堺第7-3区野鳥調査 12月27日 木曜日 快晴
堺第7-3区とは;
堺市の臨海部にある産業廃棄物処理場で280haある。甲子園の70倍の広さ。
2004年から大阪府、堺市、市民、NPO、企業などが参加して「共生の森」づくりが
進められているところ。
日本野鳥の会大阪支部は堺第7-3区で何をしているか;
この堺第7-3区で大阪では初めてチュウヒの繁殖を確認した。
このため毎月2回鳥類調査を実施しチュウヒ保護のための基礎資料の収集。
チュウヒの生息環境の創生と維持管理。このため伐木の作業を鳥類調査後
実施している。チュウヒの好む草原の環境づくり。
最近のチュヒ繁殖状況 巣立ちヒナ
2006年 2つがいの繁殖確認 ヒナ1
2007年 2つがいがの繁殖行動 ヒナ2
2008年 繁殖行動確認できず
2009年 繁殖行動確認 ヒナ1
2010年 繁殖行動確認できず ヒナ1
2011年 //
2012年 //
2010年よりチュウヒは姿を見せるが繁殖行動は確認できずにいる。
今回観察した野鳥
今回の調査ではチュウヒはシャープの工場近くで飛び、伐木作業中も飛んでいるところを
確認した。ほかの猛禽はミサゴ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、ハイタカ、ノスリを観察した。
レンジャク、ヒガラ、ホオアカ、ヒバリ、モズ、ムクドリ、ハクセキレイ、ジョオビタキ、ウグイス、
ヒヨドリ、ツグミ、シロハラ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオバン、コガモ、ヒドリガモ、マガモ、
カルガモ、ヒドリガモ、ハシボソガラス、ハシブトガラス等観察した。
夕刻にコミミズクの飛ぶのを期待して待っていたが出現せず。
しかし、快晴であったので西に沈む夕日が格別綺麗であった。
N 丘より 関電 南港火力発電所 水蒸気 盛大なタヌキの溜めフン
シャープの堺プラント J丘より 風車
J丘で調査 T 調整池 ここでチュウヒ繁殖した
ミサゴが高く高く飛ぶ
カワラヒワ
ヒヨドリ
レンジャクが出ているとは聞いていたがここ堺第7-3区で出会うとは
近くのトウネズミモチの実を食べていた
キレンジャクはいなかった
冠羽があってカラフルでなんか個性的な鳥だ、昨年は姿を見せなかった。
キレンジャクはユーラシアや北米に分布する。ヒレンジャクは極東にだけ分布する。
大阪支部の会員で堺第7-3区の調査に参加したい方は支部事務所に連絡していただくか、
知り合いの幹事さんにご相談ください。調査日、集合場所を連絡します。
昼行灯みたいな支部長ですが、幹事さんや会員さんのサポートで今年もなんとか務めることが
できました。有難うございました。
ブログもたくさんの方に見ていただき喜んでいます。
2013年度もよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください!!