FBI IC3のインターネット犯罪に関するレポート2014年版には年齢層及び男女別の「信用詐欺および恋愛詐欺」の被害に関する統計がありました。

 

この報告を見ると、被害総額でいうと40歳以上の女性の被害総額がダントツに大きい。

 

 

さらに、年齢層を細かく分けた統計を見てみましょう。そうすると20代ではインターネット犯罪の被害件数が男性のほうが多いのが、30代以上では女性のほうが多くなり、被害総額でみると50代がトップ。そして、件数でいうと40代・50代の女性が多いのに対して、被害総額を件数で割ると実は60代以上の女性の一人当たりの被害額が非常に大きいのです。

 

 

40代女性一人当たりの被害額      1万5千ドル
50代女性一人当たりの被害額       2万1千ドル
60代以上の性の一人当たりの被害額  2万7千ドル

 

つまり、ネットにおける恋愛詐欺(および信用詐欺)は40代以上の中高年女性を狙ったものが多く、そして年齢が高くなるにつれ一人当たりの被害額が大きくなる。

 

男性の被害件数及び被害額が女性に対して少ないですが、男性の被害額に関しては私の経験的観測とも一致する部分があります。つまり、男性を狙ったロマンス詐欺は最初は少額から始まる。

 

「女の子」の飲食代やノートや教科書を買うお金をおねだりされて総額2万円程度だったら、国際詐欺に引っかかったとは誰も思わない。

 

詐欺だと気付く前に、したたかな「女性」に見切りをつけるのが早ければ数百ドルの被害額で済んでいるわけです。

 

また、女を装ったなりすまし詐欺師に騙されたなんて恥ずかしくて泣き寝入りということもあるでしょう。だから、「男はこんなロマンス詐欺などにはだまされないのだよ」などとは考えないほうが良いでしょう。

 

 

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2015年のFBIによるインターネット犯罪に関するレポートによると、もちろんFBIのIC3に寄せられるレポートなので米国がダントツトップになります。80%が米国からのレポート。

 

2015年のレポートは国別の細かい順位は見当たりませんでしたが、2014年の報告によると日本はIC3に寄せられた報告数が32位。

 

これがどれくらいの位置づけになるのかというと、2014年の報告では

1    米国   246,620    91.54%
2    カナダ    4,074    1.51%
3    英国   2,103    0.78%
32  日本      162    0.06%

被害総額が第一位の米国で$672,080,323。日本は被害総額ではランキングが18位で$1,941,273、0.24%。これはもちろんFBIのIC3に報告がなされたケースの数字ですので、本当はこれ以上の数字になっている可能性はあります。

 

 

もちろん、IC3に日本人が報告したところで、犯人逮捕につながるわけではないのですが、報告をすることは無駄ではありません。このような報告に国別の被害件数と被害総額がリストされているということは、この数字が大きくなればなるほど日本での被害についても問題視されるようになってくるでしょう。国際オンライン詐欺の被害を受けられた方、どうか泣き寝入りなさらずに、IC3 https://www.ic3.gov/に報告なさってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

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