【ご質問】ネットで知り合った男性が詐欺師だとわかりました。この詐欺師は2012年から大量なプロフィールをサイトに掲載されています。しかし、全て名前・国籍・出生地・年齢・所在地が異なる。先日、写真の持ち主と言われた者がフェースブックで見つけましたが、写真は数枚しかなかったです。何故か持ち主の写真・動画が継続に詐欺師達は入手できますか?

 

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【ご回答】

ご自身で見つけたフェースブックも本物かどうか、という疑問もあります。最近のなりすましのフェースブック詐欺師は、友達が相当数あり、タイムラインも一見活発に見えるものも少なくありません。とはいえ、見つけたものが本当に本人のフェースブックであると仮定してご回答します。

 

 

写真を過去に詐欺に使われた人の場合、特にすでに2,3年以上経過しているならば、SNSで何度も詐欺被害者からのアプローチを受けます。ある被害者は、自分の「恋人」だと思ってやってくる。ある被害者は「金返せ」と言ってくる。ある被害者は「あなたの写真が詐欺に使われてました」と教えてあげようと思ってくる。写真の本人は、もう詐欺被害者からのコンタクトはうんざりと思うでしょう。(だからこそSNSやめてしまった写真盗用被害者の方もおられます。例えばUweさんとかJohn MageauさんはSNSやっていないそうです。だから彼らの写真が出てきたら100%詐欺師のなりすまし、たとえご本人の名前使っていても信じてはいけない。

 

そして、自分の写真が流出していることを知っているなら、今更遅いけれどもSNSのセキュリティを強化するでしょう。そうすると、「友達」以外は写真やビデオを見られなくなります。結果として、写真が少ない、タイムラインで公開されている内容も少ない、友達も見えないという状態になる。数年前にSNSで平気で公開していた盗まれた大量の写真やビデオは詐欺師が使いたい放題に使い、たくさん悪用される一方で、本物が晒している写真は少なくなる。

 

被害者の方(金銭的被害がない方も含む)には、相手の詐欺師とのやりとりはごく最近のことになりますね。そうすると、大量の写真がすでに流出しているとしても、「本人のSNSの写真が少ない」「詐欺師がたくさん写真を使っている」「どうやって継続的に写真を入手しているのか?」という疑問が出てくる。

 

写真盗用被害者の方が写真を隠しても、その人の写真を盗むことに意義があると詐欺師が考えるなら、最新の写真を入手することもあるかもしれません。例えば、無害な個人のふりして写真の人の友達になる。コメントもいいねもなにもしないし、メッセージも送らない。目的は写真を盗むことですから。ですから、詐欺師が継続的に最新の写真を手に入れているとしたら、そのような方法も考えられます。

 

インターネットで電子メディアで提供された写真というのは簡単にコピーして自分のパソコンのハードディスクやスマホのアルバムに入れてしまうことができます。ですから、写真の源を確保してしまえば、写真盗用犯人は簡単に他人の写真を使えてしまうのです。

 

以下は写真がよく盗用されている人々の写真です。これらの写真をフェースブックで見かけたらほとんどの場合詐欺師のなりすましでしょう。

 

 

 

 

 

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現実社会において、付き合っていた彼氏が自分が既婚だということを隠していたのが、携帯や彼の持ち物からわかった、どうしたらいいのかなどといった相談がインターネットの相談サイトに時々載せられていますね。さらにはそういう男性に気付いた女性が、男性の奥さんにまでコンタクトとってしまおうとするなんて話もあるようです。

 

さて、ロマンス詐欺の被害者の方がSNSでたまたまネットでしか知らないけどとても愛している相手と同じ写真を使っている人物を見つけたとします。名前も名字だけ同じだったり、あるいは名前の一部のスペルが違うだけだったり。

 

その見つけた同じ写真の人物は、既婚のようです。奥さんと幸せそうに一緒に写っている写真があります。

 

一方、付き合っている相手の男性は、数年前に不貞の妻と離婚。今は子供を親戚に預けて戦地に任命されていると聞いている。

 

そしてロマンス詐欺被害者の方は、相手の男性にSNSで見つけたアカウントのことを確認すると、そのSNSのアカウントは古いもので、一緒に写っている女性の写真というのは不貞を働いた元妻なのだと説明してくれます。

 

そして、なりすましの詐欺師の男性をとても愛している詐欺被害者は、彼の言うことを信じたいと思う。

 

しかし一方で、誰かから「彼の写真が詐欺情報サイトに掲載されている」「写真は明らかに盗用だ」などと友人知人か、見ず知らずのネットの警告者から指摘を受けて、被害者側では何か疑いの種を持ち始めているかもしれません。

 

本当にまだ奥さんと一緒にいるのか、奥さんと一緒の写真撮っている人物が本当に自分がやり取りしていた人物ではなくて、写真の本物の人なのか、自分で確かめたいと思うかもしれません。

 

本当はやってほしくないのですが、本当にコンタクトとってしまう被害者の方おられると聞いて、これはまずいのではと思いました。

 

Romancescam.comには、詐欺に使われた写真の本人やその家族からのコメントを載せるフォーラムがあります。そこにこんなことが書かれていました。

 

写真を詐欺師に盗用された、本物の写真の持ち主からのメッセージ

『私の妻が電話を受けましたが、電話には出ませんでした。そのあと、私を見つけ出そうとしている女性からテキストメッセージが届きました。私の妻が何とかしてくれるだろうとでも思っているようでした。

 

プロフィールでは、「私」が「男やもめ」ということになっているようです。

 

リクエストしてくるのが、自分の王子さまを探し出したと思い込んでいる愛に狂った女性たちでなければと切に思います。私の妻が何とか機転を利かせてくれて、その電話の件は何とかおさまりました。以来、私はヨーロッパの女性からのフェースブックのリクエストに警戒するようにしています。なぜなら彼女たちは、私が彼女たちの相手ではないということを全く理解していなくて、軍部に連絡すると脅して来たり、私の母にまで電話してきたからです。彼女たちの幾人かはブロックしました。いちばん迷惑なのは、頭のおかしな女性たちが裸の写真を私のタイムラインに投稿してくることです。そういうものはプライベートメッセージで送るべきでしょう。

 

お願いですから詐欺師のメッセージや電話をすべてブロックすることに力を尽くしてください。』

 

この方は奥さんの協力が得られたのでまだよかったです。しかし身に覚えのない恋愛関係について言及されても、写真のご本人は困ってしまう。まず詐欺に全く関係ないわけですし。そして、何人もの詐欺被害者からしつこくコンタクトを受けている写真盗用被害者は、詐欺被害者からのコンタクトはうんざりしているのです。

 

 

 

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Stuart Jamesさんの写真はかなり沢山詐欺に使われますが、ご本人は既婚です。ネットで恋人募集中なんてことはありません。

 

 

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先日ある被害者の方が「彼とは連絡を絶ちます」と伺い、よかったなと思ったのですが、フェースブックである詐欺師アカウントとの交際フラグが立っていました。私はブロックされているので確認のしようがありませんが、女性はその方と他のアジア系女性しかそのなりすまし軍人の友達になっていないです。結局写真の人の奥さんとは連絡がつかず、詐欺師を信じることになったのでしょうか。悲しいですね。その後のその方の人生については、私には責任はありません。十分ご注意しました。

 

 

 

 

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3.予期すべき事柄~詐欺被害者からのアプローチ

 

アフリカン詐欺師によって騙されている詐欺被害者にとって、写真の人が自分の恋人や特別なお友達なわけです。あなたの写真が盗用されているとしたら、その写真を毎日眺め、その写真を使っている相手とチャットをし、あなたの顔をした相手に会うことを切望しているのです。

 

何らかの理由であなたのSNSを詐欺被害者が見つけてしまった場合、様々な理由で詐欺被害者の方がアプローチしてきます。また、あなたにコンタクトできないとなると、お友達の誰かにコンタクト取ってくるかもしれません。

 

あなたのことを恋人だと信じている詐欺被害者の方があなたにコンタクト取ってくる。或いは、お金をだまし取った犯人だと信じて怒りのコンタクトを取ってくる。

 

例えば、プロフィールに電話番号が書いてあるなら、電話さえしてくるかもしれません。電話に出たのが奥さんで、詐欺被害者の方はあなたが愛しい恋人だと思っている…。事情を知らない奥さんは困惑するどころではないですよね。

 

セキュリティ強化の手段として、プロフィールや自分のホームページなどから電話番号や住所、メールアドレスなどの個人情報を載せないようにするなら、ある程度詐欺被害者に探される可能性は防げます。

 

詐欺被害者からコンタクトを受けたら、自分はその詐欺被害者とコンタクト取っていた人物ではないことを伝え、自分が写真盗用被害者であること、そして写真盗用は自分で制御できないことを伝えます。また、自分は家族と一緒で幸福であること、自分の写真を使って誰かと交際したいという人がいたらそれはすべてなりすましのはずだということを伝えてください。しつこい詐欺被害者はブロックしてコンタクト出来なくする。

 

ピンク音符ピンク音符むらさき音符 

 

具体的写真盗用被害者の方々がどんな困った状況になっているかというと、Romancescam.comから少し拾い読みしてみると;

  • 詐欺被害者が彼の名前を探して電話番号を調べて両親の家に真夜中に電話をかけてきた。
  • 詐欺被害者が職場に電話をしてきた。
  • 詐欺被害者から写真盗用被害者およびその親にメールが来て困ったと本人の奥さんが報告。
  • フェースブックで100人以上の女性からコンタクトがあり、詐欺について言及された。ある女性からは愛を告白された。その人は私が彼女とやり取りをしていた男だと信じている。
  • 詐欺被害者がメールしてきたりフェースブックでリクエストしてきたり夜中に電話してきたり、家を訪ねてきてドアをノックしたり。家族にも迷惑かけた。
  • 詐欺被害者が毎日のようにコンタクト取ってくるので、家を3回引っ越した。今は有線電話も持たないことにした。何も悪いことをしていないのに被害者の家族からお金を返せと責められる。
  • 夫と私は出会いサイトで私の夫と出会ったという何人もの女性からコンタクトを受けた。
  • フェースブックで何人もの人からコンタクトを受けたが、その人たちは私がその同じ人物かどうかを知りたかったようだった。
  • 私は妻に説明しなければならなかった。私の写真が犯罪者たちに使われ続けていることを。…プロフィールをロックして、検索不可能にしなければならなかった。問題は、誰かが私の妻に私の成りすましのプロフィールについて知らせ、それが私ではないということをその人たちが信じてくれなかったということにある。妻は私がそれらのプロフィールを作っていないことを信じてくれているが、他の人たちは信じようとしないのだ。

  • 何年か前フェースブックを始めた時はフェースブックをビジネスにも使っていたのですべて公開にしていた。…今はフェースブックをロックしてあるが、それでも少なくとも週に一度は私の偽プロフィールの人物とコンタクト取っていたという人に出くわす。

 

ブロックするのが可能なメッセンジャーで話をするくらいならともかく、詐欺被害者が電話かけてきたり家に押しかけてきたりなんていうことが起きると、本当に困りますよね。

 

そして、家族や友人が、出会い系サイトに掲載された自分の写真のプロフィールが自分ではないことを信じてくれないと、本当に辛いことになります。

 

家族と友人の理解、そしてSNSのセキュリティの強化は本当に必要です。写真が一度流出したら、止めるのは不可能ですから。

 

 

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2.予期すべきこと…自分の写真が詐欺情報サイトに!

 

詐欺被害を受けた方々には、基本的なアドバイスとして写真を含めた情報を詐欺情報掲載サイトに載せることを勧めています。ということは、あなたの写真を使った成りすましの情報も、同じようなことになります。

 

各サイトによって方針が異なりますが、

  • 『写真は全て盗用ということが前提で写真の本人が詐欺師だとは言っていません』という趣旨のことを述べて、被害者の方の写真検索精度もよくするために何もウォーターマークを入れないで掲載するサイトがあります。
  • 一方で、写真の方が詐欺師ではないということに配慮し、『写真が詐欺師による盗用である』ということをウォーターマークで入れているサイトがあります。

自分の写真が詐欺情報掲載サイトに載ったら、不愉快極まりないですが、ほとんどの場合削除してもらうことは不可能です。

 

だからこそ、ご家族やご友人からの良い理解を得る必要があります。誰かが写真検索して詐欺情報サイトにあなたの写真があることを見つけた時に、サイトで取りざたされている問題とは無関係であると堂々と説明できるでしょう。

 

 

サイトによっては、盗用写真のご本人やご家族、関係者からのフィードバックを集めている会議室があります。写真は削除してくれませんが、自分の意見をサイトのアドミニストレータに送ることは可能です。

 

 

 

日系人の写真と思われる盗用写真。

 

 

ナイジェリアやガーナの詐欺師が成りすますのは、英国や米国の白人が多いですが、最近はフェースブックやGoogle+でアジア人の写真の盗用も見かけます。

 

日本人や韓国人や台湾人の男性の写真を使い、『もともとは日本(または韓国、台湾)出身だが、子供のころからアメリカかイギリスに住んでいて親の国の言葉が話せない』などと言います。アプローチの仕方は白人を装う詐欺師とほとんど同じです。

 

東洋人の写真の場合、男性の写真が多いように思えます。東洋人の若い女性の写真は国内のなりすまし詐欺や、有料サイトへの誘導みたいなのが多いですね。若い男性の写真も有料サイト誘導系でしょうか。

 

東洋人の写真を使った瀕死の未亡人詐欺は、私はまだお目にかかっていませんが、日本人の病床の中高年女性の写真が使われることも将来あるかもしれません。また、瀕死の未亡人は必ずしも病床の写真ばかりではなく、上品なご婦人の写真も見かけますので、同じような雰囲気のアジアの中高年女性の写真も使われるようになるかもしれません。

 

ビジネスウーマン風の写真の『瀕死の未亡人』

以前は病床の女性の写真でした。

 

自分の写真が盗用されたらどうしますか? この記事は国際詐欺に盗用されることを前提に書いていますが、おそらく国内のなりすましに関する対応にも応用できるでしょう。

 

写真盗用被害を受けた方には何の過失もありません。堂々としていればよいのですが、それでも不愉快なことは起こりえます。

 

1.するべきこと

  • 最初にすべきこととして、家族と親しい友達に自分の写真が外国の犯罪者に盗用されてしまったことを伝えることです。これは、次に続く記事で言及する、これから先予想できる状況に備えるためです。写真盗用被害者には過失は何もないのですから堂々とご家族やご友人に伝える。また、写真が出会い系に使われた場合に生じる誤解も避けられます。
  • 自分のSNSのアカウントのセキュリティレベルを上げて、これ以上の写真の流出を防ぐ。可能なら、SNSのアカウントを閉じて、プロフィールを花や動物などの写真を使った新しいアカウントを作成し、パブリックに見える写真に人の入ったものを公開しないようにセキュリティを設定する。自分のSNSのプライバシー設定の強化をする。
  • 友達や家族のSNSのセキュリティレベルも可能な限り上げてもらうようにお願いする。あなたのSNSだけプライバシー設定の強化をしても、家族や友達があなたの写真を曝していたら、プライバシー強化の意味があませんね。また、不必要なタグ付けをしないようにお願いするなど。
  • セキュリティ設定を変えずに自分が本物ですと堂々とSNSを続けるのもひとつの方法です。本物と偽物は、コメントや「いいね」の数、写真の数やタイムラインの内容が差が大きい。但し、写真が盗られ続けることや、詐欺被害者からのコンタクトなど不愉快なことも起きます。
 

2.する権利があること

  • SNSや出会い系サイトの運営側に写真盗用者のアカウントを通報する。すぐに削除ということはないかもしれません。数か月かかる場合もあります。また、明らかになりすましであるにも関わらず『コミュニティ規定に違反しない』と判断されてしまう場合もあります。しかし、写真のご本人として通報する権利は当然あります。成りすましの犯罪者はまた別のアカウントをすぐに作成してしまうので、完全な撲滅は不可能ですが、相手のアカウントが削除されれば多少の気持ちの面で良いかと思います。

 

3.避けるべきこと

  • 写真盗用者にコンタクト: 流出してしまった写真の盗用を止めることはほとんど不可能です。何処にいるのか何人いるのかわからない相手にコンタクト取って写真を使わないようにと説得するのはまず無理ですし、詐欺師に交換条件を突きつけられてお金を取られるといった危険もあるかもしれません。絶対に写真を盗用している犯人にコンタクトとって交渉しようとするべきではありません。話せばわかる相手なら人の写真を盗用しません。黙ってSNSや出会い系サイトに通報がベスト。
 

 

詐欺師に盗用された台湾人男性の写真。