幹部育成の話し

テーマ:

先日、久しぶりにブログを更新したところ元サイバーの後輩から「次はこのテーマについて書いて欲しい」とリクエストをもらったので書いてみます。


テーマは経営者や事業責任者から見た「幹部社員の育成と抜擢のタイミングについて」です。


彼が仕事でそういう状況に直面しているのか、ただ考えてるテーマなのかは分かりませんが、少しでも参考になればと。


まず、大前提として、新卒や若手の育成などと違い、幹部と呼ばれるポジションに上がってくる人を「育成する」という考えには違和感を感じます。


それは、いわゆる技術や知識を教える(与える)ことが育成ならそれだけで育つものではないと思うからです


では幹部社員が育つために何が必要か?それは「環境」と「責任」と「人格形成」の3つだと個人的に考えています。


追い込まれて追い込まれて「やるしかない!」みたいな環境と、「これで失敗したら全て自分のせいだ」「自分の後ろには誰もいない」という責任、この二つがセットで降りかかりそれを乗り越えた時、大きく成長する。幹部社員はそういう経験から育っていくものだと思います。


そして、もう一つ、大事なのが人格です。


それは、いくら実力があるとか結果を出したという人でも、人格が伴わない人を組織の上に据えてしまうと本当の意味で「強い組織を作る」ことには繋がらないからです。


能力や成果と違って人格というのは、目に見えて分かりやすいものではないですが、中長期で組織の発展を考えてるのであれば、決して軽視してはいけないことなんだと思います。


一方、抜擢のタイミングですが、これは難しくて育成以上に計画通りにコントロール出来るようなものではないと思っています。


例えば、今の責任者が抜けることになった、とか、事業が大きく成果を出して勢いがあって周囲に対しても説得力がある、とか、幹部への道はそういうタイミングがあって開けるものだからです。


仮に「早く抜擢してあげたいな」と思っていたとしても、タイミングではないなら、グッとこらえることも上の人間には必要だと思います。


最後に、これは日高さんが昔言ってたことですが、幹部に育てたいと思う人間がいる時は「子供扱いしない」ことです。


例えば、言い方に気を遣ったり、共有する話しを選んだり、仕事で最終的な責任を取らせていないうちはまだ子供扱いしているのと同じだと。


自分が一人前に扱ってこそ、相手にも、追い込まれる環境と、責任や人格に対する自覚が芽生えるものだということを忘れてはいけないと思います。


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