• 29 Jul
    • オンラインロマンス詐欺の心理学(9)

      元の論文はこちら。The Psychology of theOnline Dating RomanceScamオンラインロマンス詐欺の心理学Principal Investigator: Professor Monica Whitty (University of Leicester)Co-investigator: Dr. Tom Buchanan (University of Westminster)Report compiled: April, 2012警察当局、オンラインデートサイト運営会社、司法側、医療関係者へのアドバイスオンラインデートサイトの運営会社この種の犯罪を防ぐため、利用者がサイトの利用を始める前にこれらの犯罪について完全に理解しているべきです。この調査で知ったのは、詐欺被害にあったサイトを被害者は使わなくなるが、オンラインデートサイトをまったく使わなくなるわけではないということです。被害者たちは詐欺師からお金を求められる段階に入る前に十分に用心深くあるべきです。サイトに誰でもアクセスできる形で情報が提供されているべきです。もし相手が一か月以内に実際に会うつもりがないのであれば、ほかの本当に会える人に切り替えるべきであると被害者たちが告げられるべきです。そして絶対に送金するなと警告されているべきです。警察当局被害者たちは弱い立場にいるものとして扱われるべきです。これは、すぐにでも医療関係のスペシャリストのサポートを受けられるようにすることも含みます。(特に被害者が事実を知った後自殺を試みようとした場合は特にです。) 家族や親族からのさぽーちが十分に受けられない被害者に関しても、医療関係のスペシャリストを被害者に紹介するべきです。被害の第二の波: ​警察当局と医療関係のスペシャリストは、被害者が詐欺被害にあっていたという事実を知らされた後、しばしば否認の状態に入ってしまうことを留意すべきです。それによって被害の第二の波をこうむる危険性が潜んでいます。被害者たちを否認の状態から少しでも早く抜け出せるようにする必要があります。被害者たちはこの後起きると思われる潜在的な被害の第二の波について教育される必要があります。転移効果: 警察当局側は、被害者が架空の恋人への愛情を捜査官のほうへ移転する可能性がありうることも知っておくべきです。異性愛の被害者には同性の警察官が事実を得るようにすればよいでしょう。司法側これらの被害者たちが受けた性的虐待と心理的外傷を考えると、行政側は被害者が法廷で証言する場合に被害者をどのように扱うかを再検討する必要があるでしょう。被害者が影響力の大きい交際関係と性的虐待を受けた経験の後で、法廷で犯罪者と対面する場合、さらにトラウマを経験するでしょう。法廷で証言するようなことは、被害者にとって非常に威圧的で心的外傷につながることになり、彼らを非常に傷つきやすい状態にして、法廷を台無しにしてしまう可能性すらあります。陪審員は証人の自身の有無に依存する傾向があり、この種の犯罪の被害者は法廷で犯人と対面する際にほぼ間違いなく自信を失う可能性があります。(Penrod & Cutler, 1995)多くの国では弱い立場の、もしくは怯えている証人のために特別処置を施し、彼らによる証拠を可能な方法で提供できるようにできます。これはビデオ回線による証拠の提出や、録画された証拠の提出、証人席の周囲を囲む、裁判官や弁護士のガウンやかつらを外す、証拠をプライベートで提出する、コミュニケーションの補助を使う、仲介者を通しての審問などが含まれます。医療関係者:この犯罪に関する知識とその心理学的影響の理解: 多くの被害者たちはこの種の犯罪や心理的なトラウマについてカウンセラーがほとんど助けにならなかったと報告しています。家族や友人からのサポートの欠如: これらの被害者は家族や友人からの伝統的な援助が期待できないことを考慮すべきです。二重の打撃: カウンセリングは金銭的なロスへのケアだけではなく、それと同じくらい打撃を受けた交際相手のロスについても扱うべきです。被害の第二の波: 被害者はしばしば否認の状態になり、被害の第二の波から守られる必要があることも覚えておくべきです。以前の交際での虐待と精神的な病気の問題: 医療機関側は多くの被害者が以前の交際関係での虐待や精神的な病気の問題を抱えていることを知っておくべきです。彼らの状態は犯罪の被害者になる危険性にさらされています。そしてそれらの問題は過去に彼らが助けを求めていない場合が多いのです。

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  • 28 Jul
    • オンラインロマンス詐欺の心理学(8)

      元の論文はこちら。The Psychology of theOnline Dating RomanceScamオンラインロマンス詐欺の心理学Principal Investigator: Professor Monica Whitty (University of Leicester)Co-investigator: Dr. Tom Buchanan (University of Westminster)Report compiled: April, 2012研究3 被害者へのインタビュー3~5時間を費やして20人の詐欺被害者に対してインタビューを実施。被害者の「生きた経験」を聞いて解釈的現象学的分析を適用。20人の回答者は:13人の異性愛の女性ー金銭的被害を受けている1人の異性愛の女性ー金銭的被害を受けていない2人の異性愛の男性ー金銭的被害を受けている1人の異性愛の男性ー金銭的被害を受けていない2人の同性愛の男性ー金銭的被害を受けている1人の同性愛の男性ー金銭的被害を受けていないリスク要素回答者たちは詐欺被害を受ける前の心理的な状態について詳しく述べた。ニュートラル状態: ほとんどの被害者は詐欺被害を受ける前はほぼニュートラルな状態だったと説明している。幸福: 被害者の幾人かは詐欺被害を受ける前は非常に幸福で、新しい伴侶を見つけることにワクワクしていた。孤独: 何人かの被害者は詐欺被害にあう前は非常に寂しかったという。ある女性の被害者はこのように語った:「私はとても弱い状態でした。私は孤独でした。Xと別れてからずっと彼氏がいなくて、そのXは本気でではありませんでした。おそらく、まともな交際が終わってから11年くらいです。」不幸で不安定: 被害前は幸福だったという被害者がいる一方で、不幸で意気消沈していて、不安で不安定な状態だったと述べている被害者もいる。インタビューアー: 彼とやり取りを始める前のあなたの心理的状態はいかがでしたか?被害者: とても不安定でした。インタビューアー: 不安定ですか?被害者: 幸福ではない。インタビュアー: 全く幸福でなかったのですね。なぜですか?被害者: ええと、私には家族が誰もいませんでした。精神的な健康の問題: 男性被害者の何人かは以前より対人恐怖やうつ病などの精神的な健康の問題をかかえていました。交際相手による虐待: 多くの詐欺被害者の女性は言葉や身体的なひどい虐待を以前の交際相手から受けていました。そしてそれはいつも最初の恋愛関係からでした。「最初は私は交際を求めていましたが、最後には金の壺を追い求めていました」説得のテクニック研究2で報告されたものとほぼ同じような結果が見いだされた。プロフィール: 犯人のプロフィールは相手を探す人たちが魅力的に感じるステレオタイプ的な特徴を含んでいた。男性には(同性愛者も含む)、被害者たちには後に裸の写真が送られてきていた。信頼: 情報通信技術を駆使して信頼が構築されていた。ハイパーパーソナルな関係(濃密な関係):被害者と詐欺師の間の濃密な関係も同様に見いだされた。被害者たちはその偽の人物との関係を今までのどんな交際関係よりも親密に感じたと述べている。無条件の肯定的な見方: Rogerian 療法と同様に、詐欺師は無条件の肯定的な見方を用いて被害者と親密になっている。被害者は自分は詐欺師から非難されていないと感じ、なんでも自分のことを打ち明けてくれることができるのだと感じる。詐欺師の説得のテクニックのモデル: 研究2で展開したSPTモデルを裏付けることができた。権威のある人物:架空の権威者、例えば外交官、法律家、医者、警察官などを使って被害者を説得する。ほかの登場人物との関係: 架空の恋人以外に、何人かの被害者はストーリー展開の中でほかの登場人物との親しい関係も生まれていた。(それらの登場人物も架空のもので、すべて同一人物が演じている可能性がある。)動機の変化―愛から金へ:時として被害者の動機が架空の恋人と結婚することよりも、約束されているお金を手に入れることに移行することがある。(従来のナイジェリアの手紙詐欺とよく似ている。)経路: 同じ経路のパターンがこの研究でも見いだされた。ある被害者たちは詐欺被害に関して「精神的なレイプ」をされたと感じたという。被害のあとの心理的な影響、感情的・心理的な状態: すべての回答者は詐欺被害でマイナスの影響があったという。被害者たちは恥、羞恥心、ショック、怒り、心配、ストレス、おそれ、絶望感、自殺願望、PTSD等の感情的な影響を受けていた。彼らの何人かは精神的なレイプをされたと感じた。被害者: まるで身体的に性的な暴力を受けたような。そんな感じなのです。インタビューアー: はい、聞いたことがあります。被害者: そう、精神的にレイプされたのです。彼らは私の脳とすべてをむしりとったのですから。被害者の周囲の人々: 一部の被害者たちは家族や友人からのサポートを得ているが、そうではない被害者もいる。ほとんどの被害者は親族や友人からバカだと言われ、怒られ、そして経済的損失を理由に憤慨された。(例えば子供たちが相続財産を失ってしまったなど)被害者: 家族に言えなかった理由がもう一つあります。この先彼らに残せるものは何もありません。彼らにその権利もない。インタビューアー:あなたは本当にご家族を失望させたと思いますか?被害者:そうですね。彼らは私のことを怒っています。インタビューアー:なぜそう感じるのですか?被害者: 彼らは私の子供たちです。そして彼らの相続分がなくなった。インタビューアー:だからご家族に言えないのですね?被害者:(泣き出す)心的外傷を受けるようなことが起きて自責をする人、例えばレイプや虐待の被害を受けた人は心的外傷をなかなか克服できない。(Arat, 1992年)この調査では、詐欺被害者は自分を責め、概して家族は自分のこの状態を変える助けを差し伸べてくれなかったと述べる。二重の打撃:被害者は金銭的損失と関係の喪失の両方で心的外傷を負う。ある被害者たちにとっては、交際相手の喪失がより破壊的なものだった。インタビューアー: それじゃあ、このことであなたはかなり憤慨したのではないですか? あなたはどんな気持ちになりましたか?被害者: ただ泣きました。泣くことしか考えられませんでした。一週間泣き続けて悲しくなりました。そして立ち上がって、また泣き始めました。この男性は私のソウルメイトだったのです。とても深い関係の。たった一つの、本当の恋愛関係でした。関係を断つことの難しさインタビューアー: 彼女との交際関係を何らかの形で懐かしく思ったことがありますか?被害者: はい、そうです。もちろん。インタビューアー: 彼が本当は男だったということがわかってもですか?被害者: はい。インタビューアー: それではあなたがどう感じたのかもう少し詳しく教えていただけますか?被害者: 僕は明らかに腹を立てていました。でも作り物の相手であっても、僕はある意味、彼女をいとおしく思うのです。偽物と本物の分離: 被害者たちにとって詐欺に騙されたと知った後でさえ、本物の犯罪者の姿を視覚化することが難しい。被害者: 今となっては意味をなさないですが、その時点で私は詐欺だと気づいていました。でも彼が本物ではないとは信じていませんでした。なぜなら … 本当に説明するのが難しいです。一年間この男性と一緒でした、この写真を家の中において。彼と長い時間話をしていたのです。朝起きたら突然彼が詐欺師で偽物だったと告げられて、どうやってそこから抜けられますか? 気持ちは変わらないのです。気持ちは逃げてゆかない。そしてそれは…残念ながら…残るのです。誰もそれを理解してくれないので、私はとても悩みました。今でも、誰もそのことは理解してくれません。私の姉は全く理解してくれません。「相手は現実じゃなかったって分かっているのに、何でそんなこと感じるの?」と言われました。このことでカウンセラーと決裂しました。 私を洗脳し、体にあるすべての感情を引き集めて、方向転換をさせようとして、「残念ながらこれらすべてはゴミの山だったんですよ」と言ったのです。でも、それはなくならないんです。そんなやり方ではだめなんです…。インタビューアー: では本物の詐欺師について今はどう思うのですか?被害者: 本当に混乱させられるのです。彼が偽物とわかる前と同じように私は座って彼からのメールを読んでいて、彼が偽物と分かった後でもナイジェリア人がインターネットカフェに座っている姿など見えませんでした。「彼」の姿が見えました。すべてを知った後でもです。インタビューアー: 詐欺についてわかって、詐欺師たちの写真を見て知っていてもですか?被害者: そうです。「彼」がこれらを書いて、これらの言葉を電話で語って。わかっていてもです。それが、皆に理解してもらえないのです。これらのメールの言葉は彼からのものです、本当はそうでないけれど。私はナイジェリア人が座っている姿をぼんやりと思い浮かべることはできます。6人のうちの一人で、彼は覚えておくべきことのリストを持っていて等。わかっているけれど、でもこのメールは…。性的虐待: 詐欺行為の最後のほうで、何人かの被害者たちは性的な虐待を受けた。被害者たちは服を脱ぎ、ウェブカメラの前で性的な行為をするように要求された。これは後で脅しに使用される。悲嘆の段階: 騙されたと気づいた後、Kubler-Rossの悲嘆過程ー否認、取引、怒り、抑うつ、受容ーの間を揺れ動く。否認の状態は再び詐欺被害に遭う危険性がある。転移効果: 詐欺被害者たちに詐欺に騙されているのだという事実を知らせる際に、警察側は言うまでもなく被害者の気持ちを理解して話をきいてやるべきである。しかしこの研究の結果では、警察側の感情移入に対して被害者側は警察側の意図を勘違いしていたことが分かった。被害たちはしばしば偽の人物との関係で感じた愛を警察側に移し替えていた。克服する方法: インタビューした被害者のだれもがこの犯罪のあと完全な回復はしていなかった。彼らの克服するための方法は:考えを書き綴ること、詐欺被害について注意喚起すること、そして新しい生活に対して肯定的な見方をするようにすることなどだった。この研究報告の部分を読んでいて気が付いたことがあります。ロマンス詐欺の被害者はなかなか相手を断ち切れない。たとえブロックして相手とコミュニケーションをとらなくなったとしても、依然として彼らにとっての相手はなりすました白人の紳士や美女なのです。それを打ち砕こうとしてこういう写真掲載する私って、陰湿ですかね??? 

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  • 25 Jul
    • オンラインロマンス詐欺の心理学(5)

      元の論文はこちら。The Psychology of theOnline Dating RomanceScamオンラインロマンス詐欺の心理学Principal Investigator: Professor Monica Whitty (University of Leicester)Co-investigator: Dr. Tom Buchanan (University of Westminster)Report compiled: April, 2012研究2:インターネット上の被害者の経験についての分析インターネット上のサポートグループに投稿された200件の投稿から、被害者の経験をサイトのモデレーターの許可を受けて無作為にダウンロード。投稿は50人の金銭的に被害を受けた被害者の男女、および50人の金銭的被害を受けていない被害者の男女から集めた。リスク要因孤独: 5%の被害者は被害にあう前から孤独だった。ある男性の被害者によると「僕は一人で、孤独で悲しく、イライラしていた。そして時々意気消沈していた」やもめ: 6%の被害者は配偶者に先立たれていると述べていた。信じやすくてナイーブ: 5%の被害者は被害を受けた原因は自分が人を信じやすくてナイーブだからだと考えている。交際相手からの虐待の経験: 7%の被害者は以前交際相手から虐待を受けていた経験がある。ある女性の被害者はこういう。「私は前夫から29年間ひどい虐待を受けていました」惚れやすい: 16%は犯罪者に最初の数週間で恋に落ちてしまったという。ある男性の被害者はこう語る。「彼女が僕を愛してくれて、僕に結婚してほしいと言ってきた。だから僕らは最初の数週間で長期的な交際関係について話をするようになった」密度の濃い恋愛というのは通常初期の段階にみられるものではない。最初は遊び的なものから始まるものである。(Hammock &Richardson 2011年) 最初の段階から被害者が強いフィーリングを持っているおとから、多くの被害者たちは恋をしたいと強く願っていて、詐欺被害を受けやすい状態になっている。

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  • 24 Jul
    • オンラインロマンス詐欺の心理学(4)

      元の論文はこちら。The Psychology of theOnline Dating RomanceScamオンラインロマンス詐欺の心理学Principal Investigator: Professor Monica Whitty (University of Leicester)Co-investigator: Dr. Tom Buchanan (University of Westminster)Report compiled: April, 2012調査対象になった人々は年齢、性別、最終学歴などのデモグラフィーと、孤独度・恋愛に関する信念・刺激追及などの度合いに関するアンケートの質問に答えてもらった。回答者はオンラインデートサイトおよびロマンス詐欺サポートサイトから。研究1A オンラインデートサイト :大手デートサイトから796人の回答者年齢による有意差は見られなかった。女性よりも男性のほうが被害者になる可能性が高い。男性が被害者になる可能性はゲイでもヘテロでも変わりがない。唯一仮説が当てはまったのがロマンチックな考え方が強い人ほど詐欺被害を受けやすいということである。特に相手に理想を抱いている人はリスクが高い。研究1B 被害者支援サイトから397人の回答者被害を受けていない人、お金をだまし取られた被害者、被害を受けたがお金を取られていない被害者に分類。唯一仮説が当てはまったのがロマンチックな考え方が強い人ほど詐欺被害を受けやすいということである。特に相手に理想を抱いている人はリスクが高い。平均して被害を受けていない人(平均年齢=48.05; 標準偏差=12.13) は被害を受けてお金を失った被害者(平均年齢=53.06歳, 標準偏差=9.03) と、お金を取られていない被害者(平均年齢=52.38歳、標準偏差=9.68)に比べて若い。被害の受けやすさの度合いは男女差が見られなかった。金銭面の被害を受けた被害者とそうでない被害者の比較1Bの研究において、お金を失った被害者と失っていない被害者の比較を行った。お金を失っていない被害者とは、詐欺師に騙されたが途中で詐欺と気づいて金銭を失っていない被害者のこと。この比較の結果、ロマンチックな考え方が強い人ほど金銭的な被害を受ける傾向にあることがわかった。研究1C 複合的な分析1A, 1Bの詐欺被害を受けた人からの結果からさらに最終的な解析を行った。両サンプルの被害者を合わせた。感情的な苦痛1から7のスケールで感情的な苦痛を報告してもらた。1が全くない、7が非常に長い期間にわたって非常に苦痛を味わっている。金銭的被害を受けていない被害者の感情的な苦痛に関しても検証。孤独さ: より孤独な人がより強い感情的影響を受ける。神経質で感情的に不安定な人はより強い影響を受ける。性別では女性がより影響を受けやすい。グラフ:金銭的被害を受けていない詐欺被害者の感情的影響(1が全くない、7が長期にわたってひどく苦痛を感じている)お金を失った被害者は、お金を失っていない被害者に比べて顕著な苦痛を訴えている。とはいえ、金銭的被害を受けていない被害者も深刻な影響を受けている。金銭的被害を受けていない被害者も高いレベルの感情的な影響を受けている。金銭的被害と感情的影響には相関性がみられる。男性より女性のほうが多くお金を失っている。女性のほうが男性より感情的影響が大きい。神経質な男性は感情的に安定した男性に比べてより苦痛を訴えている。

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  • 23 Jul
    • オンラインロマンス詐欺の心理学(3)

      元の論文はこちら。The Psychology of theOnline Dating RomanceScamオンラインロマンス詐欺の心理学Principal Investigator: Professor Monica Whitty (University of Leicester)Co-investigator: Dr. Tom Buchanan (University of Westminster)Report compiled: April, 2012詐欺被害の第二の波詐欺被害者が第二の波を経験することはよくある。(たとえ容疑者が拘束されたとしても、これは組織犯罪のため、継続が可能。) 第二の波は交際相手が詐欺だったことに被害者が気づいて、犯人側も被害者が詐欺に気付いたと悟った後に引き起こされる。この段階では詐欺師は別の方法で被害者をだまそうとする。例えば;犯人は警察を装い、詐欺の犯人を捕らえたので、だまし取られたお金を取り返せるといってくる。犯人は被害者にコンタクトをとり、自分が詐欺を働いたことを認める。そして、その間に本当に恋に落ちてしまったと告白し、さらに被害者にお金を要求する。犯人は銀行のマネージャーを装い、被害者の恋人が空港に来てくれなかったのは恋人が実はなくなったからだと告げる。そして葬式の金を求める。研究1 オンラインロマンス詐欺被害者のタイプについてこの研究はオンラインロマンス詐欺の被害に遭いやすい人の心理学的な特徴の類型を考案するものである。マスマーケティング詐欺の被害にあう人々の心理学的な特徴はあまり知られていない。オンラインロマンス詐欺の被害者に関しては猶更である。詐欺や恋愛に関する論文から6つの仮説を立てた。この研究における仮説:仮説1 ロマンス詐欺被害者はほかのオンラインデートサイトユーザーに比べて孤独度が高い。仮説2 ロマンス詐欺の被害者は被害を受けないオンラインデートサイトユーザーに比べてより外向的である。仮説3 ロマンス詐欺の被害者は被害を受けないオンラインデートサイトユーザーに比べて人づきあいが良い。仮説4 ロマンス詐欺の被害者は被害を受けないオンラインデートサイトユーザーに比べて神経過敏ではない。仮説5 ロマンス詐欺被害者はほかのオンラインデートサイトユーザーに比べて恋愛に対する信念が高い。仮説6 ロマンス詐欺被害者はほかのオンラインデートサイトユーザーに比べて刺激追及のスコアが高い。さて、仮設通りの結果が出たのでしょうか? 続きは次回。

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  • 21 Jul
    • オンラインロマンス詐欺の心理学(1)

      英国のLeicester大学の研究報告があるんですね。元の論文はこちら。The Psychology of theOnline Dating RomanceScamオンラインロマンス詐欺の心理学Principal Investigator: Professor Monica Whitty (University of Leicester)Co-investigator: Dr. Tom Buchanan (University of Westminster)Report compiled: April, 2012Whitty教授が1年かけて研究した報告の概要は以下の通り。研究の目的被害者になる険性の高い人の心理的特性を把握する。オンラインロマンス詐欺で被害者が騙されやすい説得力のあるテクニックを検証する。オンラインロマンス詐欺の被害者への心理的影響を調べる。研究1では、詐欺に騙される危険性の高い人のタイプを検証し、結果として「相手に高い理想を抱いているロマンティックな考え方が強い人」が被害に遭う可能性が大きいということがわかったそうです。この種の犯罪に関する統計結果に反して、中年女性が被害にあいやすいというわけではないとのこと。研究2では、上にあげた3つの主な目的の検証。協力を得たサポートグループの掲示板に投稿されていた200の投稿内容を調査したものです。一部の被害者たちは、以前付き合っていた相手から虐待を受けていたそうです。偽プロフィールは相手を探す人にとって理想的なステレオタイプの内容が書かれていて、詐欺師たちは情報機器を駆使した「ハイパーパーソナルな関係(きわめて密度の高い関係)」を構築します。詐欺師たちの「説得力のある成功したテクニックのモデル」の説明、そして被害者に対する心理学的なインパクトも報告しています。研究3では、被害者への詳しいインタビューを行い、その内容を検証したものです。女性被害者たちの多くは年若い頃に虐待を受けた経験があり、男性被害者の何人かは精神的な問題の経歴を持っていたとのこと。さらに「詐欺師の説得力のある成功したテクニックのモデル」を裏付ける調査も行われています。また、犯罪者によって示された無条件の肯定的な見方によって被害者が引き込まれてしまうことも分かった。被害者たちは金銭的損失と交際関係の損失という二重の打撃を受けていました。騙されたことに気付いた後でさえ相手との交際関係を断ち切り、相手が現実ではないことを認めるのが被害者たちには難しい。被害者たちは悲嘆にくれる段階を通り越し、受け入れがたい状況を認めない場合は第二の詐欺被害にさらされる。この報告書はオンラインデートサイトや法的機関、公共政策立案者、医療関係者などへのアドバうすで締めくくっています。オンラインデートサイトはサイトではっきりと詐欺に関する情報を提供すべき。ほかの人々は、被害者が非常の弱い立場にあり、事実を知らされた被害者には特別なケアが必要であるなど。

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被害額4500万円! 国際ロマンス詐欺の卑劣な手口 impress QuickBooks



新川てるえさんの新刊、日本語で書かれた国際ロマンス詐欺に関する本です。実際の被害者の方のインタビュー、被害に遭ったらどうすべきか等の情報が書かれています。是非ご覧ください。





"Hello Sweaty”, romancescam.comのスタッフによる著書。ナイジェリア詐欺師のおかしなメールを集めたものです。著者の一人、Frumpy氏は知り合いなので、許可をもらって和訳することも不可能ではないですが、原文の面白さを楽しむには原書が良いです。ぜひご一読ください!



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Linda

性別:
女性
自己紹介:
スカイプで異常な量のコンタクト要求が来て困ったのでそこあたりの話書いてます。

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