インク

パーム油の話

パーム油(PalmOil)産業の大まかな流れは、
1.農園
2.搾油工場
3.精製工場
4.製品の販売メーカー
5.小売店
6.ユーザー
となっています。


1.2.農園・搾油工場サイドから見れば搾油したパーム原油(CrudePalmOil:CPO)を売る場合、クアラルンプールの先物取引所での価格を見ながら現物取引の価格を交渉したり、契約栽培で向こう10年間の取引量と最低価格を定めたりといろいろです。 パーム農園は、パームの実の劣化が進まないように24時間以内の搾油処理が必要になるため、搾油工場を中心に囲む形で広がっています。搾油工場に近いところは搾油工場を持つ企業が直接所有している農園で、外側に行くと搾油工場に取れた実を持ち込んで買い取ってもらう小規模農園(家族でやっていることも多い)になります。

3.4.は、通常同一の会社または3.が4.の関連会社・子会社であることが多いです。イメージしやすい会社としては、花王やライオンなどの工業用に利用している会社でしょうか?P&Gなどもそうですね。食用油の方が多いのですが、日常生活からイメージしやすいのは工業用に利用している会社ではないでしょうか。
実際は7~8割が食用油として利用されています。

バイオディーゼル(biodiesel)を作るためには3.の精製処理が必要です。ですが、バイオディーゼル(biodiesel)専用の精製処理をしていては採算が難しいの現状です。この問題を解決するには知恵が必要なのですが、ここから先は一応企業秘密!!にしておきます。

と言うことで、1ヶ月ほど前にある日本の大手インク会社からパームメチルエステル(パーム原料のバイディーゼル・PalmBiodiesel)が欲しい旨の問い合わせをいただきましたので、なんとなくパーム油の話をちょっと書いてみました。

補足:会社のパンフレットや名刺などでSOY INKって印刷されているのを良く見ますよね?これは大豆メチルエステルをインクの溶剤として使っています。同じようにパームメチルエステルを溶剤として試してみたいようでした。マレーシアでは新聞用の印刷インクでパームメチルエステルを使っているものがあるようです。
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