優賞とかももらった
らしいけど、私はどうも・・・。やっぱり痛すぎるのは・・・。
観終わった後、かなりダメージが来た。
結末も理解できないまま。
どなたかわかった人、教えてください。
14.ハッピーエンド
- ワーナー・ホーム・ビデオ
- ハッピーエンド 特別版
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ハッピーエンド
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(Happy End)
◆監 督◆ チョン・ジウ
◆出 演◆ チョン・ドヨン(接続、我が心のオルガン、スキャンダル)
チェ・ミンシク(シュリ、オールドボーイ)
チュ・ジンモ(MUSA-武士-)
◆ジャンル◆ ラブ・ストーリー? R-18
◆ストーリー◆
ソ・ミンギ(チェ・ミンシク)はリストラで銀行を首になってしまい、子供の
英語学院の院長として働く妻チェ・ボラ(チョン・ドヨン)の代わりに家事や
育児をする平凡な男。
失業中の夫に代わって一家を支える妻は、毎日仕事に忙しいのだが、
実は彼女には秘密があった。
大学時代の恋人キム・イルボム(チュ・ジンモ)と、結婚後に再会し、
それ以来、不倫をつづけているのだ。
終わらせようと思っても、終わらせられない不倫に夫が気づいた時・・・。
◆コメント◆
公開は1999年。日本では2004年。
パソコンテレビGyaOで放送していたので、見てみたのだが、のっけから
スゴイ絡みシーンで驚愕!
これ、映画館では見られないわぁ。(一人でよかった・・・)
癒し系女優のチョン・ドヨンが全裸シーンに挑戦したという話題作だった
らしい。そして、この度胸が「スキャンダル」でのヨン様ことペ・ヨンジュン
のお相手役につながったのだと言う。
チェ・ミンシクも「シュリ」で見せたタフな強い男のイメージとは正反対の
リストラされてなかなか再就職できないことに焦り、一方では家事や
子育てをしながら主夫として幸せを感じている極々普通の男を演じている。
その印象の違いに感心。
ラストは「ハッピーエンド」という題名からは想像もつかない方向に・・・。
ハッピーエンドは幸せな結末?幸せの終わり?
13.ロスト・メモリーズ
- ワーナー・ホーム・ビデオ
- ロスト・メモリーズ 特別版 〈2枚組〉
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ロスト・メモリーズ
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(LOST MEMORIES)
◆監 督◆ イ・シミョン
◆出 演◆ チャン・ドンゴン(友よ チング、ブラザー・フッド・・・)
仲村トオル(あぶない刑事・・・)
◆ジャンル◆ SFアクション
◆ストーリー◆
ハルピンでの伊藤博文暗殺が失敗し、朝鮮半島は日本の
一部として存在している京城(現、ソウル)が舞台。
JBI(特殊捜査隊)のエリート日本人の西郷(仲村トオル)と
朝鮮系日本人の橋本(チャン・ドンゴン)とは強い友情で
結ばれている。
時は2009年、不令鮮人といわれる朝鮮独立を叫ぶ武装
組織のテロ活動が激しさを増している。
この事件を担当した橋本は周囲が止めるのも聞かず捜査を
進め、ついに隠された井上財団の秘密、武装組織の本当の
目的などを知ってしまい、JBIには嵌められ殺人犯として
追われるようになってしまう・・・。
◆コメント◆
公開は2001年12月。日本では2004年3月。
日本人が広島・長崎の原爆投下、敗戦の痛みに耐えられず
歴史をゆがめたという設定で、それをタイムマシーンのように
高句麗時代の遺物(月霊)を使って過去にさかのぼり、
元の正しい歴史に戻すというとんでもないお話。
けど、こういうお話は嫌いではない。
映画としても単なる反日の視線ではなく、民族の誇りと
男の友情をテーマにしているのを強く感じたのでそれほど
日本人にとっても不快な内容ではないだろう。
アクションは迫力があり、戦闘シーンはすごいなあと思ったが
その合間合間に感傷的なシーンが挟まれてて、いや、そりゃ
ないだろ・・・とかその間に殺されちゃうよ!と驚くシーンもあり。
あと、ずっと日本として統治されていたのなら、朝鮮系日本人
とは言えども日本語は日本人並みにぺらぺらでなきゃ
いけないとは思うが、チャン・ドンゴンは相当頑張ったとは
思うけど、お世辞にも日本人並みの流暢さとは言えない。
それが残念。それに実際の日韓併合だって日本語教育の
強制と朝鮮語の剥奪をしていたわけだから、朝鮮系日本人
同士が朝鮮語で会話するのが普通に許される状況かな?
独立を叫ぶ武装集団ならいざ知らず、日本人と同様に
働いている朝鮮系日本人が朝鮮語を話せるか?とかね。
不令鮮人(フレイセンジン)とか月霊(ゲツレイ)とか台詞に
当たり前のようにたくさん出てきたけど、発音のまずさや
耳慣れなさで、漢字を見るまではなんのことかわからな
かった。
まあ、そういうありえない設定や細かいところは置いておいて、
私は結構おもしろく観た。
12.僕の彼女を紹介します
- ワーナー・ホーム・ビデオ
- 僕の彼女を紹介します 通常版
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僕の彼女を紹介します
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(WINDTRUCK)
◆監 督◆ クァク・ジェヨン(猟奇的な彼女、ラブストーリー)
◆出 演◆ チョン・ジヒョン(イルマーレ、猟奇的な彼女、4人の食卓・・・)
チャン・ヒョク(火山高、英語完全征服・・・)
◆ジャンル◆ ラブ・ストーリー
◆ストーリー◆
正義感が強く謝ることをしらない警察官のヨ・キョンジン(チョン・ジヒョン)
と心優しい高校教師のコ・ミョンウ(チャン・ヒョク)、ひったくりを捕まえよう
としたミョンウをキョンジンが誤認逮捕したことがきっかけで、二人は恋に
落ちる。
ミョンウは彼女を助けるためなら犯人逮捕の現場まで駆けつけるし、彼女
も彼の高校までお弁当を届けに行ったり、徐々に愛を深めていく二人。
幸せそうな二人だけど、過酷で切ない運命が待ち受けていた・・・。
◆コメント◆
公開は2004年6月。日本では2004年12月。
この映画は、「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督と主演女優のチョン・
ジヒョンが再度組んで作品を作っているとうことでも注目を浴びたが、
そのほかにもいくつか話題を呼んだことがある。
例えば、中国で韓国と同時公開されたり、オリジナルサウンドトラックに
韓国映画で初めて日本語曲、X-JAPANの「Tears」が使われた。
韓国では根強いX-JAPANのフォンがいるから更に人気は上がったこと
だろうが、私は出来れば歌無しの曲だけの方がよかったかなあ。
そして、冒頭のソウルの夜景のシーン。これまでは国防上の理由により
韓国政府から市街の日没後の上空撮影は許可されていなかったそうだが、
スタッフが説得して、初めて撮影許可が下りたのだという。
私もソウルの夜景が大好きで行くと必ず南山(ソウル)タワーに上ったり
夜景の見えるカフェでお茶したりする。
この夜景のシーンにボブ・ディランの名曲「Knockin' on Heaven's Door」
を韓国人歌手Youme(ユミ)がカバーしたものが流れるのだけど、よくマッチ
していてステキ。
この映画の中でのチョン・ジヒョンは前作の「猟奇的な彼女」のキャラクター
とかぶるところがあって、強くて、頑固で、正義感が強くて、でもキュート。
一生懸命全身全霊をかけて愛し、守ろうとする二人。その愛の強さに打たれた。
何度も何度も出てくる彼女の絶叫シーンが切なくて、悲しくて、その度に号泣。
涙なくしては見られない。
11.ラスト・プレゼント
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ラスト・プレゼント / 贈り物
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(Last Present)
◆監 督◆ オ・ギファン(劇画監督デビュー作)
◆出 演◆ イ・ヨンエ(JSA, 春の日はすぎゆく、大長今・・・)
イ・ジョンジェ(イルマーレ、太陽はない、黒水仙・・・)
クォン・ヘヒョ(エンジェル・スノー、チム・・・)
◆ジャンル◆ ラブ・ストーリー
◆ストーリー◆
売れないコメディアン、ヨンギ(イ・ジョンジェ)は、幼い息子を
亡くしたショックから仕事もせずにぶらぶらしている毎日。
しっかり者の妻、ジョンヨン(イ・ヨンエ)とも喧嘩が絶えない。
そんなある日妻が不治の病で余命いくばくもないことを知る。
彼はテレビでの「お笑い王」勝ち抜き戦に出場し、勝ち抜いていく。
◆コメント◆
公開は2001年3月。日本では2002年末~公開。
涙なく観られない映画。
どちらかというと女性より男性うけがいい映画のような気がする。
売れないコメディアンの夫を支えるしっかり者の妻。
口喧嘩が絶えないけど、内心ではお互いのことを想っている二人。
妻は不治の病を隠し、自分のことよりも陰で夫のためにいろいろと
手を尽くす。切ないね~。
妻の病気を知って夫は知らないフリをしつつも、彼女が会いた
がっている子供の頃の友達を探し出そうとしたり・・・
どこまでも気丈な妻。私はあんな風にはなれなさそうだなぁ。
最近(6/11)、日本のテレビドラマで「ラスト・プレゼント 」を
やっていた。夫役は堂本剛、妻は菅野美穂。
不覚にも号泣。ひさびさに本家の韓国版を観たくなったぞ。
10. 殺人の追憶
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殺人の追憶
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(Meomories of Muder)
◆監 督◆ ボン・ジュノ
◆出 演◆ ソン・ガンホ(シュリ、JSA、反則王など)
キム・サンギュン
パク・ヘイル
◆ジャンル◆ 社会
◆ストーリー◆
1986年から1991年までソウル近郊の華城(ファソン)で
10件の連続強姦殺人事件が起きた。
3000人の容疑者が取り調べられたが、未だにその犯人は
つかまっていない・・・。
犯人は被害者の衣服で口をふさぎ、ストッキングで手足を縛り、
強姦殺害し、下着を頭にかぶせて死体を隠す。
地元の刑事パク・トゥマン(ソン・ガンホ)とソウルから来た
刑事ソ・テユン(キム・サンギュン)らは犯人を捕まえようと
必死に捜査するが・・・。
◆コメント◆
2003年公開作品。 日本では2004年3月末公開。
見終わった後、なんともやりきれない思いになった。
今もどこかで犯人は生きているのだろうか・・・。
この映画を観ただろうか・・・。
実話を元にしただけあり、刑事たちの焦りや無念さが
伝わってくる作品。
公式ホームページ には事件のことが詳しく載っているので、興味の
ある方是非はご覧下さい。
9.同い年の家庭教師
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同い年の家庭教師 / トンガンネギ カウェハギ
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◆監 督◆ キム・ギョンヒョン
◆出 演◆ クォン・サンウ(火山高、天国の階段、悲しき恋歌)
キム・ハヌル(ロマンス、Happy Together、ガラスの華)
◆ジャンル◆ コメディー(学校物、ラブコメ)
◆ストーリー◆
大学2年生のスワン(キム・ハヌル)は大学の授業料を払う為に
家庭教師をするが、なかなか長続きしない。
母親から紹介された新しい学生はなんとスワンと同じ年で高校を
2年留年したジフン(クォン・サンウ)だった。勉強する気はないし、
サボるし、生意気なことを言うし、むちゃくちゃ喧嘩強いし、何度も
バイトを止めようと思うスワンだが、授業料のために頑張る。
そんな二人のドタバタラブコメディー?!って感じ。(うまく言えない)
◆コメント◆
2003年の作品。2005年日本公開(2005年6月現在 公開中)
こういう映画嫌いではない。軽いタッチで楽しめる映画なのだけど、
ストーリーは本当に漫画の世界。
でも「モンチャン」俳優として有名なクォン・サンウの鍛えられた体
には思わず「かっこい~!」と思ってしまう。
喧嘩シーンが多いのだけど、これがまたスカッとするくらいボコスカ
やっちゃうのよね。何にも考えずに楽しんで!!!
8.ウララシスターズ
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ウララシスターズ
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『Oollala Sisters』
◆監 督◆ パク・ジェヒョン(銀杏の木のベッド2)
◆出 演◆ イ・ミスク
キム・ウォニ
キム・ミン
キム・ヒョンス
◆ジャンル◆ コメディー
◆ストーリー◆
クラブ「LaLa」を経営する3代目社長のチョ・ウンジャ(イ・ミスク)。
数年前までは流行っていた店も今は閑古鳥。借金も返せず歌手も
無断欠勤、経営に頭を悩ませている。
一方、道を挟んで向いにあるクラブ「NEMO」の経営者のキム・ゴマンは
羽振りがいい。幼い頃からライバル心ムキだしの二人。
新しい歌手ユ・バンヒが来てから「LaLa」は久しぶりの盛況ぶりだったのに、
ゴマンは金の力で引き抜き、「LaLa」の足を引っ張る。
ウンジャと、喧嘩が強いミオク(キム・ウォニ)、音痴なのに歌手志望、口ぱくが
上手いヘヨン(キム・ミン)、病気の父親がいる優しいキョンエ(キム・ヒョンス)
の4人でなんとか「LaLa」を昔のよう立て直そうと策を出し合い奔走する。
そして努力を重ねて究極のダンスグループ「ウララシスターズ」を結成。
対するゴマンは・・・
◆コメント◆
2002年公開作品。日本未公開。
韓国のこの手のコメディーはいかにもコメディーで純粋に娯楽として楽しめる。
出演者のコミカルな演技は勿論面白いけど、4人がウララシスターズを結成
してから出てくる歌とダンス、衣装・・・ショーを見ているみたいでわくわくする。
素人のグループが努力をして自信をつけて輝きながら成長していく姿を見て
いるとハラハラしつつも微笑ましく、応援したくなる。
私は歌もダンスも苦手だけど、この映画を見ていたら踊りたくなっちゃった。
出演者がドラマなどでは見たことある人もいるけど、それほど日本で知られて
いる人たちではないので、日本ではいつ公開されるか分からないけど、でも
公開されたらいいなぁ~。
7.永遠の片想い / 恋愛小説
タイトル: 永遠の片想い
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永遠の片想い / 恋愛小説
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『Lovers' Concerto』
◆監 督◆ イ・ハン(新人))
◆出 演◆ チャ・テヒョン(猟奇的な彼女・・・)
ソン・イェジン(ラブストーリー・・・)
イ・ウンジュ(バンジージャンプをする、ブラザーフッド・・・)
◆ジャンル◆ ラブストーリー
◆ストーリー◆
タクシードライバーのチファンのもとに差出人の名前のない手紙が届く。
中にはメッセージ付きの写真。彼は5年前に出会った仲良し二人組みの
女の子(キョンヒとスイン)を思い出す。
3人は友達として交際をはじめ遊園地に行ったり、映画に行ったり、
旅行に行ったり、楽しく過ごしていたが、キョンヒとチファンが互いに
惹かれあっていた頃、突然彼女達は姿を消し、それっきりになっていた・・・。
◆コメント◆
2002年9月公開作品。日本2004年公開。
ハッピーエンドではないので、幸せな気持ちになれるような映画では
ないけれど、時には楽しく、懐かしく、青春時代や過去の恋なんかを
思い出させてくれる映画。
スインとキョンヒは、とても仲がいい。普通の日本人だったら彼女達の
友情が理解できるかちょっと微妙だけど、韓国では実際に仲のいい同性の
友達っていうのは恋人くらい絆が深い気がする。
映画の後半でいろいろな事情が(本当に予測できなかった)明らかに
なるのだけど、書いてしまうと面白くないので内緒。見てください。
この映画の中に出演しているイ・ウンジュという女優さん、つい先日、
2005年2月18日だったか?自ら命を絶ってしまった。大学を卒業した
ばかり、まだまだこれからが楽しみな実力派女優だったのに・・・
一説には2004年秋の新作「朱紅文字」という映画で大胆なベッドシーンや
肌を露出したことに悩んでいたとも言うけど、真相はどうだろう・・・
ともあれ、私の好きな女優さんだったことに変わりはない。(姉妹校の
後輩にあたるしね)彼女が天国で心安らかに暮らせることを祈りつつ・・・。
公式サイト:http://www.eien-kataomoi.com/
6.オアシス
タイトル: オアシス
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オアシス
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◆監 督◆ イ・チャンドン
◆出 演◆ ソル・ギョング[ジョンドゥン役]
(ペパーミント・キャンディー、シルミド、力道山・・・)
ムン・ソリ[コンジュ役]
(ペパーミント・キャンディー、大統領の理髪師・・・)
◆ジャンル◆ ラブストーリー
◆ストーリー◆
常識どおり生きるのが苦手な心優しい青年ジョンドゥ。
刑務所を出たばかりの彼は、脳性麻痺の女性コンジュと出会い
心惹かれるものを感じる。ふさぎがちだった彼女もジョンドゥに
よって次第に心を開き、二人は自分達だけの世界で純粋な愛を
育んでいく。
しかしそれを理解するものはいなかった。
そして、ある時、事件が起こる・・・。(公式サイトより引用)
http://www.cqn.co.jp/oasis/
◆コメント◆
2002年の作品。日本では2004年2月公開予定。
ヴェネチア映画祭コンペティション部門で、監督賞、
マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞=ムン・ソリ)、
国際批評家連盟賞など数多くの賞を受賞。
この映画のために、ソル・ギョングは18キロ減量したという。
ムン・ソリは約1年間、重度の脳性麻痺の女性と苦楽を共にし、役作りを
したのだという。彼女の体当たりの演技は本当に素晴らしかった。
重度の障害のため話すことも歩くこともままならず、世間の偏見や
偽善の中で生きているコンジュを、初めて理解したのは、前科三犯で
刑務所からでたばかりのジョンドゥンだったのかもしれないなあ。
偏見のないジョンドゥンの優しい心が優しすぎる為に世間からつまはじき
にされることもあるんだろうなあ。
人の為と思ってやっていることでも、意外に人の気持ちを無視した、
偽善だったりすることもあるのかもしれないなあ。
見ていてとても辛い映画だった。誰にも本当の愛を理解してもらえない
んだもんなあ。
もどかしい。けどこれが現実なのかもしれない。二人の世界での二人の
幸せそうな姿。
忘れられない。
見終わった後も気持ちが重いけど、すごく考えさせられる映画だった。